<まずはこの記事から!>文章力を飛躍的に上げる! タイプ別・文章力向上テクニック集

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上げる, 文章力

 文章力に自信がない。思いあたる方も多いかもしれません。文章力がないために、文章をスラスラと書けなかったり、伝えるべきことが伝わらなかったり、あるいは誤解をまねいてしまったり。それでは本末転倒です。

 文章力がないと、人生のさまざまなシーンで損をしてしまいます。好きなひとへのラブレターから、小学校の読書感想文、大学のレポート、定期試験や資格試験、昇任・昇格試験などの論文、企画書をはじめとするビジネス文書まで。すべてにおいて、文章力が問われます。

 では、どうすれば文章力が身につくのでしょうか。また、いまよりも文章力をあげるにはどうすればいいのか。そこで今回は、文章力を飛躍的上げる、タイプ別・文章力向上テクニックについてご紹介いたします。


なぜ、日本人は文章力がないのか

 本題に入るまえに、なぜ日本人に文章力がないのかについて、簡単にふれておきます。その理由は、英語力が身につかないのと同様だと思います。「小中高大、約10年以上、英語を学んできたけれど、一向に話せるようにも聞けるようにもならない」。わたしもそうです。

 では、なぜ英語力が身についていないのか。学校教育における英語学習が、“コミュニケーションとしての英語”ではなく、“学問としての英語”だからだと思います。学問であることを優先しているために、本来の目的であるコミュニケーションがないがしろにされている。

 文章力についても同様です。国語という教科は、文章をふくめたコミュニケーションとしての日本語学習というよりも、“学問としての日本語学”を追求しているようにしか思えません。だからこそ、実地で試そうと思っても、どうすればいいのかわからないのです。

 つまり、多くの日本人に文章力がないのは、コミュニケーションとしての文章の書き方を学んでいないためだと思います。ですので、みなさんのせいではありません。一部の文章力がある方というのは、本を読むなどして、みずから学んだ人たちです。

文章力を構成する3つの要素

 そもそも、文章力とはなんでしょうか。文章力は次の3つの要素から成り立ちます。

1.文章の内容

 1つめは、“文章の内容”です。文章の内容として考慮するべきなのは、「意味のとりやすさ」「わかりやすさ」「論理性」です。書く文章の性質、読者ターゲット、掲載媒体などに応じて、適切に言葉を選び、文章をつむぐ必要があります。

 たとえばビジネス文書であれば、問題に対する現状分析と解決策、その理由と客観的な根拠を論理的に記載するべきです。必要に応じて、専門用語を使ってもいいでしょう。

※参考:論理的な文章が書ける! 昇格試験・昇進試験の書き方と基本テクニック(ひな型・テンプレート付き)

 一方、ラブレターであれば、より情熱的に、いかに相手のことを想っているかを感情ベースで伝えるべきです。むずかしい言葉は使わず、素直な気持ちをストレートに表現したほうが効果的なことも多いです。専門用語や難解な漢字など不要です。

※参考:想いを届ける『手紙』の文章7つのポイント

2.文章のリズム

 2つめは、“文章のリズム”です。文体や文調とも言います。わかりやすいところでは、「です・ます調」と「だ・である調」があります。

 本記事は「です・ます調」で書いています。特徴としては、親しみやすく、やわらかい印象を読者に与えることができます。小説、エッセイ、ホームページ、ブログなど、幅広いシーンで活用されている文体です。

 一方、こちらの記事などは「だ・である調」で書かれています。厳格な印象を与えるとともに、内容を強く主張したい場合には効果的です。論文やレポートなどは、基本的にすべて「だ・である調」で書くこととされています。

 そのほかにも、一文の長さや改行のタイミング、書き出しの工夫、構成など、文章のリズムを左右する要素はたくさんあります。

※参考:「一文一意」で文章をシンプルにどこで改行すればいいのかわからない! 改行のルールとコツ書き出しを工夫して読ませる文章を書く文章は構成で8割きまる

3.文章の見た目

 3つめは、“文章の見た目”です。デザイン性、あるいは視認性と言い換えてもいいと思います。読者にとってどれだけ見やすい文章であるか、ということが重要となります。

 たとえば、漢字の比率。漢字の比率が高い文章は一般的に「黒い」と呼ばれ、読者に対して難解で固い印象を与えます。一方で、ひらがなが多い文章は「白い」とされ、やさしく稚拙な印象となります。

 論文、レポートなどは、多少、黒い文章でも問題ありません。むしろ好まれる場合もあると思います。ただ、エッセイやブログの文章など、フレンドリーな内容にしたい場合には白いほうがいいでしょう。

 バランスを重視したい場合には、漢字の割合は全体の2~3割ほどが最適です。改行についても2~3文ごとに行うなど、少し多めにしておいたほうが視認性は高くなります。また、見出しを配置したり、1字下げをするなどの工夫も効果的です。

※参考:見出しで文章を読みやすくする

タイプ別・文章力向上テクニック

 次に、より具体的な内容として、タイプごとの文章力向上テクニックをご紹介します。

ビジネス文書

 企画書や報告書などのビジネス文書において大切なのは、「論理性」です。論理性とはつまり、筋道がはっきりしているということ。具体的には、結論・理由・根拠の3つを適切に示します。

 結論は、実現可能性があり、問題解決につながること。理由は、根拠と結論とをスムーズにむすぶ潤滑油になっていること。そして根拠は、第三者の視点を考慮した客観的なものになっていること。それらのポイントを意識して文章をつくります。

※参考:上司や取引先から評価されたい!おさえておきたいビジネス文書の基本まとめ(役割・特徴・種類)

論文・レポート

 論理性が求められるという点においては、論文やレポートも同様です。結論・理由・根拠という3つの要素は、並び替えを経て「、序論・本論・結論」などの言葉におきかえられることもあります。

 とくに論文の場合には、主張の新規性、独自性、明確性が問われます。いくら論理的な文章であっても、社会に周知されていることを主張しては意味がありません。斬新で、オリジナリティのあるものが求められます。

※参考(別サイト):プロが教えるレポート・論文の書き方

小説

 小説で発揮できる文章力としては、文章のリズムが挙げられます。短い文章をリズミカルにむすびつけて読者を引き込む作家もいれば、一文一文、しっかりと読ませる作家もいます。好みはそれぞれありますが、大切なのは、基本を踏襲した独自性です。

 また、内容に関して言えば、「描写力」「観察力」「想像力」が重要なのはとうぜんです。その他、推理小説などの場合には、「プロット(物語の筋)」も問われます。文学であれば、背景となる素養も必要です。

※参考:「一文一意」で文章をシンプルに本当の教養が身につく108冊をすべてご紹介します!|『ビジネスに効く最強の「読書」』

エッセイ

 比較的みじかめの文章で読者をひきつけるエッセイには、高度なテクニックが要求されます。当たり障りのない文章では、読まれることもなく、そもそも興味すらもってもらえないためです。

 ポイントは、自分の「読みたい」と他人の「読みたい」とを近づけること。そして、最終的に「へぇーっ!」と言わせることができれば、印象的な読後感を残すことができます。

※参考:読者から学んだ「読まれる」エッセイの書き方『エッセイ脳―800字から始まる文章読本』岸本 葉子

手紙

 手紙文に関しては、理性よりも感情に訴えかけたほうが、好ましい結果を生む可能性が高いとです。それだけに、手紙文は目的施行が強い文章だと言えます。

 どれほど立派な文章を書いたとしても、書き手の意図することが読み手に伝わり、最終的に望むような行動を促すことができなければ、手紙は失敗となってしまいます。だからこそ、あいての感情を動かすことが大切です。

※参考:想いを届ける『手紙』の文章7つのポイント

読書感想文

 学生のころ、読書感想文に悩まされたことがある方は多いことと思います。作文も同様です。原因は「自由に書いていい」と言われてきたため。しかし、読書感想文には、ちゃんとした書き方があります。

 ポイントは、「本を読んで学んだこと」と「自分の体験」をむすびつけ、「将来の展望」を語ること。そのうえで、一般論ではなく、独自の感想を述べられれば、高い評価を得られる可能性が高まります。

※参考:プロが教える読書感想文の書き方

Web文章(ブログ・ホームページ)

 パンフレット的な役割を果たすホームページではなく、より広く知ってもらうためのメディアやブログの場合、いかに拡散してもらえるかが重要となります。いわゆる“バズ”です。

 意図的にバズを狙うのはカンタンなことではありませんが、方法論はいくつかあります。ターゲットを絞り、刺さるコピー(タイトル)をつくり、適時・適切な方法で配信すること。効果測定をしたうえで、PDCAサイクルを回すことが大切です。

※参考:【保存版】バズる文章が書ける! 面白い文章の書き方“12個”のエッセンス

オウンドメディア

 オウンドメディアとは、企業や団体が独自で運営しているメディアのことです。社内のノウハウや役に立つ情報を積極的に公開することで顧客をファン化させることが目的です。

 オウンドメディアにおける文章のポイントは、主に「ユーザーの悩み」です。いくらオリジナルの情報を配信しても、それが顧客にとって役立つものでなければ意味がありません。だからこそ、ユーザーの悩みにフォーカスすることが求められます。

※参考:中小企業・個人事業主がオウンドメディア運営を成功させるためのたった1つの方法広告が高い! 効果がでない! 情報が氾濫している時代に最適な「コンテンツマーケティング」と「オウンドメディア運用」とは

まとめ

 残念ながら、文章力は一朝一夕では身につきません。日々の努力が必要です。つねに努力し、研鑽し、改善につぐ改善をくり返す。そのようにして初めて、文章力というものがつくのだと思います。

 ただし、“文章力があるように見せる”ことは可能です。本記事で紹介したのは、まさに、そのためのテクニックです。そして、他人から「文章力があるね」と思われるようになると、やる気もわいてくるものです。

 文章力をつけるために努力が必要ならば、まず、自発的に努力しようという気持ちになること。そのためのきっかけとして、本記事の内容がお役に立てれば幸いです。

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