文書の説得力を高めるために、活用するべきなのは「データ」であり「数字」です。数字が盛り込まれている文章というのは、それだけで説得力があると判断されやすくなります。
たとえば、記事のタイトルで比較してみましょう。次の2つのタイトルでは、どちらがより興味をそそられるでしょうか。
- 「売上をあげる方法」
- 「上位4%の営業マンが行っている、3ヶ月で2.4倍の売上をあげる方法」
明らかに後者です。その理由は、数値データが盛り込まれているので、よりリアリティが高いと判断されるためです。
そこで今回は、第一生命経済研究所主席エコノミストである永濱利廣氏の著書『エコノミストが実践するどんな相手も納得させるレポート作成術 』を参考に、誰でも利用できるデータサイトをご紹介します。
ぜひ、データ収集に役立ててください。
無料で使えるデータベース
無料で活用できるデータベースを中心に、一部、有料データベースも掲載しています。
政府統計
・総務省統計局
http://www.stat.go.jp/
日本の統計情報がまとまっている総務省のサイト。
・e-Stat
https://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/eStatTopPortal.do
政府統計の総合窓口として、統計データを収集しているサイト。
・白書
http://www.kantei.go.jp/jp/hakusyo/
日本の白書が一覧できる首相官邸のページ。
・e-Gov
http://www.e-gov.go.jp/
法令検索や行政手続案内検索ができるサイト。
・気象庁
http://www.jma.go.jp/jma/index.html
天気や地震などの情報がまとまっている気象庁のサイト。
・時事ドットコム・グラフィック図解
http://www.jiji.com/jc/graphics
さまざまな分野の情報をグラフで掲載しているサイト。図解の参考に。
商工業
・商工業統計調査
http://www.jiji.com/jc/graphics
商業に関する情報がまとまっている経済産業省のサイト。
・工業統計調査
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/kougyo/
工業に関する情報がまとまっている経済産業省のサイト。
・生産動態統計
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/seidou/
鉱工業に関する情報がまとまっている経済産業省のサイト。
・サービス産業動向調査
http://www.stat.go.jp/data/mssi/
サービス産業に関する情報がまとまっている総務省のサイト。
海外ビジネス
・JETRO(ジェトロ)
https://www.jetro.go.jp/
海外のビジネス情報がまとまっているサイト。
・JICA(ジャイカ)
http://www.jica.go.jp/
現地の状況を知るために役立つサイト。
・世界の統計
http://www.stat.go.jp/data/sekai/
世界各国の情報を掲載しているサイト。
・世界経済のネタ帳(オススメ!)
http://ecodb.net/
世界200カ国の経済データが掲載されているサイト。著作権フリーのグラフも取得できる。
業界情報
・FIDELI業界ナビ
http://industry.fideli.com/
業界についての情報がまとまっているサイト。
・業界ナビ
https://job.rikunabi.com/2017/contents/industry/
リクルートの就活用サイト。
・会社四季報業界地図
http://store.toyokeizai.net/s/info/2016gyoukai/
業界についてまとまっている書籍。
・Yahoo!ファイナンス
http://finance.yahoo.co.jp/
マーケット情報が網羅されているYahoo!のサイト。
・EDINET
http://disclosure.edinet-fsa.go.jp/
有価証券報告書等に開示書類が閲覧できる金融庁のサイト。
図書館
・国立国会図書館
http://www.ndl.go.jp/
日本国内で出版されたすべての出版物を収集・保存している図書館。
・東京都立図書館
http://www.library.metro.tokyo.jp/
蔵書数は国内の公立図書館で最大級。中央と多摩に2箇所。
・大宅壮一文庫
http://www.oya-bunko.or.jp/
日本有数の雑誌図書館。入館やコピーは有料。
・ジェトロ・ビジネスライブラリー
https://www.jetro.go.jp/lib/
国際ビジネスの専門図書館。だれでも利用できる。
都内の大型書店
・丸善丸の内店
http://honto.jp/store/detail_1572000_14HB310.html
・ジュンク堂池袋店
http://honto.jp/store/detail_1570019_14HB320.html?extSiteId=junkudo&cid=eu_hb_jtoh_0411
・紀伊国屋新宿本店
https://www.kinokuniya.co.jp/c/store/Shinjuku-Main-Store/
・八重洲ブックセンター
http://www.yaesu-book.co.jp/access/
・ブックオフ秋葉原店
http://www.bookoff.co.jp/shop/shop20396.html
東京都立中央図書館と大阪府立図書館で利用できるデータベース
・日経テレコン21
日経4紙や企業情報から検索、プリントアウト可能。
・Mpac
マーケティング情報のデータベース。
・eol
総合企業情報のデータベース。
・ELNET ELDB
全国新聞、雑誌のデータベース。
・マガジンプラス
主要雑誌記事が検索できるデータベース。
・WHO PLUS
外国人を含む60万人以上を検索できる人物データベース。
・Web OYA-bunko
大宅壮一文庫の雑誌記事検索ができるデータベース。
有料データベース
ビジネス
・日経テレコン
http://telecom.nikkei.co.jp/
日本経済新聞社が提供する総合データベース。
・G-serch
http://db.g-search.or.jp/
日本最大級のビジネス総合データベース。
・SPEEDA
https://www.uzabase.com/speeda/
世界180カ国の企業データを有するデータベース。
人物
・日経WHO’S WHO
http://t21help.nikkei.co.jp/reference/cat397/whos-who-1.html
日経テレコンの人事データベース。
・職員録
http://www.npb.go.jp/ja/books/hourei_shokuin.html
立法、行政、司法などの役職者と氏名のデータベース。
・商工リサーチ経営者情報
http://db.g-search.or.jp/comp/QTSK.html
東京商工リサーチが保有する企業経営者のデータベース。
・D-VISION NET
https://www.d-vision.ne.jp/
ダイヤモンド社が提供する企業情報のデータベース。
企業情報
・会社四季報オンライン
https://shikiho.jp/
会社情報の総合データベース。
・日経会社情報
http://www.nikkei.com/markets/company/top/
上場企業情報データベース。
・COSMOS NET
https://www.tdb.co.jp/lineup/cnet/
帝国データバンクの会員制データベース。
・tsr-van2
http://www.tsr-net.co.jp/service/product/tsr_van2/
東京商工リサーチの会員データベース。
まとめ
適切な情報を収集し、活用することによって、説得力のある文章を書くことができます。数値データに関しては、ぜひ、各種データサイトを利用しましょう。
また、収集したデータをもとに、取材を進めることも可能です。さらに、データを加工することによって、それぞれのシーンで有効活用してみましょう。
参考
青春出版社 (2016-01-07)
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コメント
[…] ては、政府や各機関が公表している統計データをチェックすることをオススメします。こちらの記事に、使えるサイトをまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。数字を使う […]
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[…] また、定量データについては、政府や各機関が公表している統計データをチェックすることをオススメします。こちらの記事に、使えるサイトをまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。数値データを盛り込めば、レポートの質も高まります。 […]