文章中における「漢字とひらがなのベストバランス」について解説しています。
なぜ漢字とひらがなのバランスを意識するべきなのか?
漢字とひらがなのバランスを意識すると、文章の視認性が高まります。漢字だらけの文章は、読者に「難しい」「読みにくい」という印象を与えてしまう可能性があるのです。とくにパソコンやスマートフォンで作成した文章は、漢字の比率が高くなりがちなので注意が必要です。
漢字とひらがなを使った具体例
A(改善前)
今日は天気が良かったので洗濯物を干すことに。すると、偶然隣の奥さんとベランダ越しに鉢合わせ、暫し歓談。人との繋がりは大事だと気付かされました。又会いたいな。
→漢字が多く、文章全体が難しく感じます。また、漢字が連続している箇所があり、文意をスムーズに理解できません。
B(改善後)
きょうは天気がよかったので洗濯物を干すことに。すると、となりの奥さんとベランダ越しにばったり。しばらくおしゃべり。ひととのつながりは大事だと気づかされました。また会いたいな。
→文章のニュアンスを考慮し、漢字をかなにひらきました。さらに、難しい言葉はなるべく使わないようにし、アットホームな雰囲気を意識しています。
漢字とひらがなの黄金比
漢字をひらがなに変換することを「ひらく」と言います。このひらきを効果的に行えるようになれば、文章の視認性は高まります。反対に、難解な漢字を使いすぎると、文章全体が素人っぽくなってしまう可能性があるので気をつけましょう。
漢字とひらがなの黄金比は「3:7」程度とされています。あとは、文章のコンセプト(テーマ、想定読者、伝えたいことなど)によって、適時、調整しましょう。
漢字とひらがなのバランスは臨機応変に
漢字とひらがなのバランスを考える際には、その文章を掲載する「媒体」も意識しましょう。書籍、雑誌、WEBサイト、SNSなどによって、それぞれの性質(読者層、トンマナ)は異なります。大切なのは、媒体に適した漢字とひらがなのバランスを考えることです。
コメント
[…] い)」「致します(いたします)」などですね。間違いではありませんが、視認性を高めるにはひらくことをオススメします。詳しくは漢字とひらがなのベストバランスをご覧ください。 […]
[…] い)」「致します(いたします)」などですね。間違いではありませんが、視認性を高めるにはひらくことをオススメします。詳しくは漢字とひらがなのベストバランスをご覧ください。 […]