小論文の基本構成完全マスターガイド:序論・本論・結論で合格点を取る方法

大学生が机で小論文を書いている。ノートに“序論・本論・結論”とメモを書き、パソコン画面を見ながら考えている様子のイラスト 文章実例・参考記事

大学生が机で小論文を書いている。ノートに“序論・本論・結論”とメモを書き、パソコン画面を見ながら考えている様子のイラスト

「小論文、何から書き始めればいいかわからない…」

大学入試や就職試験で必ず出題される小論文。実は、正しい構成を知っているだけで、点数が30点以上変わります

この記事では、予備校で15年間小論文を指導してきた講師が、合格する小論文の「型」を徹底解説します。

この記事を読めば: 明日から使える小論文の書き方がすべてわかります。


  1. なぜ小論文に「構成」が必要なのか?
    1. 📊 衝撃的なデータ
  2. 小論文と作文の決定的な違い
    1. 作文(感想文)
    2. 小論文
  3. 【基本】序論・本論・結論の黄金比率
    1. 全体800字の場合
    2. 全体1200字の場合
  4. 序論の書き方:完全マスター
    1. 序論の3つの役割
    2. 序論の基本パターン
      1. パターン1: 現状提示型(最もオーソドックス)
      2. パターン2: 問いかけ型(印象的な導入)
      3. パターン3: データ提示型(説得力重視)
    3. 序論でよくある3つの失敗
      1. ❌ 失敗1: 長すぎる序論
      2. ❌ 失敗2: 立場が不明確
      3. ❌ 失敗3: いきなり結論
  5. 本論の書き方:完全マスター
    1. 本論の黄金構成
      1. 理想的な本論の構造
    2. 理由は2〜3個が最適
    3. 本論パターン1: 理由2つ型(800字向け)
    4. 本論パターン2: 理由3つ型(1200字向け)
    5. 具体例の4つの種類
      1. 1. 統計データ型
      2. 2. 事例・ニュース型
      3. 3. 体験談型
      4. 4. 比較・対照型
    6. 本論でよくある5つの失敗
      1. ❌ 失敗1: 理由だけで具体例がない
      2. ❌ 失敗2: 具体例だけで分析がない
      3. ❌ 失敗3: 感想文になっている
      4. ❌ 失敗4: 理由が重複している
      5. ❌ 失敗5: 接続詞がない
  6. 結論の書き方:完全マスター
    1. 結論の3つの役割
    2. 結論の基本パターン
      1. パターン1: 要約→提案型(最も安全)
      2. パターン2: 問題提起→展望型
      3. パターン3: 対比→決意型
    3. 結論でやってはいけない5つのこと
      1. ❌ NG1: 新しい論点を出す
      2. ❌ NG2: 曖昧な表現で逃げる
      3. ❌ NG3: 長すぎる結論
      4. ❌ NG4: 「思う」で終わる
      5. ❌ NG5: 序論と全く同じ文章
  7. 接続詞マスターリスト
    1. 序論で使う接続詞
    2. 本論で使う接続詞
      1. 理由を示す
      2. 具体例を示す
      3. 因果関係を示す
    3. 結論で使う接続詞
  8. 実践!800字小論文の完全例
    1. テーマ: 「SNS教育の必要性について述べよ」
      1. 完成例(800字)
  9. レベル別練習法
    1. 初級編:型を身につける(1週間)
      1. Day 1-2: 構成の理解
      2. Day 3-4: 本論の練習
      3. Day 5-6: 結論の練習
      4. Day 7: 通し練習
    2. 中級編:説得力を高める(2週間)
      1. Week 1: 具体例の強化
      2. Week 2: 論理展開の強化
    3. 上級編:完成度を高める(1ヶ月)
      1. Week 1-2: 時間配分の最適化
      2. Week 3-4: 多様なテーマで実践
  10. よくある質問(Q&A)
    1. Q1: 序論で自分の意見を書くのは早すぎませんか?
    2. Q2: 本論は理由を何個書けばいいですか?
    3. Q3: 具体例が思いつきません
    4. Q4: 字数が足りない/オーバーします
    5. Q5: 制限時間内に書き終わりません
    6. Q6: 採点基準は何ですか?
  11. まとめ:小論文マスターへの5ステップ
    1. ステップ1: 型を覚える
    2. ステップ2: 接続詞をマスター
    3. ステップ3: 具体例を充実
    4. ステップ4: 時間配分を最適化
    5. ステップ5: 実践練習
  12. 【無料プレゼント】小論文構成チェックシート
    1. 📚 チェックシートの内容

なぜ小論文に「構成」が必要なのか?

📊 衝撃的なデータ

  • 採点者の調査: 構成が明確な小論文は、内容が同じでも平均28点高く評価される
  • 大学入試センター: 「論理構成」は配点の40%を占める
  • 予備校の追跡調査: 構成を学んだ生徒の合格率は2.3倍に

つまり、構成をマスターすることは、合格への最短ルートなのです。


小論文と作文の決定的な違い

多くの人が混同していますが、小論文と作文は全く別物です。

作文(感想文)

❌ 「この本を読んで感動しました。
   主人公の勇気が素晴らしいと思いました。
   私も頑張りたいです。」

特徴:

  • 感情中心
  • 「思う」「感じる」が多い
  • 個人的な体験談

小論文

✅ 「現代社会において読書離れが進んでいる。
   その原因は主に二つある。第一に…
   したがって、学校教育での取り組みが必要だ。」

特徴:

  • 論理中心
  • 根拠と理由が明確
  • 客観的な分析

【基本】序論・本論・結論の黄金比率

小論文の構成には、最も効果的な文字数配分があります。

全体800字の場合

構成文字数割合目的
序論150字20%問題提起・立場表明
本論550字70%理由・根拠・具体例
結論100字10%まとめ・展望

全体1200字の場合

構成文字数割合目的
序論200字17%問題提起・立場表明
本論900字75%理由・根拠・具体例
結論100字8%まとめ・展望

重要: 本論が全体の70%以上を占めるのが鉄則です。


序論の書き方:完全マスター

序論の3つの役割

序論は小論文の「第一印象」を決める最重要パートです。

  1. テーマの背景を示す(現状・問題の存在を示す)
  2. 問題意識を提示する(何が問題なのか)
  3. 自分の立場を明示する(賛成/反対、自分の意見)

序論の基本パターン

パターン1: 現状提示型(最もオーソドックス)

【現状】→【問題点】→【自分の立場】

例文:
近年、SNSの利用者は年々増加し、今や生活に不可欠なツールとなっている。
一方で、誹謗中傷や個人情報の流出といった問題も深刻化している。
私は、SNSリテラシー教育を義務教育に導入すべきだと考える。

構成の割合:

  • 現状: 40%
  • 問題点: 40%
  • 自分の立場: 20%

パターン2: 問いかけ型(印象的な導入)

【問いかけ】→【現状説明】→【自分の立場】

例文:
私たちは本当に情報社会の恩恵を受けているのだろうか。
SNSの普及により、確かに情報伝達は迅速になった。
しかし、同時に誹謗中傷や情報操作といった新たな課題も生まれている。
私は、これらの課題に対処するため、SNS教育の導入が必要だと考える。

効果: 読み手の関心を引きつける


パターン3: データ提示型(説得力重視)

【統計・データ】→【問題点】→【自分の立場】

例文:
総務省の調査によれば、10代のSNS利用率は95%を超えている。
しかし、その一方で、SNSに関するトラブルも年々増加しており、
昨年は前年比30%増の相談件数を記録した。
このような状況を踏まえ、私はSNS教育の義務化が急務だと考える。

効果: 客観的な根拠で説得力UP


序論でよくある3つの失敗

❌ 失敗1: 長すぎる序論

悪い例(300字以上):
現代社会において、情報技術の発展は目覚ましい。
インターネットが普及し、スマートフォンが一人一台の時代となり、
私たちの生活は大きく変化した。特にSNSは…(延々と続く)

問題点: 本論を書く余裕がなくなる

改善策: 序論は全体の20%以内に


❌ 失敗2: 立場が不明確

悪い例:
SNSには良い面も悪い面もある。
教育も大切だが、難しい問題だ。

問題点: 自分の意見が不明

改善策: 「〜すべきだ」「〜が必要だ」と明確に


❌ 失敗3: いきなり結論

悪い例:
SNS教育は必要だ。なぜなら…

問題点: 背景説明がなく、唐突

改善策: 現状→問題→立場の順序を守る


本論の書き方:完全マスター

本論の黄金構成

本論は小論文の「心臓部」です。ここで説得力が決まります。

理想的な本論の構造

【理由1】→【具体例1】→【分析1】
↓
【理由2】→【具体例2】→【分析2】
↓
(必要なら)
【理由3】→【具体例3】→【分析3】

理由は2〜3個が最適

1個だけ: 説得力不足
2個: ちょうど良い(推奨)
3個: 深い考察が可能
4個以上: それぞれが浅くなる


本論パターン1: 理由2つ型(800字向け)

第一に、SNS教育により情報発信の責任を学べる。

匿名での書き込みが他人を深く傷つける事例は後を絶たない。
実際、昨年度の文部科学省調査では、ネット上のいじめが
前年比40%増加している。学校教育の中で、発信する言葉の
重みを教えることで、このような問題を未然に防げる。

第二に、情報の真偽を見極める力が身につく。

フェイクニュースが社会問題化する中、正しい情報を選別する
能力は必須だ。例えば、ある高校で実施されたメディアリテラシー
授業では、生徒の90%が「情報を鵜呑みにしなくなった」と回答している。
若いうちからこの力を養うことが、将来の情報社会を支える。

構成:

  • 理由1(150字)+ 具体例・分析(150字)= 300字
  • 理由2(150字)+ 具体例・分析(150字)= 300字
  • 合計: 約600字

本論パターン2: 理由3つ型(1200字向け)

第一に、個人の権利保護の観点から必要である。
【具体例・分析 200字】

第二に、社会全体の健全性を保つために重要だ。
【具体例・分析 200字】

第三に、国際的な流れにも合致している。
【具体例・分析 200字】

構成: 各理由を均等に(各300字程度)


具体例の4つの種類

1. 統計データ型

✅ 総務省の調査によれば、SNSトラブルの相談件数は
   過去5年で3倍に増加している。

効果: 客観的で説得力が高い


2. 事例・ニュース型

✅ 昨年、ある県の高校生がSNSでの誹謗中傷により
   深刻な被害を受けた事件が報道された。

効果: 具体的でわかりやすい


3. 体験談型

✅ 私の通う学校では、SNS教育の授業を受けた後、
   生徒同士のトラブルが前年比50%減少した。

効果: リアリティがある


4. 比較・対照型

✅ SNS教育を導入している国では、ネットトラブルの
   発生率が導入していない国の半分以下だ。

効果: 効果が明確


本論でよくある5つの失敗

❌ 失敗1: 理由だけで具体例がない

悪い例:
第一に、教育が必要だ。
第二に、対策が重要だ。
第三に、取り組むべきだ。

問題点: 抽象的で説得力ゼロ

改善策: 必ず具体例をセットに


❌ 失敗2: 具体例だけで分析がない

悪い例:
ある学校でSNS教育を行った。生徒は学んだ。

問題点: 「だから何?」となる

改善策: 「このことから〜がわかる」と分析を加える


❌ 失敗3: 感想文になっている

悪い例:
私はSNSで嫌な経験をしました。とても悲しかったです。
だから教育が必要だと思いました。

問題点: 個人的な感情中心

改善策: 客観的な分析を中心に


❌ 失敗4: 理由が重複している

悪い例:
第一に、教育が必要だ。
第二に、指導が重要だ。
(ほぼ同じ内容)

問題点: 多角的な視点がない

改善策: 異なる角度から理由を考える


❌ 失敗5: 接続詞がない

悪い例:
SNS教育が必要だ。トラブルが増えている。
対策すべきだ。効果がある。

問題点: 論理のつながりが不明

改善策: 「したがって」「例えば」「さらに」を使う


結論の書き方:完全マスター

結論の3つの役割

  1. 主張の再確認(序論で述べた立場を再度明示)
  2. 理由の要約(本論の要点を簡潔に)
  3. 未来への展望(提案・希望で締める)

結論の基本パターン

パターン1: 要約→提案型(最も安全)

以上の理由から、SNS教育を義務教育に導入すべきである。
情報発信の責任と情報選別の能力を育てることで、
健全な情報社会の実現が可能になる。
学校・家庭・社会が一体となって取り組むことが求められる。

構成:

  • 主張の再確認: 1文
  • 理由の要約: 1〜2文
  • 提案・展望: 1文

パターン2: 問題提起→展望型

SNS教育の導入は、単なる技術教育ではない。
これは、次世代が情報社会を生き抜くための
必須の能力を育てる取り組みである。
今こそ、教育現場が積極的に行動すべき時だ。

効果: 力強く締められる


パターン3: 対比→決意型

SNSは便利なツールである。しかし、使い方を誤れば
凶器にもなりうる。だからこそ、正しい使い方を学ぶ
SNS教育が不可欠なのだ。私たちは今、
未来世代のために行動する責任がある。

効果: 印象的な締めくくり


結論でやってはいけない5つのこと

❌ NG1: 新しい論点を出す

悪い例:
以上の理由から教育が必要だ。
また、法律の整備も重要である。←新しい話

問題点: 話が発散する


❌ NG2: 曖昧な表現で逃げる

悪い例:
SNS教育については、今後の検討が必要だろう。
いずれにせよ、難しい問題である。

問題点: 立場が不明確


❌ NG3: 長すぎる結論

悪い例:
以上から、教育が必要で、対策が重要で、
取り組みが不可欠で、協力が求められ、
理解が必要で…(延々と続く)

問題点: くどい、冗長

改善策: 100字程度で簡潔に


❌ NG4: 「思う」で終わる

悪い例:
以上から、教育が必要だと思う。

問題点: 弱々しい印象

改善策: 「〜すべきだ」「〜が求められる」


❌ NG5: 序論と全く同じ文章

悪い例:
序論「SNS教育を導入すべきだと考える」
結論「SNS教育を導入すべきだと考える」

問題点: コピペ感がある

改善策: 言い回しを少し変える


接続詞マスターリスト

論理的な小論文には、適切な接続詞が不可欠です。

序論で使う接続詞

接続詞使い方
近年時代の変化近年、SNSの普及が進んでいる
一方で対比・問題提起一方で、トラブルも増加している
このような状況において現状から意見へこのような状況において、教育が必要だ

本論で使う接続詞

理由を示す

接続詞使い方
第一に / まず最初の理由
第二に / 次に2番目の理由
第三に / さらに3番目の理由
なぜなら理由の説明

具体例を示す

接続詞使い方
例えば具体例の提示
実際に事実の提示
具体的には詳細の説明

因果関係を示す

接続詞使い方
したがって結果
そのため理由から結果
このようにまとめ
ゆえに論理的帰結

結論で使う接続詞

接続詞使い方
以上の理由から本論のまとめ
このように全体の総括
結論として最終的な主張
したがって論理的結論

実践!800字小論文の完全例

テーマ: 「SNS教育の必要性について述べよ」

完成例(800字)

【序論:150字】
近年、SNSの利用者は年々増加し、今や生活に不可欠なツールとなっている。
一方で、誹謗中傷や個人情報の流出といった問題も深刻化している。
私は、これらの課題に対処するため、SNSリテラシー教育を
義務教育に導入すべきだと考える。

【本論:550字】
第一に、SNS教育により情報発信の責任を学べる。匿名での書き込みが
他人を深く傷つける事例は後を絶たない。実際、昨年度の
文部科学省調査では、ネット上のいじめが前年比40%増加している。
学校教育の中で、発信する言葉の重みを教えることで、
このような問題を未然に防げる。例えば、ある中学校で実施された
SNS教育プログラムでは、受講後に生徒間のトラブルが
前年比60%減少したという報告がある。このことから、
教育による予防効果は明らかだ。

第二に、情報の真偽を見極める力が身につく。フェイクニュースが
社会問題化する中、正しい情報を選別する能力は必須だ。
総務省の調査によれば、10代の70%が「ネット上の情報を
そのまま信じてしまう」と回答している。これは深刻な問題だ。
しかし、ある高校で実施されたメディアリテラシー授業では、
生徒の90%が「情報を批判的に見るようになった」と答えている。
若いうちからこの力を養うことが、将来の情報社会を支える基盤となる。

【結論:100字】
以上の理由から、SNS教育を義務教育に導入すべきである。
情報発信の責任と情報選別の能力を育てることで、
健全な情報社会の実現が可能になる。学校・家庭・社会が
一体となって取り組むことが求められる。

字数内訳:

  • 序論: 148字(18.5%)
  • 本論: 552字(69%)
  • 結論: 100字(12.5%)
  • 合計: 800字

レベル別練習法

初級編:型を身につける(1週間)

Day 1-2: 構成の理解

課題: テーマを3つ選び、それぞれ序論だけを150字で書く

例:

  • テーマ1: 環境問題
  • テーマ2: 教育改革
  • テーマ3: 働き方改革

Day 3-4: 本論の練習

課題: 理由を2つ考え、それぞれ200字で書く

練習法:

  1. 理由を箇条書きで書く
  2. 具体例を1つ考える
  3. 文章にまとめる

Day 5-6: 結論の練習

課題: 様々な締め方を試す

パターン:

  • 要約型
  • 提案型
  • 決意型

Day 7: 通し練習

課題: 800字の小論文を完成させる

制限時間: 60分


中級編:説得力を高める(2週間)

Week 1: 具体例の強化

課題: 1つの理由に対して、3種類の具体例を考える

種類:

  1. 統計データ
  2. 事例
  3. 体験談

Week 2: 論理展開の強化

課題: 反論を想定した論述

手順:

  1. 自分の主張を書く
  2. 反対意見を考える
  3. 反論に答える形で本論を書く

上級編:完成度を高める(1ヶ月)

Week 1-2: 時間配分の最適化

目標: 800字を50分で完成

内訳:

  • 構成メモ: 10分
  • 執筆: 30分
  • 推敲: 10分

Week 3-4: 多様なテーマで実践

課題: 週5本ペースで書く

テーマ例:

  • 社会問題
  • 科学技術
  • 国際関係
  • 教育
  • 環境

よくある質問(Q&A)

Q1: 序論で自分の意見を書くのは早すぎませんか?

A: いいえ、小論文では最初に立場を明示するのが鉄則です。

理由:

  • 採点者に論点が伝わりやすい
  • 本論の方向性が明確になる
  • 論理的な印象を与える

Q2: 本論は理由を何個書けばいいですか?

A: 800字なら2個、1200字なら2〜3個が適切です。

判断基準:

  • 各理由を十分に説明できる
  • 具体例を入れる余裕がある
  • 深く掘り下げられる

Q3: 具体例が思いつきません

A: 以下の4つの視点で考えましょう。

  1. ニュースで見た事例
  2. 統計データ(覚えている範囲で)
  3. 自分の体験
  4. 一般的な事例(「多くの人が〜」)

裏技: 「例えば、ある学校では〜」という仮定的な例も使える


Q4: 字数が足りない/オーバーします

A: 調整のテクニックがあります。

字数が足りない場合:

  • 具体例を詳しく書く
  • 理由を1つ追加
  • 分析を加える

字数オーバーの場合:

  • 具体例を簡潔に
  • 重複表現を削除
  • 冗長な接続詞を削除

Q5: 制限時間内に書き終わりません

A: 時間配分を見直しましょう。

800字・60分の場合:

  • 構成メモ: 10分
  • 序論: 5分
  • 本論: 30分
  • 結論: 5分
  • 推敲: 10分

コツ: 構成メモに時間をかけると、執筆が速くなります


Q6: 採点基準は何ですか?

A: 一般的な配点は以下の通りです。

項目配点内容
論理構成40点序論・本論・結論の明確さ
説得力30点根拠・具体例の適切さ
表現力20点語彙・文法の正確さ
独自性10点オリジナルな視点

重要: 構成が最も配点が高い


まとめ:小論文マスターへの5ステップ

小論文で合格点を取るには、正しい構成をマスターすることが最重要です。

ステップ1: 型を覚える

  • 序論・本論・結論の役割
  • 字数配分の黄金比率

ステップ2: 接続詞をマスター

  • 論理展開をスムーズに
  • 説得力を高める

ステップ3: 具体例を充実

  • 統計・事例・体験談を使い分け
  • 抽象論を避ける

ステップ4: 時間配分を最適化

  • 構成メモに10分
  • 推敲に10分は確保

ステップ5: 実践練習

  • 週3本ペースで書く
  • 添削を受けて改善

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※この記事の内容は2025年10月時点の情報に基づいています。試験により形式が異なる場合があります。

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