「その本、AIには書けない。」──書籍ライター歴12年・104冊、100万円からお受けします

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

書籍制作実績を表すために作成されたビジネス書の書影コラージュ画像(イメージ)」

<ご挨拶>

ライターの山中です。

主にビジネス書のライティング(取材・構成・執筆・編集)に従事し、2025年で12年目になります。

ライターとしてはじめて受注した案件は、800文字、500円の記事でした。二十代後半、まだパチンコ店でアルバイトをしていた頃のことです。

受注額は500円。受注先はクラウドソーシングサイトだったので、納品後の手取りは350円でした。

今でも、その350円の重みを覚えています。それは私が、はじめて、文章を書くことで報酬を得る体験だったからです。12年経った現在でも、それは変わりません。

書く前には、「読むこと」がありました。

私の十代、二十代は、書籍とともにありました。学生時代は主に小説を、卒業してからは実用書を、本屋で買って、古書店で手に入れて、図書館で借りて、むさぼるように読みました。亡くなった父の唯一の教えが「本を読め」だったからです。

読むことで、私は救われてきました。それが「恩返し」というかたちで、書くことへと転化するのは、自然なことだったと思います。

1件500円の案件でも、100件こなせば5万円です。200件で10万、300件で15万円。アルバイト代とそれほど変わりません。だから私は独立しました。独立してフリーのライターになったのです。二十代も終わりかけていた頃です。

フリーターがフリーライターになっただけかもしれません。就職氷河期世代の成れの果てとも言えます。けれど、がむしゃらに仕事をこなしてきたのも事実です。だって私には、これしかもう、残っていませんから。

朝4時に起きて、執筆し、締切までに確実に納品することを10年続けてきました。

それから種々様々な出会いを経て、書籍を作る「ブックライター(ゴーストライター)」という仕事にめぐり逢います。

初めて作った書籍は、『死ぬのは復讐したあとで』という本です。

運送会社を経営している経営者の本で、彼の実体験や伝えたいことを、一冊の本にまとめたものです。事務所であるマンションの一室に何度も通い、話をじっくり聞き、それを一冊にまとめました。何より、著者の方が喜んでくれたことが最高に嬉しかったと記憶しています。

やがて様々な出版社、編集プロダクション、著者の方からご連絡をいただくようになり、数多くのビジネス書制作に携わらせていただくようになりました。

今年で42歳になりますが、本記事を書いている現時点で、その数、実に104冊になります。おおむね、毎年10冊近く担当させていただきた計算になります。書籍実績の一例は、別のページにまとめているのでそちらをご覧いただけますと幸いです。

<12年目のいま、思うこと>

ここからは少しぶっちゃけます。

ありがたいことに、私は数多くの書籍、大半はビジネス書のブックライターを担当することができました。そのおかげで、どうにかライターとしてやっていく(食っていく)ことができたのですが、あらためて振り返ると、「このままでいいのかなあ」と思います。

「このままでいいのかなあ」には、いろいろな意味があります。たとえば、

・自分の作品を書きたい(ずっと小説を書きたいと考えてきました)
・案件数が減っている(コロナ禍を経て山形県に移住しました)
・このまま漫然とライター業を続けていても未来はない(すでにAIが本を書ける時代がきている)

個人的なものもあれば、環境的なものもあります。ただ、いずれにしても、「このままでいいのかなあ」は、感覚的なものにはとどまりません。まさに変革を迫られています。

小説は書いています。もう何年も迷いながら書いてきましたが、ここ数年は、自分なりの書き方がかなりまとまってきた、というか、確立できつつあるようでワクワクしています(余談ですが、少し前に某大手企業の案件で小説風の書籍を作らせていただいたところ、評判は上々でした♪)。

では、ライター業の方はどうか。

数多くのトラブルに見舞われてきました。ここでそれを逐一記すことはできないのですが(知りたい方には別途お伝えできればと思います)、数々の修羅場を乗り越えてきたとと言っても過言ではないと思います。かつての独立・起業の仲間たちは、もう何人も残っていません。

もし、この先もライターとしてやっていくなら。私は私なりの付加価値を明示しなければなりません。私なりの付加価値とはなにか?

たぶんこういうことです。

「他のライターにも、AIにも、まとめられない案件を確実に仕上げる」。

それだけの実績と経験を積み重ねてまいりました。

たとえば、

・前のライターがさじを投げてしまった!
・構成から取材、調査、執筆、編集など、すべてやってほしい!
・AIでまとめた文章が気に入らないと揉めている。助けて!

はい、どんな案件でも請け負います。必ず最後までやり遂げます。構成づくりの打ち合わせから、取材、資料収集、執筆、第一稿後の度重なる加筆修正、編集など、必要ならどこまででもお供します。なぜならそれが、12年経った今、私に残った付加価値だと信じているからです。

ただし、単価は「一冊あたり100万円(税別)〜」とさせていただきます。上限は設けておりません。200万でも300万でも喜んで引き受けます。

標準的な業務内容は、

・取材用構成案作成
・取材10時間(2時間×5回)
・取材後、構成案確定
・執筆(構成案確定から一ヶ月目安)
・第一稿納品
・加筆修正+必要に応じて追加取材

が基本ですが、100万円以上の案件は上記の限りではありません。半年でも一年でも二年でも、徹底的に向き合います。私には、それだけの時間と労力を費やして、本当に良いものをつくる準備があります。

私はまだ、書籍の可能性を本気で信じている者のひとりです。

本当に良い書籍を作りたいと考えている著者・編集者の皆様。ぜひお問い合わせください。まずはご挨拶させていただけますと嬉しいです。全国どこでも伺います。

(とはいえ、すべての案件を受けられるわけではありませんし、納期や相性もあるかと思います。まずはお気軽にご相談いただけましたら嬉しいです。)

書店が減り、活字離れが進む昨今ですが、ぜひご一緒に、心から良いと思えるものを作りましょう。

山中勇樹

  • このエントリーをはてなブックマークに追加