より評価されるレポートを書くために!レポート・論文に使用するべき資料&情報収集まとめ

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大学生や社会人の中には、日常的に「レポート」を書いている人も多いのではないでしょうか。そのような場合、レポートの質が評価や成績に直結することも少なくないでしょう。

ただし、適当にレポートを書いているだけでは、いつまで経ってもレポートの質は向上しません。そこで、あらためて、レポートを書く際のポイントをおさらいしておきましょう。

とくに重要なのは、レポートの中身を書くための“素材集め”、つまり資料や情報の収集方法です。よい材料を集めることが、よいレポートを作成するための大きな一歩となります。

レポートとは

そもそもレポートとは、調査・研究の結果わかった事実を、客観的に、筋道立ててまとめたもの、です。ポイントは「①事実を」「②客観的に」「③筋道立ててまとめる」ということ。

ただし、とくに社会人の場合は、調査・研究によってわかった事実にもとづく“意見”を求められることもあるでしょう。そのような場合には、事実と意見を明確にわけて記述します。

もっとも、レポートのベースは「事実・客観・筋道」にあるのですから、意見を記載する際には必ず根拠を示さなければなりません。そうしなければ、ただの感想になってしまいます。

まとめましょう。レポートとは、調査や研究で判明した客観的な事実を論理的にまとめ、さらに意見を提示する場合には(当否を検討できるように)根拠を示したもの、となります。

レポートに必要な資料・情報とは

次に、レポートに必要な資料・情報について見ていきましょう。

すでに述べているように、レポートには事実を客観的に筋道立てて記述するための材料が必要となります。その材料となるのが、資料であり、情報というわけです。

では、どのような資料や情報を集めればいいのでしょうか。レポートの定義から考えると、この場合に必要なのは、論証のための根拠や証拠として適切な資料であり、情報です。

ここで言う“適切”の度合いは、資料・情報の正しさ信頼性で判断されます。資料・情報の正しさや信頼性の度合いが、そのままレポートの評価につながると言ってもいいでしょう。

資料・情報の種類について

そのような前提を踏まえたうえで、資料や情報の種類について見ていきましょう。主に、次のようなものが挙げられます。

テレビ・ラジオ

ニュースをはじめとして、情報の速報性に強みをもっているのが「テレビ・ラジオ」です。あくまでも速報であるため、情報の正しさや信頼性を精査して使用しなければなりません。

ウェブサイト(ウェブメディア)

テレビ・ラジオと同様に、「ウェブサイト(ウェブメディア」も速報性に強いメディアです。また、インターネット全体としては、検索性や網羅性にも優れています。

新聞・雑誌

速報性という意味ではテレビやラジオ、あるいはウェブサイトに劣るものの、取材を通じて豊富な情報量を有しているのが「新聞・雑誌」です。問題点や背景などもチェックできます。

学術雑誌

一般的な雑誌と異なり、研究論文を発表する場として機能してるのが「学術雑誌」です。学術的な研究をベースにしている一方、発表までに時間がかかるという難点もあります。

論文

主に学術的な研究成果を、筋道立てて述べているのが「論文」です。根拠を提示しているため、内容を検証しやすい一方、記載内容が必ずしも正しいとは限りません。

書籍

必要な情報をコンテンツとして集約し、ひとつのテーマについて網羅的な資料としてまとめられているのが「書籍」です。入門書から専門書まで、さまざまなレベルのものがあります。

公的資料(統計資料)

省庁をはじめとする公的な機関がまとめた「公的資料」は、幅広いジャンルがあるだけでなく、インターネット上からも閲覧できます。その点、信憑性や利便性に優れています。

辞書・辞典

「辞書・辞典」、教科書、ハンドブックなどに掲載されている情報は、基本的に、検証されたうえで掲載されています。つまり、事実として確定されている情報と考えていいでしょう。

レポートに活用すべき資料・情報とは

これらの資料・情報のうち、とくにレポートに活用すべきものは「正しさや信頼性を評価できるもの」が中心となります。そのような視点で、資料・情報にふれることが大切です。

たとえばインターネット上の情報であれば、使用するかどうかは「発信者」「出典元」「掲載時期」などをチェックしたうえで、正しさ・信頼性を判断してから使うようにしましょう。

ウェブ上で入手できる優良な情報としては、主に次のようなものがあります。

e-Stat(政府統計)

 政府統計の総合窓口(e-Stat)は、各府省等が公表する統計データを一つにまとめ、統計データを検索したり、地図上に表示できるなど、統計を利用する上でたくさんの便利な機能を備えた政府統計のポータルサイトです。(※抜粋)

CiNii

CiNii(NII学術情報ナビゲータ[サイニィ])は、論文、図書・雑誌や博士論文などの学術情報で検索できるデータベース・サービスです。(※抜粋)

Google Scholar

検索大手Googleが提供する論文検索サービスです。CiNiiのように日本の論文を検索することはもちろん、世界の論文や学術的な記事なども検索することができます。

まとめ

レポートは、書き方も大切ですが、使用する材料も重要となります。どんなに腕のいい料理人がつくったとしても、材料が悪ければ美味しいものはできません。それと同じです。

ぜひ、レポートに使用するべき資料・情報かどうかを精査したうえで、活用していきましょう。

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