「材料が悪ければどうにもならない--。」
多くの職人たちが口をそろえてそう言う背景には、経験がある。実績がある。それが言葉に重みをもたせている。
創作活動のほとんどがつくり手の天性によって行われているというのは、一般的な誤解だ。
どんなに素晴らしい画家にも絵の具やキャンバスが必要だし、料理人には具材と調理器具が必要で、歌手には観客やレコーダーが必要だ。そして作家にはネタと筆記具が。
だから取材が必要なのだ。
取材における3つの情報
取材においては、意識するべき3つの情報がある。それが「文字情報」「聞く情報」「見る情報」だ。それぞれのポイントをいかに列挙した。
1.文字情報
文字情報とは主に以下のとおりである。
- 書籍
- 新聞
- 雑誌
- 論文
- 業界紙、業界本
- web
新旧に関わらず、最近ではほとんどの情報が無料で手に入る。図書館に行けば大量の書物や新聞があるし、webは検索機能が充実している。タイムリーな情報や裏話といったたぐいのものでなければ、おおむね料金はかからない。
ただ、どんな情報を集めるにしても、偏りには注意しなければならない。同じ著者の本からのみ収集したり、同じ新聞の意見ばかりを鵜呑みにしていては正確な取材とはならない。Web上では、必ず情報の裏を取る必要がある。
文字情報は自ら反論しない。批判的なものの見方を身につけておくと良いだろう。
2.聞く情報
聞く情報とはつまり「インタビュー」である。
専門家、関係者、あるいは物知りなどに直接インタビューすることで、文字になっていない情報を入手することができる。リアルタイムな話もあれば、生の意見を聞き出せることもあるだろう。人物がメインであれば、対面してわかる人柄や性格なども貴重な情報だ。
ただ注意しなければならないのは、文字情報と違って人には「感情がある」ということだ。その時の機嫌に左右されて、意見がコロコロ変わる人もいるだろうし、ほとんど何も話さずに帰ってしまう人もいる。インタビューの裏にあるのは「不正確性」のある「デリケート」な情報だ。
インタビューをする際には、相手の都合を考えて、しっかりと準備をし(予備知識を入れる)、良い質問をしなければならない。教えを乞う姿勢で、良い聞き手・良い話し手である努力を忘れないことも大切である。
無礼は「頭の中で疑う」だけで良い。
3.見る情報
見る情報とは「物から聞く」情報と言い換えても良い。
事件を取材する場合には、現地を訪れて現場をよく観察する。物の配置、風景、空気、匂い、季節など、現場のすべてをよく見るのだ。もちろん、現地にある文字情報や人の話からも情報を収集する。
見知らぬ土地での取材では、いかに普段から「知的な散歩」をしているかが問われる。知的な散歩とはつまり、目的をもたずに物事を探求することだ。いつも目的をもって情報を収集していると、視野が狭くなるし考え方も限定的になりやすい。子どものように好奇心をもつのは難しいかもしれないが、雑学を得る楽しみを日頃から意識しておこう。
博物館や美術館で資料を観察することも、見る情報の一環である。必要な情報を意識している時とそうでない時では、収集できるものが大きく異なる。「すでに訪れたことがある」などと、つまらないことを言わないようにしたい。
学びと同様、得られるものは“本人次第”で千差万別だ。
ヒトコトまとめ
取材における3つの情報とは
文字情報、聞く情報、見る情報。
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<目次>
まえがき
I 取材とは何か
材料七分、腕三分
みんな取材者
情報環境と主体性
問題の発見
II 文字の世界の探検(その一)
図書館を使う
リファレンス・ブックス
索引というもの
論文を探す
III 文字の世界の探検(その二)
見出し読みの効用
データ・バンク
新本・古本
カタログにない書物
IV 耳学問のすすめ
もの知りに聞く
問答について
ものをきく作法
対談に学ぶ
V 現地をみる
取材旅行
取材の道具
かくれた名著
参加と観察
VI 取材の人間学
批評とその批評
ひやかしの効用
打ち切り地点
発表ということ
リファレンスの本棚
<著者>
加藤 秀俊
1930年、東京都生まれ。一橋大学卒業。京都大学人文科学研究所助手、同教育学部助教授、学習院大学教授、放送大学教授、国立法曹教育開発センター所長、国際交流基金日本語国際センター所長、日本育英会会長などを歴任。その間、スタンフォード大学、アイオワ州立大学、ハワイ大学東西文化研究所など海外の大学でも教育研究をおこなってきた。現在、中部大学学術顧問。社会学博士。
<類書>
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