ワタミ、人手不足解消へ60店閉鎖 居酒屋の1割|日本経済新聞
人手不足なら雇えばいいのでは?
人手不足による閉店
とは、簡単にいかない事情がある。そもそも人手不足による閉店など聞いたことがない(と、思ったらあった→「牛丼「すき家」店舗が次々と『人手不足閉店』 新メニュー「鍋定食」に従業員が憤慨? ネットに「やってられん!」の声|J-CASTニュース」)。ようは「経営体質」と「企業ブランド」が人材不足をもたらして、企業にとって最悪の「閉店」を余儀なくされているということだ。
あまりにも異常な事態である。ワタミの愚行に関してはもはや周知の事実であるが、それにしてもここまで追い詰められるまで何も手を打っていないというのはいかがなものか。「東京チカラめし」の事例とはわけが違う。
人材を無視した経営
そもそも人材を無視した経営をするからこういうことになるのだ。「ヒト・モノ・カネ」の時代から、人材はもっとも大切なものとされてきたはずだ。
コンプライアンスを蔑ろにするとこうなる、という事例として教科書に載ってもいい。リアルな経営の失敗というのはつまりこういうことだ、と。
企業イメージは最悪
企業イメージはすでに地に落ちている。ここからどうやって巻き返すつもりか。あるいは、水商売で企業イメージやブランド価値などと叫ぶつもりはないとでも開き直るつもりか。
店舗が閉まる、利用者は減る、競合は増え続ける。メンタルヘルス相談窓口やコンプライアンス委員会が設置されている企業になど、私は関わりたくない。
文藝春秋
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