やる気がでる!モチベーションが上がる!自らの「成長」を計測する方法

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 人によって、「やる気」や「モチベーション」がどのように高まるのかは異なります。報酬としての金銭でやる気が高まる人もいれば、他人からの評価がモチベーションにつながる人もいるでしょう。また、地位や役職についても同様です。

 そのようにさまざまな要素を含むやる気やモチベーションですが、そのうち、とくに重要なものに「成長」があります。成長(自己成長)とは、過去の自分と現在の自分を比較した場合に、前よりも向上している状態のことを指します。

 もちろん、成長という言葉には、自分のことだけでなく他人をも含むのですが、いずれにしても成長を実感することによってやる気やモチベーションが高まることも多いでしょう。そのような「成長志向」こそ、私たちを内面から育んでくれます。

 ただ、人によって、自らの成長を実感できている人とそうでない人がいます。両者の違いはどこにあるのでしょうか。また、成長をやる気やモチベーションにつなげるには、どのような工夫が必要なのでしょうか。

 仕事やその他の活動を促進するやる気やモチベーションにつなげるための成長について、掘り下げて考えてみましょう。

■やる気やモチベーションはどこからくるのか?

 やる気やモチベーションを高めるものとして、大きく「外的なアプローチ」と「内的なアプローチ」があります。外的なアプローチとは、金銭的な報酬や他人からの評価など、自分の外側から提供されるもののことです。

 外的なアプローチが適切に得られる環境にいると、その人は自らの成長を感じやすくなります。たとえば、報酬が伸びていたり、役職が上がっていたりなど、目に見える指標としての自己成長を感じやすくなり、それが結果的にやる気やモチベーションにつながるのです。

 ただし、外的なアプローチは自分から望んで得られるとは限りません。仕事によっては、どれだけ頑張っても報酬や役職がすぐにあがらないものもありますし、職場によっては部下を安易に褒めたり評価したりしないところもあるでしょう。

 そのような環境下において、外的なアプローチを期待し続けるのは辛いでしょう。周囲からのアプローチがなく、また自分から動くこともなく、「やる気がでない」「モチベーションが出ない」と嘆いている人も多いのではないでしょうか。

 一方で、自分から動くことによって内的なアプローチを得られる人は、周囲からのはたらきかけに関係なくやる気やモチベーションを引き出すことができます。しかも、環境に左右されないため、どのような状況でも奮起できます。

 内的なアプローチを引き出す方法はさまざまですが、最も重要なのは、「自分が何によって動かされるのか」を理解することでしょう。言い換えれば、自らの原動力を知ることによって、そのポイントにアプローチし、やる気やモチベーションを高めるのです。

 冒頭でも述べていますが、どのようなアプローチによってやる気やモチベーションが引き出されるのかは、人によって異なります。何が原動力になるのかは、人の個性や資質に影響されるケースが多く、まさに千差万別と言えるでしょう。

 内的なアプローチに関しても同様で、「自分はどのようなアプローチによってやる気やモチベーションが高まるのか?」を追求しなければ、どうはたらきかけていいのかもわかりません。土台として、自分自身への探求が不可欠なのです。

 ただ、一定のヒントはあります。そのヒントとは、人間が持っている根源的な欲求のこと。普遍的な願望と言い換えてもいいのですが、私たち人間に共通するもの、それこそ“真理”と言えるような部分にアプローチすれば、自らの原動力も見えてくるかもしれません。

 根源的な欲求や普遍的な願望について知るために、役立つのが「歴史」です。歴史には人々の営みが集約されており、人間が何を求め、何を追い、何によって動かされてきたのかが刻まれています。そこに、私たちを知るための情報が隠されているのです。

 もちろん、歴史には必ずしも「正解」があるわけではなく、どんな学びを得られるのかは個々人が判断しなければなりません。それでも、歴史を学ぶことによって、人間が何を求めているのかは見えてくるかと思います。

 さて、ここでは歴史からの学びを掘り下げるのではなく、これまで人類が志向してきた「成長」にフォーカスをあててみましょう。私たち人類はあらゆる角度から、成長を志向してきました。そのため成長は、ひとつの根源的な欲求と考えられます。

■「成長」という名の原動力

 社会全体における成長ではなく、個々人の成長に着目してみると、大きく分けて「肉体的な成長」「頭脳的な成長」「精神的な成長」の3つがあると考えられます。この3つが、人間の成長を規定しているわけです。

 肉体的な成長というのは、主に幼少期から大人になるまでに感じられるものです。身長が伸び、体重が増加し、さらには走ったり跳んだり投げたりするなど、肉体の変化を伴うものが肉体的な成長となります。これは、大人になってからはあまり感じられません。

 ただし、趣味でスポーツをしていたり、ダイエットをしたりする人はこの肉体的な成長を感じられます。たとえばマラソンであれば、タイムが縮まることによって成長を実感できるでしょう。あるいはダイエットであれば、体重の減少が目に見えます。

 次に頭脳的な成長については、とくに学業に取り組む年齢から感じられるものです。とくに学校での勉強は、頭脳的な成長を「成績」というかたちで実感することができ、勉強が得意な人であれば、その伸びがやる気やモチベーションにつながるでしょう。

 もちろん、頭脳的な成長には数値的なもの以外に、自らの知識が確実に増えていたり、読書や対話によって思考が深まる体験をしたりなど、感覚的にとらえられるものも多いです。こうした頭脳的な成長は、追求する限りどこまでも続いていきます。

 最後は精神的な成長です。これは、3つのうち最も計測しにくく、また実感するのも難しいものとなります。なぜなら精神的な成長というのは、明確な指標があるわけでなく、外部からも内部からも感覚的にとらえられるものだからです。

 とくに精神的な成長は、ポジティブな人ほど実感しやすいかと思います。ポジティブな人は、客観的な成功から失敗まで、あらゆる経験を「勉強になった」ととらえます。そのため、「これで一歩、成長できたぞ」と、自然に考えられます。

 一方で、マイナス思考が強い人は、同じ経験をしても「時間の無駄だった」「骨折り損のくたびれ儲けだった」などと、成長どころか後悔を感じる傾向にあります。それでは、精神的な成長を感じられるシーンが限定されます。

 このように、精神的な成長は個々人のパーソナリティに左右されることも多く、また実感できるタイミングは人によって異なります。しかし、だからといって重要でないわけではなく、とくに大人の場合、この精神的な成長をいかに感じられるかが大事です。

 その理由は、肉体的・頭脳的な成長には一定の限界があるからです。もちろん、鍛錬していれば少しずつタイムは伸びていきますし、頭脳的な成長にも終わりはありません。しかし、こと「伸びしろ」という点で考えると、飛躍的な変化はいつまでも続かないのです。

 一方で精神的な成長は、内面的な体験(感覚)のものなので、肉体的・頭脳的な成長のように、あきらかな限界というものはありません。明確な尺度がないかわりに、どこまでも成長していく可能性のあるものととらえられるのです。

 その点において、精神的な成長を志向することは、自らをつねに成長させていくためのきっかけとなるでしょう。肉体的な成長や頭脳的な成長だけでなく、精神的な成長にも目を向けることによって、成長への意識は大きく変わるのです。

■どのようにして自らの成長を計測すればいいのか

 成長を実感するには、それを目に見えるかたちで評価できるようにしなければなりません。では、どのようにして自らの成長を計測していけばいいのでしょうか。あらためて「肉体的な成長」「頭脳的な成長」「精神的な成長」という3つの観点から考えてみましょう。

1.肉体的な成長を計測する

 大人になると、「成育」や「発育」という意味における肉体的な成長はありません。おおむね20歳前後までに、身体の成長は終息していきます。その後に関しては、「理想とする肉体」としての評価か、肉体が生み出すもの(パフォーマンス)の評価となります。

 理想とする肉体としての評価は、ダイエットをはじめとする適正な体重をキープすることに加え、健康診断で理想とする数値をあげることも含まれます。いずれも、主に食事や運動をはじめとする生活習慣によって養われ、数値化されていきます。

 また、特定のスポーツをしている人は、タイムや距離などの評価にも表れます。たとえばボディビルをしている人であれば、体脂肪率や筋肉量に加え、筋肉の大きさや重さなども評価の対象となるでしょう。それらもまた、数値上で成長を実感できます。

2.頭脳的な成長を計測する

 頭脳的な成長を測定する場合に、最もわかりやすいのは「試験」です。資格試験や民間のテストなど、さまざまな試験がありますが、それらを受けることによってどれだけ点数が伸びたかを知り、それを頭脳の成長として評価します。

 また、知能指数(IQ)を計測するのもひとつの方法ですが、その中身は「言語性知能検査」や「動作性知能検査」など、細かく測定することも可能となっています。ただし、計測方法はさまざまなので、一般的な評価としては馴染まないかもしれません。

 どのような試験やテストを活用するにしても、過去の自分と現在の自分を比較することが、成長を実感するためのポイントとなります。そのためには継続と推移の把握が不可欠であるため、短期的ではなく長期的・計画的に取り組んでいくことが大切です。

3.精神的な成長を計測する

 精神的な成長については、前述のように明確な指標があります。そのため、成長は文字通り“実感”するしかなく、肉体や頭脳のように数値化は難しいでしょう。ただし、まったく方法がないわけではありません。

 たとえば「集中力」を計測するために、これまで取り組んでいた作業の時間を計測してみるのはどうでしょうか。たとえば、これまで読書に10分しか集中できなかった人が、15分、20分と集中できるようになれば、それを精神的な成長と判断してもいいでしょう。

 あるいは「持続力」を計測するべく、日々、何らかの課題をクリアできた日に◯をつけるのもいいかもしれません。目標を設定し、クリアできた日の◯が増えていけばいくほど、自分が何かを持続できた証拠となります。このような工夫が大切です。

■あらゆるものを数値化してみよう

 肉体的・頭脳的な成長とは異なり、精神的な成長は、意識して計測しようとしなければ評価できません。反面、あらゆる行為を計測し、その中に精神的な成長の証拠を見つけようとすれば、それだけで成長を実感できるシーンが増えていきます。

 先ほどの集中力や持続力に加えて、日々、どの時間にどのような行動をしているかを記録しておけば、そこから自らの精神的成長を知るヒントが得られる可能性もあります。最近では、ウェアラブル端末も普及しているので、計測の幅を広げてみるといいでしょう。

 たとえばアップルウォッチを使えば、体重や移動距離、運動量、消費カロリー、心拍数などを計測し、記録しておくことができます。こうしたツールを活用し、日々の改善を見える化すれば、そこで精神的な成長を実感できるかもしれません。

 ただし、記録した内容は、いつでも確認できるようにしておくことが大事です。ただ記録するだけでは意味がなく、それを振り返れる仕組みと、振り返りのタイミングがあってこそ、成長を実感しやすくなります。

 記録が蓄積している状態で、それを見なければ、記録に意味はありません。大切なのは成長の実感なので、むしろ振り返る時間のほうが大事です。たとえば一日、一週間、一ヶ月などの節目に、その日を振り返る習慣をつくりましょう。

 その時間は、言うなれば「成長実感タイム」です。計測され、記録された数値から自らの成長を知り、実感することが、次の行動や継続につながるやる気やモチベーションのもとになります。もちろん、達成感や充実感も味わわせてくれるのです。

■まとめ

・「成長」はやる気やモチベーションを引き出す
・外的なアプローチに期待するより、内的なアプローチを習慣化すること
・成長には「肉体的」「頭脳的」「精神的」の3つがある
・肉体的・頭脳的成長は計測しやすく、精神的成長は成長しにくい
・日々の記録と確認が精神的成長の実感につながる

 やる気やモチベーションを高めるために、日々、成長の記録と確認を行いましょう!

 

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