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- 「そういえば〇〇だなぁ。」
- 「ん、これはなんだろう?」
- 「これはどういうスペックなんだろう?」
- 「「なるほど、さらに…なるほど。よし買おう!」
- 「やっぱり買って正解だったな。」
商品でもサービスでも、それを購入しようとする顧客の頭の中では、「購買に対する意識決定」が行われています。
そして、その意思決定には、一定の段階があります。
その段階を理解して、無駄のない、購買へと至る的確なアプローチを行いましょう。
段階とは、次の5つのステップからなります。
5つの意思決定プロセス
1.問題認識
まず、一番始めに顧客が抱く感情は「問題認識」です。
- お腹がすいた→食べ物
- 喉が渇いた→飲料
- 車でデートがしたい→車
この段階では、知ってもらうこと、つまりは「プロモーション戦略」が必要です。
知ってもらい、注意を換気しながらも、問題の存在を認識させましょう。
2.情報探索
次に顧客は、欲しいと思った商品の情報を集めます。
- 食べ物→ご飯物、麺、パン、自分で作る、外食etc
- 飲料→水、ウーロン茶、ジュース、ビールetc
- 車→新車、中古、国産、外車、レンタカーetc
より幅広い方面で、顧客が情報にアクセスできるような戦略を取りましょう。
その為には、ターゲット層の行動を分析し、把握しておく必要があります。
年齢層や性別によって、調べ方、媒体、信ぴょう性も変わっていきます。
3.情報評価
情報探索によって集まめた情報をもとに、顧客は評価を始めます。
- 外食→うまいラーメン屋が近くにできたようだ。テレビでもとりあげていた。
- ウーロン茶→ダイエット中はウーロン茶が良いらしい。友達も飲んでいる。
- 車→国産のセダンが手頃で乗り心地も良いらしい。中古なら手が届く。
情報評価を操作するのは難しいですが、営業努力や商品、サービスの質の向上、適正価格、口コミ、ソーシャルマーケティング等によって、ある程度は可能になります。
もちろん、大前提は商品やサービスそのものが良いものである、ということです。
4.決定
ここでようやく、顧客は購買を決定します。
数々の戦略が功を奏したということですね。
ただし、ここで安心してはいけません。
一過性の商品でない限り、顧客をリピーターに、そして最終的には”ファン”にするべく、顧客の声を聞いたり、商品やサービスの質を高めなければなりません。
購買は、顧客との最初のコミュニケーションと捉えても良いでしょう。
5.購買後評価
いわゆる「認知的不協和」と呼ばれるものです。
購入したあとになって、その物の評価を集めて、「購入は正解だった」と思いたいという心理ですね。
その商品のテレビCMを視たり、雑誌を購入したり、他の購入者と話したりすることで満たそうとします。
この段階で、良い情報を与えることができれば、リピーターになる可能性があります。
自ら口コミを起こしてくれるファンの獲得も、購買後評価がしやすい、つまりはその為のツールがたくさんある、という点がポイントですね。
顧客は今どこにいる?
いかがでしょうか。
大切なのは、今、顧客はどこでつまずいているのか、ということを把握することです。
そうすることで、次の行動が自ずと決まっていきます。
効率よく、適切なアプローチをするためにも、5つの意思決定プロセスを把握しておきましょう。
コジゲン一言メモ
プロセスの中のどの段階で、顧客は購買をためらっているのか把握できると、それがそのまま改善につながるよ!
それぞれどんな対策ができるか、考えてみよう。
コメント
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