近畿大学の「図書館司書」コースに入学しました

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良い文章を書くために必要な2つの要素

「どうすれば良い文章を書くことができるのか」。私は日々、そのようなことばかり考えながら、文章というものをさまざまな視点から観察しています。

その過程において、良い文章を書くために必要な要素は、端的に、次の2点に集約されるのではないかと考えています。具体的には、

1.文章力があること
2.取材力があること

1の文章力とは、いわゆる「てにをは」の使い方や句読点の打ち方、論理構成スキルなどを含む、文章テクニック全般のことです。

基本的な文章テクニックを身につけていなければ、良い文章を書くことはできません。一方で、きちんと学べば、短期間でも上達できるスキルです。

2の取材力とは、エビデンスや1次情報など、その文章に最適な情報を収集する情報収集能力のことです。

どれほど文章テクニックを磨いても、書いている文章そのものに価値がなければ意味がありません。その価値こそ、取材によって獲得すべきものです。

これら2つの要素が一定レベルに達していれば、良い文章に近づくことが可能となります。もちろん、いずれも深めようと思えば、どこまでも深められます。

私が近畿大学の図書館司書コースに入学した理由

さて、タイトルにもあるように、私は4月から近畿大学の図書館司書コースに入学しています。その理由はまさに、2の取材力を磨くために他なりません。

これまで数多くの人や現場を取材してきた私ですが、ここにきてあらためて、先人が積み上げてきたものにアクセスするための方法に着目しています。

情報があふれている現代だからこそ、確かな情報を選別し、短時間で確実に入手するスキルが求められています。そのために、図書館の活用は欠かせません。

書籍、雑誌、新聞、論文、データベース、さらには各種レファレンスツールなどを駆使し、必要な情報に最短距離でアクセスできること。

それもまた、文章を書く人間にとって必要な取材力と言えるでしょう。図書館を使いこなせるようになれば、文章家としてのレベルも高まると期待されます。

かねてよりお世話になっている図書館ではあるのですが、知れば知るほど、その世界は奥深いことに気づかされます。

次は、どのような学びが待っているのか。今から楽しみで仕方ありません。

“ひとつ花の名前がわかれば、世界の謎がひとつ消えていきます。すると、この世界が、その分だけ単純に、わかりやすくなっていく。「だから、人生は素晴らしいし、生きることは楽しい」”

『本の「使い方」』出口治明

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