文章を長く書き続けていく上で必要な“ロールモデル”|(チョコ好き)の日記
文章の「ロールモデル」を設定するべきか否かについて。
付いていくのか抜かすのか
マラソンで言うところのペースメーカー。文章を書く際にもそのような人がいてくれたら少しは楽になるのかもしれません。場合によってはその人の文体にどっぷり浸かってしまう方もいれば、あるいはなんとなく私淑しているだけという方もいるでしょう。いずれにしても、付いていく、そしていずれは追い越すようなイメージで書き続ければ、自分の文章も向上していくかもしれません。
文章のロールモデル
とくに小説の世界に多い気がしますが、単に憧れている、もしくは自分が小説を書くきっかけとなった作品ないし作家から受ける影響が、文章にありありと表れている場合があります。それでも、自身が売れている作家であればまだ良いのですが、そうでない場合には読んでいるこちらとしても恥ずかしい。個人的に楽しむだけが文章の本質ではないからこそ尚更なのでしょう。
誰のための文章か?
誰にための文章かということを考えれば、文章のロールモデルは複数あった方が良さそうです。私の場合で言えば、商業的な文章のロールモデルと趣味の延長にある文章のロールモデルは別々に設定しておいた方が何かと都合がいい。結局は、満足してもらってナンボの世界。相手が他人なのか、それとも自分なのかによってイメージを切り替えられる柔軟さが求められますね。
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