年齢を重ねるごとに、「意志力」に頼ることのむなしさを感じます。こと意志力についていえば、この30年余りでほとんど成長できていないと思います。では、どうすれば意志力を高め、仕事に集中することができるのでしょうか。
ポイントは、「意志に頼らず、粛々と物事をこなしていく」ことにあると思います。
意志力はどこからくるのか？
そもそも意志力はどこから来るのでしょうか。義務感、正義感、モラルなど、さまざまな方向性があると思います。ただ、こと仕事に関して言えば、重要なのは「やらなければならないことを、やるべきときに、やるべき量だけ行うこと」となります。
つまり、義務感や正義感、モラルの力がわいてくるのを待っている時間はないということです。では、どうすればいいのか。アタマではなく、ココロでもなく、カラダに動いてもらうしかありません。
意志力を高める3つの秘訣
つまり、意志力を高めるコツは次の3つです。
1.カラダに覚えさせる
アタマで考えてしまえば、意志力など、わずかな環境の変化で薄れてしまいます。大切なのはカラダに覚えさせてしまうこと。そして本能で動くこと。動物たちは、自分の意志力を疑うことはありません。
2.ルーティンを崩さない
カラダに覚えさせるために、もっとも手っ取り早いのはルーティンの構築です。いつも同じことをしていれば、おのずと考え方や発想も同じになります。仕事に着手する第一歩は、ルーティンの一環でいい。そう、イチローのように。
3.くり返し行う
あとは、ただただくり返し行うだけです。カラダが覚えてしまうまで、とにかくくり返し行うこと。一説によると、人は21日間（3週間）同じことをくり返せば、身につくとのことです。まずは目指せ21日間、です。
意志に頼らない生活を
仕事をするたびに、わざわざやる気を奮い起こすのは大変です。いちいちリフレッシュしなければ仕事に対するモチベーションがわかないのであれば、どんなに時間があっても足りません。ここは野生に戻って、カラダに言うことを聞かせましょう。
そして、クリエイティビティを発揮するのは、仕事本番でいいのではないでしょうか。少なくとも、ライフハックを追求しているうちに、自らの人生が終わっているということのないようにしたいものです。
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