効果的なキャッチコピーは「7つのパターン」から作ろう!

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 ルーチンワークが効果的なのは、個々の役割ごとに生産性を上げているからだ。 たくさんのことを素早く行うのは難しいが、一つのことなら、慣れでどうにでもなる。

 同様に、キャッチコピーをつけることも、毎回一から作る必要はない。 あらかじめひな型を用意する作業をして、その後は、それに当てはめれば効率的だ。しかも、過去、とくに成果をあげたキャッチコピーのひな型は、すでに分類されている


効果的なキャッチコピーのひな型とは

 過去の事例を活用すれば、いちいち調査しなくてもある程度の結果は見通しが立てられる。それらを現代風にアレンジし、よりレベルを高められるかどうかは書き手の実力次第だ。 言うなれば、そこが書き手の勝負所だろう。

 以下、過去に成果をあげたキャッチコピーのひな型をピックアップしてみた。 参考にしつつ「なぜ成果をあげることができたのか?」についても考えてみてほしい。

優秀なキャッチコピー7つのパターン

1.ストレートなキャッチコピー

自信があるから使ってほしい。だから高品質で低価格!

 ストレートなキャッチコピーはそれだけで魅力的だ。 「シンプル・イズ・ベスト」という言葉のとおり、結局はシンプルが強い。 初心に帰ってストレートに攻めてみよう。 変化球は、あとからいくらでも身につけられる。

2.「なんだろう?」と思わせるキャッチコピー

安すぎる価格に「本当かな?」と思って問い合わせた結果……

 キャッチコピーだけ見ても内容はつかめないが、その先が気になる。 そんなタイトルは、読み手の好奇心をくすぐる変化球だ。 「どうして?」「なぜ?」「知りたい!」という、誰もが持っている欲求をくすぐろう。

3.真新しさを全面に打ち出したキャッチコピー

新発見! もう、リバウンドに悩む必要はありません!

 真新しい物や情報というのは、誰に目にも魅力的に映るものだ。 なかには「新しいものならなんでも好き!」というおNEWフリークの人も。キャッチコピーの場合はさらにニュース性を盛り込むと良いだろう。

4.ターゲットの悩みを解決でするキャッチコピー

今すぐにでも眠れる! 画期的な不眠症対策とは

 悩みを解決できると思わせるキャッチコピーは、ターゲットのニーズに訴求するものだ。 それが自分の抱えている悩みだったら、思わず本文を読んでしまうのも無理はない。 また、直接自分に関係なくても、人に話したくなる内容なら効果的だ。使える豆知識は話のネタとしても優秀である。

5.問いかけるキャッチコピー

「なぜあなたは無駄な医療費を払い続けるのですか?」

 当たり前と思っている行動に対して問いかけることで、読み手をドキッとさせる。 常識を揺さぶるキャッチコピーがターゲットを不安にさせ、本文を読み進める可能性が高まるのだ。 この手の問いかけは「もっと良い方法があるのかな?」という疑問を読者に想起させる。 ゆえに読まずにはいられなくなるのだ。

6.ポイントが掴みやすいキャッチコピー

これだけ覚えておけば大丈夫! めんどくさい洗濯物を効率よくたたむ3ステップ

 これはポイントがまとまっている感じさせるキャッチコピーだ。 時間がなくてもサッと確認できそうなイメージを与えられる。 さらに、まとめや箇条書きキャッチコピーは数字を上手に活用したい。 「100の理由」「たったひとつの」や、王道の「7つ」など、状況によって使い分けてみよう。

7.利用者の声をキャッチコピーに

「中卒の私に東大出身の部下ができました。」

 利用者の声は読み手に説得力を与える。 供給者目線ではなく消費者目線だから信頼してもらえるのだ。 キャッチコピーへの共感によってハードルが下がるだけでなく、そこにストーリーがあったら読むだけでも楽しめる。

パターンの利用とキャッチコピーの効果測定を

 パターンを把握しつつキャッチコピーを量産すればアイデアが尽きることはない。さらに、作成したキャッチコピーの効果測定も行うことで、より魅力的なタイトルがどんどん書けるようになるだろう。ぜひあなたにもオリジナルのヒット作を生み出してもらいたい。幸運を祈る。

<参考>

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