筆者は、ホームページ・ビルダーサービス(ジャストシステム)を使って、WordPressを実装しています。今どきめずらしいですよね……。
そんなある日。「ファイルマネージャー」をいじっていると、あやまって「.htaccess」を消してしまいました。
すると、WordPressの管理画面にも入れず、自分のサイトにアクセスしても上記画面のエラーが表示するようになってしまいました。。
試行錯誤した結果、どうにか元に戻すことができたのですが、約5時間ほどはアクセスできない状態になり、かなり焦りました。
そこで今回は、備忘録的に、「.htaccess」を削除してしまった場合に元に戻すための手順を残しておきたいと思います。
.htaccessを消してしまった場合の対処法
以下、.htaccessを消してしまった場合の対処法です。具体的な手順は以下の通り。
1.新しい.htaccessのコードを用意する
まずは、新しい.htaccessを用意しましょう。
本来であれば、バックアップの.htaccessを使えばいいのですが、あやまって消してしまった場合、あらかじめ確保していないかと思います。
そこで筆者の場合は、別のサイトを作り、あらためてWordPressをダウンロードして、.htaccessを取得しました。
サーバーごとにコードが異なる場合もあるらしいので、ホームページ・ビルダーを使っている方は、以下をそのまま使用してください。
# BEGIN WordPress
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteBase /wp/
RewriteRule ^index.php$ - [L]
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /wp/index.php [L]
</IfModule>
# END WordPress
ただし、上記だときれいに整形されてしまっていてうまくいかない場合も。そのときは、すべてのスペースを消してみてください(以下参照)。
# BEGIN WordPress<IfModule mod_rewrite.c>RewriteEngine OnRewriteBase /wp/RewriteRule ^index.php$ - [L]RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-fRewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-dRewriteRule . /wp/index.php [L]</IfModule># END WordPress
2.テキストエディタにコードを貼り付ける
コードを用意したら、テキストエディタに貼り付けて.htaccessファイルを用意しましょう。ちなみに筆者は「TeraPad」を使いました。
Windowsのメモ帳を使ってもいいのですが、文字コードがUTF-8だとうまくいかないようなので、「TeraPad」を使用することをオススメします。
具体的な手順としては、
- .htaccessのコードをコピーする
- 「TeraPad」を立ち上げて、コードを貼り付ける
- 「表示」→「オプション」→「文字コード」で、保存文字コードを“UTF-8N”にして保存する(“UTF-8”にしないように注意!)
- ファイル名は「.htaccess」
こんな感じです。
3.「ファイルマネージャー」にアップする
あとは、ホームページ・ビルダーサービスのコントロールパネルにアクセスし、右上の「Web設定」にある「ファイルマネージャー」からアップしましょう。
ファイルマネージャーをクリックすると、任意のサイトのドメインがあるのでそこをクリック。さらに「アップロード」をクリックして、先ほどつくった.htaccessファイルをアップしましょう。
アップロードした段階では、拡張子が「.htaccess.txt」になっているかと思いますので、「名前変更」をクリックして「.htaccess」にします。
これで完了です。
管理画面にアクセスできない場合
もし、上記手順でも管理画面およびサイトにアクセスできない場合には、コードの中身や、テキストエディタの文字コードを確認してみてください。
また、.htaccessの名称を変える(「a.htaccess」など)ことで、アクセスできる場合もあります。ぜひ、チェックしてみてください。