あなたは文章で評価されている。
このことは、あなたが学生でも、社会人でも、変わらない。
論文、試験、企画書、報告書、メール、ブログ、ソーシャルメディア…etc
さらに情報社会によって、よりあなたの文章は、人の目についている。
そしてその度に評価される。
テストであれば、そのまま成績に。
人事評価であれば、昇給や給与査定に。
文章が「書けない」ままでは、いつまでたっても評価されない。
ビジネスマンも学生も「待ったなし」
なぜ、自分が評価されないのか分からない。
誰よりも頑張っているし、態度も良好なはずだ。
ただ残念ながら、あなたのその頑張りや良好な態度は、評価サイドに届いていない可能性がある。
考えてみてほしい。
あなたの文章は、「内容」「書き方」ともに、他を上回っているだろうか。
あるいは、一般的な水準を超えているだろうか。
正当な評価がなされていないと感じるのならば、まずは自身の文章力を疑うべきだ。
伝わらなければ評価されない
「暗黙の了解」という言葉がある。
これは、日本人独特の「言わない美学」を表現した言葉だ。
余計な物言いを排除して、お互いに配慮することで、気持ちのいいコミュニケーションを行う。
日本人らしい、素晴らしい性質だと思う。
だが、何もかもが暗黙の了解で済まされるわけではない。
黙ったままでは、評価は限定的になる。
アメリカ式の成果主義のもとではなおさらだ。
言葉や文章によって、アピールしないことには、いつまでたっても報われない。
ある会社の人物評価
ある会社の人物評価表には、「文章力」という項目がある。
その内容の一部はこうだ。
- 文章や図表はわかりやすいか
- 内容はポイントをついているか
- タイミングはよいか
- 専門的なレポートも書けるか
文章力を無視し続ければ、これらの項目は「良」にはならない。
もちろん、もっぱら小論文やレポートの提出を迫られる学生も同様だ。
社会には、いつでも選択肢があるわけではない。
自分で答えを作成する能力を、評価の対象とするのは当然だ。
プレゼンテーション
また、プレゼンテーションなど、人前で話す際にも文章力は必要になる。
まさか、なんの準備もせずに、スティーブ・ジョブズやオバマ大統領のような演説ができると思っているわけではあるまい。
事前に、論理的でわかりやすい話の道筋を、考えておく必要がある。
プレゼンテーションができる人間の評価が高いことは、言うまでもない。
おまけとして聴衆からの称賛もある。
その場合、どこからどんな評価をいただけるのか、可能性は幅広い。
コミュニケーション
日常のコミュニケーションに課題がある方も、文章力を改めたい。
他人から好かれるためには、コミュニケーション力が不可欠だが、その秘訣は「理解し伝えること」だ。
聞き上手は好まれるが、ただ黙って聞いているだけでは芸がない。
相手の言うことをしっかりと理解し、頭のなかでまとめて、的確な質問をする。
それが、会話をはずませる。
つまり、文章を書くときと同じで、組み立てとイマジネーションが大切なのだ。
普段からこれらのエクササイズをしていれば、コミュニケーション力は自然と向上する。
当然、話の引き出しも広がっていく。
まとめ
- ビジネスマンも学生も「待ったなし」
- 伝わらなければ評価されない
- ある会社の人物評価
- プレゼンテーション
- コミュニケーション
いかがだろうか。
文章力が、いかにあなたの評価基準になっているか、おわかりいただけただろう。だが、ルソーが言うように「文章の書き方は一挙に学べるものではない」。
だからこそ、学ぶ姿勢をもつことから始めよう。
文章力が必要であると理解できたことは、その最初の一歩にほかならない。
コジゲン一言メモ
好きこそものの上手なれ。
日々鍛錬するうちに、書くことが楽しくなれば、文章力は自然と向上していくよ!
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