預金するより「稼ぐスキル」を身につけること

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巷には、数多くの「財テク本」や「副業本」があふれています。その背景にあるのは、端的に、“将来への不安”であると考えていいと思います。たしかに、先が見えない時代です。

しかし、先が見えないことは、今にはじまったことではありません。むしろ、いつの時代も、将来のことなど誰も予測できなかったのです。20年前、スマホの普及をだれが予見できたでしょうか。

そう、そもそも将来など見通せないのが通常です。将来はつねに「真っ暗」であることが正常なのです。では、私たちはどうすればいいのか。重要なのは「稼げるスキル」です。

預金の多寡で一喜一憂するむなしさ

いくら財テクに励んでも、仕事のあいまに副業をしても、人生は豊かになりません。なぜなら、お金の価値は時代の変化に応じて変わる可能性があるからです。

たとえばインフレ。インフレとはモノの価値があがること。つまり、通貨の価値が下がることです。そうなれば、もはや、お金を貯めこんでいても意味はないのです。

株も、不動産も、金も同様です。結局のところ、価値が市場で上下してしまうものにすがるのは、むなしいことでしかありません。

「好きなこと×稼げること」を見つけよう

では、どうすればいいのか。冒頭でも述べたとおり、重要なのはいかに稼げるスキルを身につけられるかどうか、ということです。とくに、好きなことで稼ぐべきです。

たとえば、イラストやライティングなどどうでしょうか。事実、クラウドソーシングなどで副業として稼いでいた人が、独立して自分で稼ぐという現象も起きています。

独立してでも稼げるようになればどうなるか。時代がどんなに変化しても、食いっぱぐれることはありません。なぜなら、スキルをベースに柔軟に対応することができるからです。

「ワーク・ライフ・バランス」の本当の意味

定年後、やることがなくて途方に暮れる元ビジネスマン。やりたくもないゲートボールで無意味な汗を流す老人。つまらないアルバイトで若者にこき使われる日々。

そんな老後に希望はありません。そもそも、老後に逃げ込もうとする発想こそ、旧態依然の考え方でしかないのです。発想を切り替えましょう。仕事も人生も死ぬまで楽しむのです。

ワーク・ライフ・バランスの本当の意味とは、仕事と人生を同化させること。いつまでも「道楽」を楽しみつつ、家族も友人も大切にする人生。それこそまさに、理想だと思います。

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