「カップSUSHI」スプーンでいかが スシローが発売|朝日新聞DIGITAL
ターゲットは外国人?
見た目が可愛い「カップSUSHI」
「カップ寿司」でいいと思うのだが、やはり狙いは外国人? と考えてしまうのは少々短絡的か。見た目の可愛さから、女性や子供にも照準を合わせているかもしれない。カップは使いまわせるし、機械で作れそうだ。
と、まあ一般的な意見としてはそんなところだが、もちろん「消費増税対策」である。4月からはラーメンも売り出すそうだから(本体価格280円)、客単価を上げにきているのだろう。スプーンで食べる斬新さはあくまでもオマケだ。
消費増税に向けて
そもそもこれでは回転寿司の利点がない。いっそのこと立ち食いの「寿司バー」でもつくって、大々的にカップSUSHIを売りだしてみてはどうか。小腹が空いたときにちょうど良さそうだ。
個人的に寿司の良さは「一口サイズ」にあると思っている。それとあの独特な美しい流線型の「形状」だ。まるでネタが酢飯を包み込むかのような一体感。一皿で2カンも楽しめる。スプーンなどいらんのだ。
客を増やすか単価を上げるか
いずれにしても店側は「客を増やす」か「客単価を上げるか」しなければ厳しい消費増税後となる。インフレ・デフレというよりも「消費の二極化」を意識すべきなので、中途半端な施策は逆効果な気もする。
あくまでプロモーションの一環なのだろうが、普段食べない缶詰を買い占めているぐらいだから、増税後の消費者を動かすことは容易ではない。