インタビュー取材に使える!初対面の人に好印象を与える6原則

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インタビュー取材をしていると、初対面の人に話しを聞く機会が多いという人もいると思います。インタビュアーの仕事は、相手から必要な情報を聞きだすことです。相手に心を開いてもらい、胸の内の言葉を語ってもいたい。

そのためには、相手に自分を「印象がいい」「感じがいい」と思ってもらうことがとても大切になります。相手の懐にはいって、本音を引き出すためには、実は初対面の印象が大きく影響するのです。

印象が悪い人と会話をすると、どこか壁ができてしまうもの。インタビュアーはこの点をしっかり念頭において、普段から「印象のいい人はどんな人なのか」を意識する習慣をつけておきましょう。

そこで今回は、初対面の人に好印象をもってもらえる6原則をご紹介します。

初対面の人に好印象をもってもらえる6原則

「感じがいい人」はココが違うという6つのポイントについて見ていきましょう。

清潔感のある身だしなみに

初対面の印象は、出会ってからわずか10秒で決まるといわれています。「メラビアンの法則」によると、人は出会った相手の印象を「視覚55%、聴覚38%、言語7%」の割合で判断するそうです。

つまり、第一印象の約半分は外見で決められてしまうということ。それくらい外見を綺麗に取り繕うことは、大切というわけです。

これは「イケメンや美人じゃないとダメ」という話ではありません。服はTPOに合ったもの、不潔らしさを感じない髪型など、清潔感のある格好をしていれば大丈夫です

これは事前準備の段階でできること。ここを怠ると、あなたの第一印象が半分も損なわれてしまうので、気をつけたいポイントです。

あいさつは自分からする

第一声となるあいさつは、必ず自分からしましょう。「気持ちのいいあいさつができる人」「自分からあいさつができる人」に好印象をもつ人は多いと思います。

「おはようございます」「こんにちは」「初めまして」というその一言に、「あなたに会えて嬉しいです」という気持ちを込めてあいさつしてみてください。

不思議とその思いは相手に伝わるものです。大きな声でハキハキと、そしてこれに笑顔が加われば、印象がアップすること間違いなしです。

笑顔を心がける

あいさつと同様に、「笑顔でいる人」も好印象を持たれやすいです。へらへらしたり、にやにやしたりするのではなく、「微笑む」をイメージしてみてください。

初対面の人相手だと、緊張してしまうこともあると思います。でも、それは相手も同じ。ミラー効果といって、人は目の前にいる人と同じ動作や仕草をしようとします。

つまり、あなたが笑顔を見せれば、相手も笑顔になるということ。緊張をほぐすためにも、まずあなたから笑いかけてみましょう

相手の名前をたくさん呼ぶ

自己紹介のあと、相手の名前が分かったら、取材中にどんどん名前を呼ぶようにしましょう。名前を呼んでもらうと、なんだか少し嬉しくなりませんか?

名前をたくさん呼んでくれる人には、親近感を覚える人が多いようです。百貨店などでも、クレジットカードやポイントカードの裏面にある名前を見て、「○○様、ありがとうございます」とお客様の名前を呼ぶように指導しているところもあります。

「相手の名前を呼ぶ」ことは、それだけ効果があるポイントなのです。

相手の話をしっかり聞く

自分の話ばかりする人と、自分の話をしっかり聞いてくれる人とでは、どちらが好印象でしょうか?インタビュアーはもちろん「話を聞くこと」が仕事なので、聞き上手になるのは大前提。

「相手の目を見る」「リアクションをする(少しオーバー気味に)」を心がけて、「あなたの話に興味をもっていますよ」という姿勢をみせましょう。

ネガティブなことは言わない

仲のいい間柄なら多少のことは問題ありませんが、初対面の相手にはネガティブな話題は厳禁です。あなたの印象を悪くすることはあっても、よくすることは絶対にありません。

会社の愚痴や、社会への不平不満、自分の悩みなど……マイナスイメージの話題は避けましょう。逆に相手がそのような話題を話したときには、軽く相づちを打つくらいに留めて、あまり自分からはその話題を掘り下げないようにしておいた方がいいと思います。

まとめ

インタビュー取材は、限られたごくわずかの時間の中で行われます。インタビュアーはその短い時間で、初めて会う相手から聞きたい情報を引き出さなければいけません。そのために「印象のいい人になること」は大きなメリットになります。

今回挙げた6点は、いますぐにでもできるものばかりです。慣れるまではぎこちなくなるかもしれませんが、それでも大丈夫。その意識をもっているだけで、行動や言動がずいぶんと変わってきます

自分だったら「どんな人に好印象をもつのか」「どんな人に取材をしてもらいたいか」など、取材相手の目線に立って考えてみるのもひとつの指標になるでしょう。

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