フリーランスとして仕事をしていると、日々、さまざまな人と出会います。大きな企業の経営者もいれば、小さな企業の役員もいますし、普通のサラリーマンもいれば、個人事業主もいる。それぞれ、立場や責任は大きく異なります。
いずれにしても、大切なのは「ひと対ひと」であるということ。そこには一定の礼節が必要となるはずです。しかし、なかには、“無意味に”相手を不快にさせてしまう人がいるのも事実。そこで今回は、自分の評価をさげてしまう「10の無意味な行動」についてご紹介します。
周囲からの悪評を呼ぶ10の無意味な行動
相手の心象を悪化させてしまう行動は、必ずしも「意識的に」行われているとは限りません。無意識に、そして意味もなく行っている行動が、相手に不快な思いをさせているかもしれないのです。
たとえば、代表的なものは次のとおりです。
1.無意味に約束をやぶる
たとえ小さな約束でも、しっかりと守らなければ、相手の信頼を得ることはできません。それどころか、無意味に約束をやぶってしまうことで、相手に不信感を抱かせてしまうこともあるのです。
あなたは、口からデマカセのごとく、無意味に約束をやぶっていませんか?
2.無意味に遅刻する
社会生活をおくるうえで、遅刻は厳禁です。とくに日本においては、たとえ数分の遅刻だったとしても、不快に思う人は思うのです。勘ぐれば、「自分はその程度の扱いか」とも考えられます。
あなたは、ちょっとぐらいと思い、無意味に遅刻をくり返していませんか?
3.無意味にメールの返信が遅い
メールの利点は、伝えたいことを、文章として、タイミング問わず送付できることです。しかも現在は、スマートフォンやタブレット端末の普及によって、いつでもどこでも確認できます。しかし、返信しなければ、無視しているのと同義です。
あなたは、あとでいいやと思い、無意味に返信を遅らせていませんか?
4.無意味にあくびをする
あくびは人にうつるという言い伝えがあります。その真偽はさだかではありませんが、動物のあくびもまた、人間にうつると言われています。しかし、目の前の人があくびをしている姿は、心地良いものではありません。
あなたは、見られていないと思い、無意味に人前であくびをしていませんか?
5.無意味にウソをつく
ウソをつく人を信頼することはできません。それが、たとえ小さなウソだったとしても、またいつウソをつかれるのかわからないとなれば、看過することはできないのです。しかも、一度ついたウソは、つき続けなければなりません。
あなたは、ちょっとしたことで、無意味にウソをついてはいませんか?
6.無意味にあやまる
悪いことをしたのであれば、誠意をつくした謝罪が必要です。しかし、あたり前のように遅刻をして、悪びれることなく謝罪をされても、相手の心は晴れません。大切なのは行為そのものではなく、あくまでも気持ちなのです。
あなたは、気持ちのこもっていない、無意味な謝罪をくり返していませんか?
7.無意味に笑う
笑顔は周囲の人を元気にさせます。仕事上でも、つねに微笑みをたやさないことで、お互いの雰囲気を明るくすることは可能です。しかし、状況を考えず、笑ってしまうのはいただけません。また、見栄えが悪い“半笑い”も避けるべきです。
あなたは、相手の気持ちをかえりみず、無意味に笑っていませんか?
8.無意味に語尾をのばす
フワフワしている人と相対すると、なんだか仕事を任すのが不安になってしまいます。同様に、電話口で無意味に語尾をのばす人に対して、軽い人だと思ってしまうことは多いかと思います。
あなたは、悪癖として、無意味に語尾をのばしてしまっていませんか?
9.無意味にだらしがない
かつて「人は見た目が9割」という書籍が一世を風靡しました。9割かどうかはさておいて、見た目が重要であることは否定できません。最低限、身だしなみを整えることは、相手への誠意ともなるのです。
あなたは、見た目なんかと軽んじて、無意味にだらしなくしていませんか?
10.無意味に馴れ馴れしくする
ビジネスは社会的な活動である反面、戦争でもあります。甘えは通用せず、いざとなったら、だれも助けてくれないのです。距離を縮めるのは大事なことですが、あまりに馴れ馴れしくするのは、仕事がしにくくなるだけです。
あなたは、持ち前の人懐こさを武器に、無意味に馴れ馴れしく接していませんか?
まとめ
人生は一期一会。それは、仕事でも同様です。相手に対し、わずかな不快感を与えてしまったために、将来的なチャンスを逃してしまうこともあるのです。ただし、意識することで、無意味な行動は回避することができます。まずは、紹介した10の行動をしていないかどうか、改めてみてはいかがでしょうか。