「結論を先に書く」ことの重要性について解説しています。
「結論が先」と起承転結
結論を先に書くと「この文章はなにが言いたいのか?」が明らかになります。ふつう、文章の構成は「起承転結」がいいとされています。しかし、情報があふれている現代においては、結論を先にもってくるほうが親切です。読みすすめてもらえる可能性も高まります。
「結論が先」の具体例
A(改善前)
ここ数年。社会のニーズが変化している。お客さまの趣味・嗜好も変わっているようだ。競合他社の戦略をみてみると、その多くが、新しい事業へと積極的に参入している。本業の儲けをうまく活用しているのだ。そこで弊社でも、新規プロジェクトの立ち上げを検討してはいかがか?
→前段が長いために、「結局、なにがいいたいの?」と感じさせてしまいます。また、わかりきったことをクドクドと説明されると、読み手が途中で飽きてしまうことも。
B(改善後)
新規プロジェクトの立ち上げを提案する。理由は3つある。1つ、社会のニーズが変わっていること。お客さまの趣味・嗜好も同様だ。2つ、競合他社の動向。戦略的に新規事業へと参入している。3つ、本業の儲けを遊ばせている現状がある。以上のことから、私は新規事業の立ち上げを提案する。
→結論が先にあることで、言いたいことがハッキリしています。また、文章全体の趣旨がひと目でわかる構成なので、読み進めるのが苦になりません。
全体の構成は結論+起承転結
結論から先に書くときのポイントは、まず、「結論」と「根拠」をピックアップしてしまうことです。「言いたいこと」を明らかにして、「なぜそう考えるに至ったのか」をいくつかあげてみる。箇条書きでもいいので、紙に落とし込んでおくと、文章が書きやすくなります。
あとは、メモを見ながら、「結論+起承転結」で文章全体を構成していくだけです。「起承転」の部分で悩んでしまう場合には、例題のように根拠を羅列するだけでも構いません。最後の再結論の部分で言い回しを変えると、よりインパクトが強まります。
「結論→事例→まとめ」という構成も
「結論+起承転結」という構成に負担を感じる場合は、「結論→根拠・事例→まとめ」がオススメです。何が言いたいのかを先に置き、その根拠となる考えや事例を並べる。そして最後にまとめを書きます。
いずれにしても、大切なのは「最初」と「最後」です。どこに力を入れるべきか迷ってしまったら、最初の結論と、最後のまとめに注力しましょう。「竜頭蛇尾」「終わりよければすべてよし」のいずれにもにならないように、工夫したいところです。
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コメント
ブログを書いている身としてはしっかりと押さえておきたいですね。
[…] 結論から書けば文章はわかりやすくなる「結論を先に書く」ことの重要性について解説しています。 「結論が先」と起承転結結論を先に書くと「この文章はなにが言いたいのか?」 […]