起業の準備を始めたのは高校3年生のとき、大学1年で起業しました–村上太一・リブセンス社長(第2回)|東洋経済オンライン
どうしてもやりたかったこと=起業。
着手は早いほうが良い
おおむね『リブセンス〈生きる意味〉』 に書かれていた内容と相違ない。恵まれてた環境というよりは、心の中に「起業」の二文字が当初から刻まれていたことが大きいだろう。上場はその結果でしかない。
早くから起業に取り組む人が少なく、しかも成果をあげられる人はもっと少ないなかで、着実に業績をあげている。それを社会が評価している。決して諦めない姿勢は、多くの起業家が見習うべきものだろう。
仲間を集める
取り組むべきことがはっきりイメージされているから、行動にも迷いがない。成功か失敗かという「ほとんど何の意味もない」長期的な視野のもとに選択肢があるのではない。ここが大きな違いだ。だから仲間を集めることにも真剣だし、「大マジ」なのである。
「結局俺は諦めたよ……」。私は今まで、そう言って去っていった人間を何人も見ているが、彼らはきっと「成功」を求めていただけであって、それは起業やビジネスを通してでなくとも良かったのだろう。諦めるということは人生が終わるということ。そこまで考えている人は少ない。
「楽な道ではない」の共有
起業前に『渋谷ではたらく社長の告白 (幻冬舎文庫)』 で、ビジネスの大変さや苦労を共有するというのも素晴らしい。すでに結果を出している先達の言葉は刺激になるし、物語は記憶に残り続ける。
村上さんのような笑顔をしている社長を見たことはない。しかし、本当に好きなことに取り組んでいる人はたいていこんな顔をしているものだ。