たくさんの文章を書かなければならない人にとって、「どうすれば早く文章を書けるだろうか?」という課題は重要です。
とくに、書籍のような10万文字レベルの文章を書く場合には、一定のペースを保ちつつ、スピード感をもって文章を書いていかなければなりません。
とりあえず、文量さえ稼ぐことができれば、あとからいくらでも推敲することができるのですから。そして、そのようにして書いた文章というのは、案外わるくないものです。
では、どうすれば文章を書くスピードをあげることができるのでしょうか。
■文章を書くスピードがあがらない理由
まず、文章を書くスピードがあがらない理由は次のとおりです。
①書くことが決まっていない
②書くスキルが不十分
③書き手の精神的・体力的な問題
このうち、「①書くことが決まっていない」のであれば、文章を書く準備をしましょう。具体的には、以下の記事を参考にしてください。
・これで文章が書ける!”書き方”よりもまず7つの”準備”をしよう
次に、「②書くスキルが不十分」なのであれば、まず、文章の基本を押さえておきましょう。下記のページが参考になるはずです。
では、書くことが決まっており、書くスキルがある人の場合はどうでしょうか。そのときに疑うべきなのは、書き手の精神的・体力的な問題です。
■体力的な問題をクリアする方法
体力的な問題に関しては、体調を整えるしかありません。疲れているのなら休む、あるいはその原因を探って、疲労を解消するよう心がけてみてください。
とくに肩こりや腰痛を解消する方法としては、経験上、「血流を良くする」「筋肉を柔らかくする」のが最も有効だと思います。
具体的な解決策としては、「①マッサージ」「②温泉(風呂・サウナ)」「③適度な運動」の3つがあげられます。とくに運動としては、ラジオ体操がおすすめです。
ラジオ体操のいいところは、毎日つづけられること。そして、負荷の度合いを自分で調整できることです。You Tubeに公式動画がありますので、ぜひ、続けてみてください。
■精神的な問題をクリアする方法
一方で、精神的な問題をクリアするにはどうすればいいでしょうか。個人的には、「飽きないように工夫する」のが一番だと感じています。
飽きないような工夫とは、具体的には「大きなテーマの文章を小さいテーマに分類して、それぞれを同時並行的に書く」ということです。
たとえば、「読書術」という大きなテーマに関する文章を書いていた場合、それを「読書の効能」「本の選び方」「本の読み方」「アウトプットの仕方」などと分類します。
分類したら、それぞれのテーマごとに、同時並行的に、文章を書いていきます。たとえば、「読書の効能」について10分書いたら、次の10分は「本の選び方」について書くのです。
このようにして1つのテーマを分解し、個々のテーマを同時並行的に書けば、飽きを軽減することが可能となります。ぜひ、試してみてはいかがでしょうか。