栃木県北東部に位置する「那須」は、那須高原や那須温泉郷などの観光地として知られています。また、天皇や皇族の別荘である「那須御用邸」があることでも有名ですね。
そんな“御用邸”の名をかりたチーズケーキがあることをご存知でしょうか。それは、那須郡那須町高久甲喰木原にあるお店、「那須チーズガーデン(本店)」で販売されています。
チーズガーデンそのものは、栃木県内はもちろん、東京、大阪、愛知、さらには羽田空港など各地にあります。チーズケーキファンなら、訪れたことがある方も多いでしょう。
しかし、実は、那須チーズガーデンの本店でしか売っていないチーズケーキがあるのです。その名も「THE御用邸プレミアムチーズケーキ」。価格はなんと5,000円(税込み)。
今回は、そんな「THE御用邸プレミアムチーズケーキ」を実食してみたので、食レポしてみたいと思います。果たして、どんな味なのでしょうか……。
開封の儀
こちらが箱の概観です。保冷剤と保冷袋に包まれ、「THE御用邸プレミアムチーズケーキ」が現れました。黒い箱に筆文字で「御用邸」と書いてあり、全体的に重厚感があります。
ちなみに、那須チーズガーデン本店では、入ってすぐ左手に陳列されています。試食コーナーの斜め向かいあたりですね(2018.11.13時点。レイアウトが変わっていなければ)。
購入後、箱には「THE御用邸」の消費期限が貼られます。消費期限はおおむね購入した日の翌日までとのこと。また、解凍に5~6時間かかるため、食べる時間には注意しましょう。
箱とパッケージも開けてみる
箱を開けるとこんな感じ。試食で提供されている、一番人気の「御用邸チーズケーキ」よりも、ひとまわり~ふたまわりぐらい小さいです。直径15センチほどでしょうか。
中に入っている紙にはこんな記載が。
チーズを味わう、特別なケーキ
熟成を重ねたパルミジャーノ・レッジャーノの重厚な風味とフレッシュな日本のクリームチーズのまろやかさを楽しむ大人のケーキ。チーズの特性を生かし、低音で焼き上げた濃厚な味わいは、ワインやシャンパンと一緒に華やかなひとときを演出します。
パルミジャーノ・レッジャーノとは、“イタリアチーズの王様”とも呼ばれている、ハードチーズのこと。水分が少なく、塩味が強いのが特徴で、芳醇で濃厚な風味を楽しめます。
店員さんに聞いたところ、「私も食べたことないんですが、“チーズよりチーズっぽい”チーズケーキらしいです。まさに、大人のチーズケーキですね」とのこと。気になりますね。
食卓ナイフではうまく切れない
高まる期待感とともにゆっくり開封してみると、中はこんな感じ。外側に白い粉をまぶされた丸いチーズ、もとい、チーズケーキがそこにいます。
さっそく切ってみましょう。せっかくなので、食卓用のナイフで切りながら食べてみます。ただ、4時間ほどしか経過していなかったので、切るのに苦労しました。かなり硬いです。
最初の収穫はこれだけ。もっと時間をおいた方がいいかもしれませんね。きちんと6時間ぐらいおいておけば、溶けて切りやすくなるかと思います。
あるいは包丁を使用したほうがいいかも。
アップで撮ってみました。キメの細かさや上質な質感、凝縮された濃厚な味わいが、見た目からも伝わってきます。
気になる味は……
こちらは本体の断面図。全体のほとんどがチーズケーキで、底面にクッキー素材の下地がありますね。食感も楽しめそうです。
ではでは、さっそくいただきましょう。気になるその味は……。
うん、一言で表現するなれば、まさに“上品”。この言葉に尽きるでしょう。いわゆる普通のチーズケーキにあるようなチーズ臭さが緩和されており、甘さが口の中に広がります。
そして、しっとりとした質感がまろやかな味わいとマッチし、クッキー素材の下地でようやくケーキであることを気付かされる。なんとも、不思議なチーズケーキです。
普通のチーズケーキをイメージして食べると、意表を突かれると思います。これは明らかに、チーズケーキを超越した新種です。それこそ、大人のチーズケーキと言えそうです。
お酒を飲む方は、少し辛めのシャンパンや赤ワインと合わせてみるのもいいかもしれませんね。お酒も甘い物も好きな方には、いいツマミになると思いますよ。
最後に「成分表」を紹介
最後に成分表(原材料名)も載せておきます。たしか広告では、全体の40%にチーズを使用しているとのことでしたので、かなり濃厚なのは間違いありません。
「食べてみたい!」と思った方。ぜひ、那須にあるチーズガーデン本店を訪れてみてください。残念ながら、オンラインショップや支店では販売されていません。
本店の地図はコチラ↓
チーズガーデン那須本店の詳細については、ホームページも合わせてチェックしてみてください。那須を訪れた際には、ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。