自営業やフリーランス、あるいは小規模事業者もそうですが、独立して仕事を継続していくにあたり、最も重要なのは「いかに安定的に仕事を得るか」ということに尽きます。
仕事がなければ、収入はありません。収入がなければ、事業は成り立たないわけです。その点、収入を得るための前提として、仕事を得る方法を会得しておく必要があります。
王道は「営業」。だが……
もちろん、仕事を得るための王道は“営業”です。営業をすることが、最も手っ取り早く、最も確実に仕事を得るための近道です。それは、どんな事業でも言えることでしょう。
しかし、自営業者やフリーランサー、小規模事業者は、自らがビジネスの資源となるため、すべての活動を営業にあてるわけにはいきません。
たとえばライターであれば、文章を書くこと。デザイナーであれば、デザインすること。カメラマンであれば、写真を撮ること。そういった活動も、同時に行わなければなりません。
限られた資源の中でやるべきこと
そう、我々にとっての資源とは自分自身であり、そして自分自身にとって最大の資源とは、「時間」です。時間をどう使うかによって、ビジネスの成否が左右されます。
さて、そんな大切な時間を無駄にしないために。どのような営業手法が最適なのでしょうか。私はやはり、「ブランディング」こそ最強であると考えます。
ここで言うブランディングとは、「○○であれば、○○さんにお願いすれば間違いない!」と思ってもらえるような、周知、理解、イメージ付けのことを指しています。
仕事が途切れないブランディングの秘訣とは
では、どうすれば自分自身を適切にブランディングすることができるのでしょうか。考え方としては、営業と変わりません。最も重要なのは、「先に与える」ということです。
たとえば、自分が知っていることを教える。新しく学んだことを共有する。有益な情報を提供する。なんでもいいです。とにかく、先に与えること。
とくに現代には、ブログやSNS、ホームページなど、簡単に情報を提供できるツールがあります。それらを使い、定期的に、継続して、先に与え続けること。必要なのはそれだけです。