なぜ「紙のノート」が創作に向いているのか?
近年ではスマホやPCでメモを取るのが当たり前になってきましたが、小説家やライターなど「書く」ことを仕事にしている人たちの多くは、今も変わらず“紙のノート”を愛用しています。
なぜでしょうか?
紙のノートには、以下のようなメリットがあります:
- 思考の流れを止めずに書ける
- 削除や修正が容易でないぶん、記録がそのままアイデアの蓄積になる
- 感覚や手触りを通して思考が深まる
- ノートそのものが“書く時間”を作る道具になる
特に創作においては、キーボードでの入力よりも、手を動かすことそのものが思考や発想の助けになる場合が少なくありません。
ノートを選ぶときの3つのポイント
創作用ノートを選ぶ際にチェックしたいポイントは、以下の3つです:
- サイズと携帯性
- B6~A5が最もバランスが良く、持ち歩きにも適しています。
- 紙質と書き心地
- 万年筆や鉛筆、ゲルインクなど、よく使う筆記具との相性を確認しましょう。
- デザインと気分
- 長く使うためには「好きになれるノート」であることも大切です。
それでは、小説家を目指す方におすすめしたいノートを7つ紹介します。
小説家におすすめの創作ノート7選
1. ロルバーン(Rollbahn)
- 特徴:しっかりとした表紙、方眼、ミシン目つき、ゴムバンド
- おすすめ理由:創作メモ、構成案、キャラ設定など幅広く使える万能型。
2. ほぼ日5年手帳
- 特徴:1ページに5年分の記録が書ける、日付入り
- おすすめ理由:日記+創作メモを5年間で比較でき、長期的な創作の記録に。
3. MDノート(ミドリ)
- 特徴:極上の書き心地、開きやすい製本、シンプルなデザイン
- おすすめ理由:アイデアを丁寧に書き留めたい方に。無地・横罫・方眼あり。
4. モレスキン クラシックノート
- 特徴:世界中の作家・芸術家に愛されている高級ノート
- おすすめ理由:ハードカバーの安心感。持っているだけで書きたくなる一冊。
5. キャンパスノート(コクヨ)
- 特徴:学生御用達の定番ノート、コスパ◎
- おすすめ理由:プロでも愛用者が多い。使い倒せる気軽さが魅力。
6. ツバメノート
- 特徴:昔ながらのレトロデザイン、上質紙
- おすすめ理由:文学作品を思わせるクラシカルな佇まい。万年筆派にも。
7. LIFE ノーブルノート
- 特徴:美しい罫線と紙質、高級感のある装丁
- おすすめ理由:大切な原稿や推敲メモなど、創作の「本丸」に使いたい一冊。
ノートを“続ける”ためのちょっとした工夫
どんなに良いノートでも、書き続けなければ意味がありません。
そこで、ノートを習慣化するためのコツをいくつか紹介します:
- 毎日「最低1行だけ書く」と決める
- ノートを開いた状態でデスクに置いておく
- 書けなくても“眺める”だけでOKにする
- 書いた内容を後日読み返して赤を入れる(振り返り)
小説は「書き始めるまでが一番大変」です。ノートは、その“始まり”を軽くする道具でもあります。
まとめ|自分に合うノートを見つけたら、物語は始まる
ノート選びは、創作への小さな一歩です。けれど、その一冊があなたの小説人生に大きな変化をもたらすこともあります。
ぜひ、お気に入りのノートを見つけて、物語の第一行を綴ってみてください。