これからの時代に活躍するフリーランスとは|「変革型フリーランス」の考察

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フリーランス実態調査

 企業とのマッチングを通して、女性の継続就労・活躍支援を行っている「株式会社Waris」。そのWarisが2018年5月に発表した『変革型フリーランス実態調査』は、とても興味深いものでした。

 ただ一方で、どうしても“優等生的”な結論に落ち着いてしまっている感は否めません。社会情勢等をふまえると、これからは変革型フリーランスを目指すべきという結論に至るのかもしれませんが、果たして本当にそうなのでしょうか。

 そこで今回は、いちフリーランスの立場から、本調査が提案している変革型フリーランスについて考察してみたいと思います。

変革型フリーランスとは

 本調査では、変革型フリーランスを「高い専門性を持ち、取引先企業と対等な関係を通じて、企業の組織変革やイノベーション創出の触媒としての役割を担うフリーランス」と定義しています。

 特徴としては、次のような項目が挙げられています。

・高額な単価を獲得している(中央値3,000円)

・月160時間以内の労働時間で、リモートワークを活用して働いている

・フリーランスになったことに満足して働いており、将来もフリーランス、もしくは経営者として働きたいと思っている

・会社員としての経験が10年以上ある

・多くが企画、マネジメント型の業務に従事している

 以下、それぞれの項目について考察してみましょう。

フリーランスと労働生産性

・高額な単価を獲得している(中央値3,000円)

・月160時間以内の労働時間、リモートワークを活用して働いている

 ここで「単価」と「労働時間」が取り上げられているのは、労働生産性の観点からも当然のことと言えるでしょう。ちなみに労働生産性は、「労働による成果(付加価値)÷労働投入量(時間あたりの労働料)」によって求められます。

 ただ、フリーランスや経営者ほど、厳密な労働時間管理が馴染まない職業もないと思います。とくに活躍している人ほど、「それって仕事なの? それとも余暇なの?」という垣根があいまいなように感じます。なぜなら、日々のあらゆる経験が仕事に活かされる可能性があるためです。

 加えて、活躍している人の中には、仕事を遊びのように楽しんでいる人も少なくありません。仕事と遊びの境界線があいないな人が、厳密に、労働時間を計測することはできるのでしょうか。

 そうなると、(単価はともかく)労働時間を定義することにそれほど意味はなさそうです。そもそも、単なる「受身的レジャー」や「生活維持活動」に多くの時間を使っている人が、フリーランスとして飛躍できるとは思えません。

※ただし、「リモートワークを活用して働いている」という点は、通勤・移動時間の削減という意味からも重要だと思います。

フリーランスと満足度

・フリーランスになったことに満足して働いており、将来もフリーランス、もしくは経営者として働きたいと思っている

・会社員としての経験が10年以上ある

 満足度や幸福度は主観的なものなので、とくに言及することはありませんが、どうも背景に「会社員→フリーランス→経営者」のようなキャリア形成のステップがあるような気がしてなりません。

 働き方の多様性という意味では、会社員としての経験が必ずしも必要だとは思えませんし、会社経営者やフリーランスを経て会社員になるというキャリアも、これからは全然アリだと思います。

 あるいは、「会社員をしながら、フリーランスをしながら、会社を経営している」なんて人がいても面白いと思います。そう考えると、フリーランスという働き方に固執してしまうような発想は、捨てるべきではないでしょうか。

 ちなみに、その人が活躍できるかどうかは、保有している「スキル」や「知見」よりも、「健康」や「根性」が左右するケースは思いのほか多いです。結局のところ、社会は約束事で成り立っているわけですから。

 ですので、「会社員としての経験が10年」というよりも、「これまでにどのような仕事観・働き方を身につけてきたのか」が問われると考えた方がいいのではないでしょうか。

フリーランスと職種

・多くが企画、マネジメント型の業務に従事している

 これに関しては、とくに日本でフリーランスとして働くのであれば、対象となりそうな日本企業のニーズをきちんと精査した方がいいかと思います。

 いくらフリーランスとして働くと言っても、まったくのスタンドアローンで活躍するのは不可能です。何らかのかたちで企業と組むからこそ、大きな仕事ができるようになります。

 その点、フリーランスが目指すべきなのは、「フリーランサーと企業がWin-Winになること」でしょう。つまり、どのような価値を、どのようなかたちで、どのように提供していくのか、ということです。

 そうした現状をふまえて職種について考えてみると、「高度な専門性(専門知識)」「代替不可能性(特殊性)」「確かな実績」「(価格)競争力」「差別化」「人間力」などを考慮していれば、職種を限定する必要はないかと思います。

成長のトライアングル・モデル

 ちなみに、本調査に付随するかたちで、フリーランスにおける「成長のトライアングル・モデル」も示されています。このモデルはまさに、これからのフリーランスに欠かせない成長戦略に成り得ると思います。

 具体的な項目は次の通りです。

ビジョンヒューマンソーシャル

 これら3つの項目が、相互にポジティブな影響を与えていきます。

トライアングル

生き方としてのフリーランスへ

 フリーランスとしてどう働いていきたいのかは人それぞれですが、いずれにしても、継続できなければ意味がありません。その点、フリーランスを単なる“仕事”としてとらえるのではなく、あくまでも“生き方”の一環としてとらえることが大切ではないでしょうか。

 フリーランスというのも、人生におけるひとつの選択肢に過ぎません。これから先、社会が変われば柔軟に変わっていく必要があります。商業が「変化対応業」と言われるように、私たち個々人にも、そのような認識が欠かせないと思います。

※『変革型フリーランス実態調査』株式会社Waris

https://waris.co.jp/11560.html

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