1.社会人大学院(MBA)の選び方と情報収集

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こちらの記事では、「社会人大学院(MBA)の選び方と情報収集」についてまとめています。

①大学院(MBA)入学の目的を考える(カリキュラム、教授、ビジョン)

②履修スタイルを考える

③募集要項、試験内容、提出書類などを知る

④応募大学院の絞り込み

①大学院(MBA)入学の目的を考える

社会人がMBAを取得しようと考えた場合、その目的は大きく次の3つに分類されます。

1.キャリア形成

2.修士・博士など学位の取得

3.知識の習得・人脈の獲得

それぞれの目的はトレード・オフの関係にあるわけではありません。複数にまたがっていても問題ないでしょう。ただし、「自分が大学院にもっとも求めているものは何か?」を特定することで、大学院選びのヒントになることは間違いありません。

そのうえで、次のような、大学院ごとの特徴をつかんでおきましょう。

・どのようなビジョンを掲げているか?

・どのようなカリキュラムを提供しているか?

・学びたい分野の教授が所属しているか?

②履修スタイルを考える

次に、「履修スタイル」についてです。履修スタイルは、大きく分類すると次の3つです。

1.全日制

2.平日夜間+土曜日

3.通信

このうち、「1.全日制」については、仕事をしながら通うのは不可能です。離職あるいは休職するか、企業からの留学というカタチをとるしかありません。

一方で「2.平日夜間+土曜日」であれば、仕事をしながら通うことも可能です。ただ、仕事が終わってから授業に参加し、また課題をこなさなければならないため、それなりの苦労は覚悟しておくべきです。

「3.通信」については、通学の手間がないため、効率的に時間を活用できます。しかし、学部が限られていたり、学業に対するモチベーションの維持が大変などのデメリットもあります。

以上の特徴をふまえ、自身のスタイルに合わせて履修スタイルを選んでください。

③募集要項、試験内容、提出書類などを知る

「募集要項」「試験内容」「提出書類」なども、大学院選びの大きなポイントになります。

募集要項を見れば、入試スケジュールや学費についても把握できます。どんなに受験したくても、すでに試験が終了している場合や、学費を工面できなければ受験できません。

また、試験内容についても詳しく見ておきましょう。多くの大学院では、ホームページ上に過去問が掲載されていますので、入手してみてください。内容的に問題なければ、候補に入れていいでしょう。

提出書類も重要です。卒業した大学から請求しなければならないものもあるため、受験を検討するのであれば、早めに準備しておくことが大切です。また、大学を卒業していない片や、あるいは外国人の方は、提出書類等が異なる場合があります。注意しましょう。

④応募大学院の絞り込み

「目的」「履修スタイル」「募集要項、試験内容、提出書類」などを吟味すれば、応募する大学院が絞り込めあるかと思います。

あとは、スケジュールを確認し、必要な準備を進めていきましょう。具体的には次のとおりです。

・研究計画書の作成(小論文、エッセイ、志望理由書など)

・筆記試験対策(英語、専門科目)

・面接対策

・提出書類の準備

・その他(オープンキャンパスへの参加、先輩面談など)

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