インタビュー記事には形式がある!3つの記事タイプについて

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ひとくちにインタビュー記事といっても、形式はいろいろあります。どの形式にもメリット、デメリットがあり、書き手は「読者にどんなメッセージを伝えたいのか」によってその執筆形式を考えていかなければなりません。(クライアントや編集者から指定される場合も)

そこで、今回はインタビュー記事の形式についてご紹介します。今後インタビュー記事を書く際には参考にしてみてください。

インタビュー記事の形式

インタビュー記事の形式は、主に、次の3タイプに分類されます。

1.対談形式

・記事中の語り手/インタビュイー(取材される人)とインタビュアー(書き手)
・自然な流れで読ませたいときにオススメ
・文体は「です・ます」調で書かれることが多い

実際の取材にいちばん近い記事形式です。インタビュイーとインタビュアーが登場し、2人の会話を文字にしていきます。インタビュイーが複数人いる場合は、座談会のような形になります。

これらはもちろんインタビューをして、テープ起こしをした原稿をそのまま全て記事にするのではなく、必要な情報だけを抜き出して仕上げていきます。会話内容を記事にするため、読者も自然な流れで読むことができる点がメリットです。

あくまでも会話なので、少しくだけた文体が混じることもあります。あまり馴れ馴れしい話し口調になりすぎると、軽く見えてしまうのでご注意を。

対談形式の例①

― 先日映画の撮影が終了して、休みをとれるようになったということですが、休みの日はどんなことをして過ごされていますか?

ジムにいったり、買い物にでかけたりすることが多いです。最近は読書にハマっていて、本屋さんに立ち寄ることも。大きい書店だとベンチに座って立ち読みできるところもあるので、つい長居してしまいますね。

― 最近ベンチで立ち読みしていい本屋さんが増えてきましたからね。ジャンルはどのようなものを読まれますか?

対談形式の例②一問一答

上記の例のようにインタビュアーの言葉もできるだけ削らずにテキスト化していくものもあれば、一問一答形式にする方法もあります。

―休みの日はどんなことをして過ごされていますか?

ジムにいったり、買い物にでかけたりすることが多いです。最近は読書にハマっていて、本屋さんに立ち寄ることも。大きい書店だとベンチに座って立ち読みできるところもあるので、つい長居してしまいます。

―ジャンルはどのようなものを読まれますか?

こちらの形式は、質問内容が見出しに書かれているので、ひと目で知りたい情報がすぐに見つかる点がいいところです。特に文字数が多い記事のときには、このようなスタイルの方が読みやすいでしょう。

2.一人称形式

・記事中の語り手/インタビュイー
・インタビュイーの人間性をより分かりやすく伝えたい時におすすめ
・文体は「です・ます」調が基本

インタビュイーが自ら語っているような形式です。インタビュイーが書いたコラムのような文体なので、本人の伝えたいメッセージがより強く感じられます。インタビュイーになりきり、その人が使うであろう言葉を選んでまとめていきましょう。

ただし、話し言葉で書かれるので文自体が長くなりがちです。構成の際には適度に小見出しをつけて、読者の目を疲れさせないように気をつけましょう。

一人称形式の例

休みの日はジムにいったり、買い物にでかけたりすることが多いです。最近は読書にハマっていて、本屋さんに立ち寄ることも。大きい書店だとベンチに座って立ち読みできるところもあるので、つい長居してしまいますね。

3.三人称形式

・記事中の語り手/インタビュアー(書き手)
・記事内容を論理的に伝えたいときにおすすめ
・「だ、である」調で語られることが多い

インタビュアー(書き手)の言葉でインタビューをまとめる形式です。インタビュイーとの会話以外の情報も書き加えていきます。論理的な文章になるので、少し堅い印象になります。

その時のインタビュイーの表情や仕草などを記事に織り込むこともできるため、よりインタビュイーの心情が伝わりやすいと思います。インタビュー内容以外のことも記事にしていくので、取材中には相手の様子をしっかり観察しておきましょう。

文章を書くことに慣れていない人は難しく感じるかもしれませんが、「何を伝えたいのか」を念頭に置きながら記事の構成を考えていくといいでしょう。

三人称形式の例

映画「××××」の撮影が終了し、ようやく休みを取れる日ができたという○○。休みの日にはジムにいったり、買い物にでかけたりすることが多いそうだ。

最近は読書にハマっていて、本屋さんに立ち寄ることも。「大きい書店だとベンチに座って立ち読みできるところもあるので、つい長居してしまいます」と苦笑しながら話していたのが印象的だった。

まとめ

インタビュー形式はいろいろありますが、大切なのは「そのインタビューを通して読者に何を伝えたいのか」という点です。インタビュー内容がすべてテキスト化されることはありません。

文字起こしされた原稿を読み込み、そこから不必要な部分を削っていき、構成を考えていきます。書き手の役割は話の内容を分かりやすい文章にして、インタビュイーの思いを読者に届けることです。そのためには、どの形式をつかって記事を書けばいいのかをよく考えましょう。

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