人間についての理解を深め、過去の偉人がどのような思想体系を構築してきたのか知るためには、「哲学」と「宗教」を学ぶのが近道です。
しかも、どちらか一方を学ぶのではなく、両者を並行的して学ぶことにより、歴史の経緯を踏まえた総合的な教養を身につけることが可能となります。
そこでオススメなのが、ライフネット生命の創業者であり、APU(立命館アジア太平洋大学)の学長である出口治明氏の『哲学と宗教全史』です。
本書には、類まれな読書家である出口氏の知識や知見を背景に、歴史、宗教、哲学の全容がわかりやすく記されています。しかも、非常に読みやすい。
とくに本稿では、本書を読んだ人がさらに学習を深められるよう、本書の参考文献をすべて紹介します(※)。ぜひ、参考にしてみてください。
※「参考文献読書」とは
本ブログの著者(山中勇樹)は、より良い書籍を選択し、さらに学びを深められるよう、「参考文献読書」を推奨しております。
参考文献読書とは、「①どのような参考文献が挙げられているのかによって読むべき本を判断」し、「②さらなる学びの指針とする」、読書法です。
過去、出版されたすべての書籍は、先人が思考し、研究し、蓄積してきた成果です。それらを学ぶことは、まさに「巨人の肩の上に立つ」ことを意味します。
一方で、どのような参考文献を読んでその書籍が書かれているのかを知れば、その本の中身も、次の学びも、見えてくるのではないか。そう考えています。
『哲学と宗教全史』に掲載の参考文献すべて
『哲学と宗教全史』には、膨大な量の参考文献が掲載されています。出口氏がかつて読んだ本はもちろん、本書のために再読したものも多いかと思います。
いずれにしても、哲学と宗教についての知識をさらに深めるための、優れたブックガイドになっています。ぜひ、次の読書の参考にしてみてください。