“美しい日本語”を身につけたい!「日本語能力」に関連する検定まとめ

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文章力や会話力と密接な関係がある「国語力」。では、どうすれば国語力を高めることができるのでしょうか。やはり、基本となるのは“読書”でしょう。

ただ、読書ばかりしていても、自分にどれだけの国語力があるのかは分かりません。会話も同様です。何か、対外的に評価してくれるものがあればいいのですが……。

そこでこちらの記事では、「日本語力」に関連する検定についてまとめてみました。自分の日本語能力をチェックするために、受験を検討してみてはいかがでしょうか。

日本語に関する検定まとめ

以下、日本語に関する主な検定をまとめています。ご自身の日本語力を測定するために、あるいは進学や就職に役立てるために、参考にしてみてください。

日本漢字能力検定(公益財団法人 日本漢字能力検定協会)

日本漢字能力検定とは、「公益財団法人日本漢字能力検定協会」が実施する“漢字能力”に関する検定です。省略して「漢字検定」や「漢検」とも呼ばれています。

検定級は小学1年生程度を対象とする10級(対象漢字80)から、大学生や一般を対象とする1級(対象漢字約6000)まであります。ちなみに、2級まではいつでも受験可能です。

語彙・読解力検定(朝日新聞社・ベネッセコーポレーション)

語彙・読解力検定は、「朝日新聞社」と「ベネッセコーポレーション」が共同で実施している検定です。その名の通り、語彙力や読解力を図るための、民間の検定となります。

合格者は、一部の高校入試や大学入試、あるいは就職活動で活用されるなど、実用面以外でも応用できるのが特徴です。試験の内容は、ビジネスや社会に関連するものが多いです。

日本語検定(特定非営利活動法人 日本語検定委員会)

日本語検定は、「特定非営利活動法人日本語検定委員」が主催している検定です。主に、日本語の知識と運用能力を測定する検定とされています。試験は6月と11月の年2回です。

受験者数はおよそ10万人で、同種の検定では最大規模という特徴があります。2011年7月には文部科学省の後援を受けました。(外国人を対象とする「日本語能力試験」とは異なります)

諺能力検定試験(財団法人ことわざ能力検定協会)

諺能力検定試験(ことわざ検定)とは、「財団法人ことわざ能力検定協会」が主催する試験です。「こと検」とも呼ばれています。2011年にスタートし、年2回ほど実施されています。

試験の内容は、語彙力、文章力、会話力、表現力、読解力を測定することで、ことわざに関する総合的な理解力を判定するものとなっています。大学や高校の評価にも活用されています。

日本語教育能力検定試験(公益財団法人 日本国際教育支援協会)

日本語教育能力検定試験とは、「公益財団法人日本国際教育支援協会」が主催し、「公益社団法人日本語教育学会」が認定している試験です。

試験では、日本語教育を行う専門家として、基礎的水準を達しているかが問われます。公的な試験ではありませんが、合格者は、日本語教師の有資格者とされます。

BJTビジネス日本語能力テスト(公益財団法人 日本漢字能力検定協会)

BJTビジネス日本語能力テストとは、「財団法人日本漢字能力検定協会」が主催する検定です。主に、日本語を母語としないビジネス関係者や学生を対象としています。

外国人向けの日本語試験としては、とくにビジネスキャリアを形成したいという人向けの試験であるのが特徴です。ビジネスシーンを想定したコミュニケーション能力を測定します。

実用日本語検定(日本語検定協会・J.TEST事務局)

実用日本語検定とは、「日本語検定協会・J.TEST事務局」が実施している検定です。主に、外国人の日本語能力を客観的に測定するための試験とされています。

年間の受験者数はおよそ7万人。試験では生きた表現が問われるだけでなく、聴解試験の割合も多いため、より実践的な日本語力を試せるというのが特徴です。

まとめ

資格は自分の実力を把握するための指標になります。加えて、勉強へのモチベーションを高めるきっかけにもなりますので、気軽に受験してみることをオススメします。

その上で、日々の生活においても意識することができれば、あなたの日本語力は飛躍的に向上するはずです。検定を上手に活用して、美しい日本語をマスターしましょう。

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