米国におけるニュースアプリの今—「How」の視点から多様性と人気に迫る|現代ビジネス
適切な材料を集めれば集めるほど文章は優れたものになる。
と、ルポライターの大隈秀夫著『実例 文章教室』に書いてある。
材料集め
文章を書けない理由の一つに「情報不足」がある。
ネタがなければ文章は書けないし、ネタは情報から生まれるのだ。もちろん、文章の信ぴょう性を高めるためにも裏付けとなる情報は欠かせない。抽象的で内容の薄い記事のほとんどが、主観に毛の生えた程度の「中身の無い」ものとなっている。
オススメのニュースアプリ
最近ではスマートフォンの「ニュースアプリ」が情報収集には欠かせない。以下、オススメのニュースアプリをご紹介する。
著名人がどんな記事を読んでいるか、そしてどんな感想をもっているかを知ることができるアプリ。誰をフォローするかも自由に決められるのでノイズの収集にも最適。有料コンテンツの質向上が今後の課題。
ご存知「無料通話アプリLINE」でおなじみのニュースアプリ。サクッと話題をチェックするのに便利。各社のニュース記事をまとめているので、深堀りしたい場合にはそれぞれの記事をチェックすることもできる。使い勝手も良好。
多彩なジャンル、圏外でもニュースをチェックできる「Smartモード」 、twitterのつぶやきからも話題を解析するなどの特徴がある。デザインも秀逸だが、最新ニュースの受信に時間がかかるというマイナス点も。
当初は独自のアルゴリズムで個々人のソーシャルメディアへの投稿を解析し、興味に合った記事を配信してくれるキュレーションアプリであった。しかし、間近のアップデートでは収益化を目的に「Smart News」化している。
過去に一度だけ依頼を受けて記事を提供したことがある。しかしとある編プロと意見があわず、掲載されなかった。デザインはオシャレだが、まとまりがなくエンタメ指向。また宣伝も多い。
記事を要約する機能が便利なニュースアプリ。興味のあるタグをフォローすれば、独自に学習もしてくれる。字が小さくて読みにくいのが難点。新たな機能がなければ生き残りは難しい印象。
自分が知りたいニュースのテーマを選択して、独自に収集してくれるニュースアプリ。テーマは100万以上あるとのこと。関連する記事をさかのぼって読めるのも便利。今後に期待。以下の記事も参考に。
気になる話題を自動収集する「カメリオ」、グローバル・ブレインから5000万円調達|TechCrunch
カメリオはスケールしないと思うけど、記者や広報には役立つニュースアプリかもね|THE STARTUP
最後は少々変わり種。webのニュースを自動音声に変換して聞けるアプリ。ジャンルは独自に設定できる。手が使えない満員電車内や運転中には良いだろう。ほとんど概要だけなので、気になるものは後で個別にチェックする必要がある。ちなみに提供は「SONY」。
収集、削り、並びかえ
文章の長短に関わらず、良い記事は情報収集がしっかりとなされているものだ。
できるかぎり多くの情報を集めて、不要なものは大胆に削り、読者が理解しやすいように並びかえる。単純で手間のかかる作業だが、それが良文への近道でもあるのだ。作家の司馬遼太郎が資料として活用した書籍の数は実に“40,000冊”とも言われている。おかげで私たちは、過去の偉人たちと「作品を通じて」友だちになれるのだ。