はじめて「ノンフィクション」を書く人が意識すべき3つのこと『調べる技術・書く技術』野村進

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調べる技術・書く技術 (講談社現代新書 1940)

調べる技術・書く技術 (講談社現代新書 1940)

  人物や事件、そして体験。それらの“事実”がつづられているのが「ノンフィクション作品」だ。そこにはドラマがあり、心を揺さぶるストーリーがある。まさに「事実は小説より奇なり」だ。

 「人の価値観を揺るがすようなノンフィクションが書きたい!」「生温い社会に警笛を鳴らすようなルポルタージュを発表したい!」あなたはそう思っているかもしれない。あるいは「正義感丸出しの無謀なジャーナリストになりたい!」、と。

 よろしい。思い立ったが吉日である。さっそく行動に移そう。でも、どうやって?ノンフィクション作家、それも、“優れたノンフィクション作家”になるためには、なにから始めれば良いのだろうか?

 方法はただひとつ。優れたノンフィクション作家から学ぶことである。


本の概要・著者の概要

 野村進さんは『フィリピン新人民軍従軍記―ナショナリズムとテロリズム』をはじめとする、たくさんの著作をもつノンフィクションライターだ。97年には『コリアン世界の旅』で「大宅宗一ノンフィクション賞」と「講談社ノンフィクション賞」をダブル受賞されている。輝かしい功績の持ち主だ。

 野村さんが掲げるテーマは「アジア」である。それは『調べる技術・書く技術』で述べているだけでなく、他の著作からもうかがえる。幅広い層に支持されるかどうかはともかく、同じアジア圏に住むわれわれの関心を集めることは確かだ。

これを書かなければ、死んでも死に切れない。このとこを書きさえすれば、いつ死んでもかまわない。そういう切実なテーマがある人は、書き手として幸せである。

 これは『調べる技術・書く技術』にある一文だが、それを地で行っているようだ。だから文章がイキイキとし、考察が深く、切迫感があるのだろう。ちなみに私のテーマは「学び」である。そして究極の目的は「あらゆる学びを文章で共有すること」だ。

ノンフィクションを書く際のポイント

 話が脱線した。さっそくノンフィクションの書き方をみていこう。ポイントは次の3つである。

  1. 調べることの大切さを知る
  2. テーマ設定にこだわる
  3. 書き方のフォームを守る

1.調べることの大切さを知る

 もしかしてあなたは「さあノンフィクションを書こう!」と、いきなりデスクにむかってはいないだろうか?そのままパソコン立ち上げるかスマホを手に取ればまだ良いが、原稿用紙に向かうようではいけない。白紙の原稿用紙をまえに、腕を組んでうんうん唸ってもノンフィクションは書けないのだ。

 では、なにをすべきかというと言うと、ズバリ「調査」である。ノンフィクションは調べることから始まるのだ。調べる方法はたくさんあるが、ネット、新聞、書籍、インタビューあたりが王道である。とくに、対象者へのインタビューは外部にもれていない情報を含む可能性もあるので、作品の成否をわける重要な情報となる。もちろん、むやみやたらに脚色したり、想像で話をつくることは厳に慎みたい。

 最近では、インターネットからでも基本情報な十分に得ることができる。信憑性を確かめながら、上手に活用したい。過去の情報は書籍や新聞が優れている。購入する余裕が無ければ、近場の図書館に出かけてみると良いだろう。わからないことは司書に聞くと教えてくれる。

 そのようにして、収集した情報をもとに原稿を書いていく。ここまででノンフィクション制作の半分以上を終えたと言っても過言ではない。収集した情報が原稿に反映されるのだ。調べることの大切さを肝に銘じてほしい。

2.テーマ設定にこだわる

 自分の中にある信念や理念、あるいは過去の印象深い体験から得た「書きたいテーマ」。しかし、それが必ずしも世間の耳目を集めるかというとそうとは限らない。むしろ個人的な問題をそのまま解決しようとすれば、当たり障りの無いものになってしまうことも多いのだ。

 野村さんはそうしたテーマ「チャップリンのステッキ」によって独創的なものにするべきだと述べている。

 どういうことか説明しよう。かの伝説の喜劇王チャールズ・チャップリンが使用する道具類は、他のコメディアンが使用する従来品と同じだった。それなのに、なぜ彼は喜劇王と呼ばれるまでの人気を博したのか。それは「ステッキ」を使ったからだ。たった一本のステッキが、使い古された道具類に統一感を与えたのである。それによりチャップリンは、従来のコメディアンとは違う革新的な存在として周囲から評価されたのである。

 つまり、使い古されたテーマでも、しごく個人的なテーマでも、そこに調和やスパイスをもたらす「ワンポイント」を加えることによって劇的に良くなる可能性があるということだ。たとえば「ドラッカー」+「高校野球のマネージャー」で爆発的な人気を得た『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』のように。テーマ設定には十分すぎるほど、こだわってほしい。

 また、本書に記載されているテーマ選びのポイントも参考にされたし。

  1. 時代を貫く普遍性を持っているか。
  2. 未来への方向性を指し示せるか。
  3. 人間への欲望が色濃く現れているか。
  4. テレビなどの映像メディアでは表現できないか、もしくは表現不可能に近いか。
  5. そのテーマを聞いた第三者が身を乗り出してきたか。

3.書き方のフォームを守る

 最後は「書き方のフォームを守る」ということである。

 書き方のフォームとは規則やルールではなく、「基礎」である。これはノンフィクション以外の文章にも言えることだが、 基礎ができていな文章に良いものはない。どんなに砕けた表現をしようとも、評価される文章は必ず基本をおさえているものだ。

 たとえば情報の裏付けがなされている、構成がしっかりしている、書き出しに配慮がある、誤字脱字がないといったことだ。当たり前のことばかりだが見逃すことはできない。

 とくにノンフィクションの場合には、人物・事件・体験をもとにした「事実」を記載することを忘れてはならない。論理を展開するために事実を提示するのではなく、事実自身に語らせるのだ。

 推敲の際にはその点に注目しよう。作品の質が向上する。 

ヒトコトまとめ

 ノンフィクションを書く際のポイントは

綿密な調査を行い、テーマ設定に細心の注意を払いつつ、フォーム を守って書くこと。

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あわせて読みたい

目次

第一章 テーマを決める
第二章 資料を集める
第三章 人に会う
第四章 話を聞く
第五章 原稿を書く
第六章 人物を書く
第七章 事件を書く
第八章 体験を書く

類書

伝わる・揺さぶる!文章を書く (PHP新書)

情報のさばき方―新聞記者の実戦ヒント (朝日新書)

調べる技術・書く技術 (講談社現代新書 1940)

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