想いを届ける「手紙」の文章7つのポイント

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「手紙の文章は、想いを届ける。」

昨今では、通信機器の発達により、遠隔地にいる相手へとコミュニケーションは、電話やEメールが主流となった。

また、インターネットの発達によって、チャットやソーシャルメディアでのやりとりも加速している。

だからこそ、手紙を使うことが、差別化になる。

現代人は、手紙を書く機会が少なければ、手紙をもらう機会も少ない。 そこへ、手紙によるアプローチをすることで、印象がグッと強まるのだ。

利用シーンは、感謝の手紙、想いを伝える手紙、あいさつ、お知らせ、宣伝など多岐にわたる。 ただ、用途によって手紙の文章には違いがあるので、注意が必要だ。

以下に、手紙の書き方、そのポイントをまとめたので参考にしてほしい。

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まとめ

  • 手紙の長所
  • 想いを届ける『手紙』の文章7つのポイント
  1. ありのまま書かない
  2. 自分を演出する
  3. 人間味のある言葉を加える
  4. 伝えたいことをくり返す
  5. 敬意をこめる
  6. 必ず確認する
  7. 書いたことを忘れる

手紙の長所

手紙 長所

現代人にとって、手紙を書くことは一苦労だが、それだけ長所もある。

  1. 暇な時にじっくりと読んでもらえる
  2. くり返し読んでもらえる
  3. 一方的にまとめて語れる
  4. じっくりと書き直せる
  5. 落ち着いて伝えられる
  6. ぬくもりがある

「ひまなとき」「くり返し」という要素はメールでも同じだが、よりぬくもりがあるのが手紙だ。 そして、手紙だからこそ、ある程度長文でも許される。

また、何度もやり取りすることが想定されていないだけに、一方的にたたみかけることもできる。 読み返し、書き直し、感情を落ち着かせて、冷静に伝えたいことを伝えられるのだ。

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想いを届ける『手紙』の文章7つのポイント

想い 伝える 手紙 文章

事務的、慣例的な手紙を書く場合には、フォーマットを利用してほしい。 書き方の文例集は、書籍でも、インターネットでもたくさんある。

ここでは、フォーマット以外のポイントを列挙した。 「手紙を書く前」「書いている途中」「書き終わった時」に確認してほしい。

あなたの手紙の完成度が、格段に高まること間違いないしだ。

参考:気持ちが伝わる手紙・はがきの書き方全集

1.ありのまま書かない

学生の頃、感想文を書く際には「自分が思ったことをありのままに書きなさい」と教わったことだろう。 しかし、残念ながら、ありのまま書いても文章にはならない。

それは、ただ「思ったことを書いたもの」でしかない。 相手の心に響かないばかりか、趣旨が伝わらない可能性もある。

こと手紙でにおいては、「想いが伝わる」ことが一番大切だ。

ありのまま書くのではなく、読み手がどのように読むか、どのように感じるかを、読み手の立場から考えよう。 自己満足にならないように、①考えて、②伝えて、③ときに説得する、文章にしよう。

参考:文章力をつける!―心が届くちょっとしたコツ

2.自分を演出する

書き手と読み手が面と向かってない以上、手紙におけるコミュニケーションは文章で決まる。 つまり、文章によってあなたは判断される、ということだ。

あなたの人柄、知性、人間性、優しさや面白さなど、全ての要素が判断される。 しかも、インパクトが強い手紙という媒体では、ひとしおだ。 場合によっては何度も読み返されるかもしれない。

だからこそ、見せたい自分を演出しよう。 これはなにも、自分を無理矢理に飾るということではない。

①余計な言葉を排除して、②あなたらしく、③スタイリッシュに仕上げよう、ということだ。 幸い、話し言葉と違って手直しができる。 無駄な言葉、余計な言葉、自分のイメージをマイナスにする言葉をどんどん削って、自分を演出するべきだ。

最後は、声に出して読んでみるよ良い。

参考:ホンモノの文章力―自分を売り込む技術

3.人間味のある言葉を加える

フォーマットを利用する場合にも、人間味のある言葉を加えるだけで、手紙に”あなたらしさ”が出る。 人間味のある言葉とは、以下のようなものだ。

  • 相手との思い出を語る  ex.「登山に行った時は楽しかったね」
  • 相手が好きなもの・ことにふれる  ex.「君の好きな和食を食べに行こう」
  • 相手を想いやる言葉  ex.「体を冷やさないように注意して」
  • 次に会った時のことを想像させる  ex.「渡したいものがあるからお楽しみに」
  • 本音をもらす  ex.「君がいないと寂しいな」

これらは、他の人にではなく、あなたにしか書けない文章だ。 だからこそ、心に響く。

参考:文章力をつける!―心が届くちょっとしたコツ

4.伝えたいことをくり返す

「くり返す」というポイントには、2つの意味がある。

  1. 言葉をくり返す
  2. 「説明」と「例え」で言い換えてくり返す

というものだ。

1の場合は、「本当に、本当に好きだ」という単純なくり返しで、言葉を強める。

そうすることで、より自然な形で強調できるのだ。

また2の場合には、「あなたのことが好きだ。そう、ロミオがジュリエットを愛するように、誰よりも」となる。 三回繰り返す場合には、説明1回、例え2回がバランス的に良いだろう。

参考:マスコミ小論文作法―受験生・マスコミ志望者・社会人の文章読本

5.敬意をこめる

手紙は一方通行のコミュニケーションだけに、敬意をこめなくてはならない。 相手に敬意をこめるということは、「書き手の心・内容・意図」をできる限り”正確”に伝えようと努力することだ。

具体的には

  • わかりやすく
  • 短く簡潔に
  • 主張を明確に

書くということである。

手紙の文章は、独りよがりになってはならない。 相手に対する最大限の敬意を、手紙にこめよう。

参考:文章力をつける!―心が届くちょっとしたコツ

6.必ず確認する

どれだけ上手に書けたと思った手紙も、必ず確認をしよう。 何を確認すればよいのか分からなければ、以下の項目を一つずつチェックしてほしい。

  • 書こうと思ったことが書けているか
  • 余計なことは書いていないか
  • 文脈の中に矛盾はないか
  • ことばづかいは適当か
  • 誤字脱字はないか
  • より簡潔に書き直せる部分はないか

内容だけでなく、全体の長さや、一字一句まで、丁寧に確認したい。 それが、相手への思いやりとなる。

参考:ホンモノの文章力―自分を売り込む技術

7.書いたことを忘れる

もちろん、手紙の存在を、本当に忘れてはいけない。 だが、必要以上に気にしてもいけない、ということだ。

苦労して書いた手紙であれば、それだけ返事を期待してしまう。 しかし、それは相手にとって負担になるだけだ。

すべての想いを手紙に託した。 あなたはきっと、スッキリしていることだろう。

それだけでも、手紙を書いた価値はあったのだ。 自分の気持ちが相手に伝わったことを信じて、手紙のことは頭の片隅に追いやろう。

参考:学校では教えない文章術―模倣こそ文章上達の王道である

まとめ

  • 手紙の長所
  • 想いを届ける『手紙』の文章7つのポイント
  1. ありのまま書かない
  2. 自分を演出する
  3. 人間味のある言葉を加える
  4. 伝えたいことをくり返す
  5. 敬意をこめる
  6. 必ず確認する
  7. 書いたことを忘れる

いかがだろうか。

手紙は、使われなくなっただけに、ここぞという時にインパクトを与えるツールとなった。 だからこそ、利用する時は細心の注意をはらいたい。

ここに記載したポイントを参考にして、ぜひ手紙というツールを、最大限に活用してほしい。

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コジゲン一言メモ

手紙は手書きが良いんだけど、じつはパソコンで書いても効果はあるんだ! あなたらしい言葉が盛り込まれていれば、それだけで強い印象を与えられるよ!

参考

文章力をつける!―心が届くちょっとしたコツ

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コメント

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