【献本御礼】あなたの住まいは大丈夫? 『訳あり物件の見抜き方』

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訳あり物件の見抜き方 (ポプラ新書)

訳あり物件の見抜き方 

世間には“曰く付き”の物件があります。いわゆる「訳あり物件」と呼ばれるものです。住まい探しをしたことがある方なら、耳にしたことがあるでしょう。こうした訳あり物件に関する調査を行い、1冊の本としてまとめたのが、南野真宏氏著『訳あり物件の見抜き方』です。

「訳あり物件なんて自分には関係ない」。はたして、本当にそうでしょうか。もしかしたら、自分で見抜けないだけで、訳あり物件に該当する住まいに住んでいるかもしれません。そう、一般の方が訳あり物件を見抜くのは、カンタンなことではないのです。

そもそも訳あり物件というのは、どのような物件のことを指すのでしょうか。本書では、次の4種類に分類されています。

1.物理的瑕疵物件(土地や建物の欠陥)

2.法的瑕疵物件(法令等による規制)

3.環境的瑕疵物件(不快な環境)

4.心理的瑕疵物件(忌まわしい過去)

つまり訳あり物件とは、霊的に問題があるものだけでないということです。住んでみたら土地に欠陥があった、建物に問題があった、法令等の規制があった、あるいは環境が悪いなど、これらすべてが訳あり物件に分類されるのです。

そう考えると、わたしたちの身近には、たくさんの訳あり物件がひそんでいることがわかります。では、訳あり物件を回避し、より快適な住まいを探す方法はあるのでしょうか。本書で提案しているのは、次ようなの意思表示をすることです。

「◯◯だったら、取引しない」

上記のような意思表示をし、書面あるいは会話の録音によって保存しておけば、民放95条の「要素の錯誤」に該当するため、契約の無効を主張できる可能性があるのです。カンタンにできることではありますが、意識しておかないとできないことだと思います。

その他にも本書には、著者と訳あり物件の関係性から、訳あり物件との付き合い方など、幅広い情報が掲載されています。訳あり物件について知りたい方はもちろん、引越し先を探している方や、これから引越しを予定している方は、ぜひチェックしてみてください。

訳あり物件の見抜き方 (ポプラ新書)

目次

序章 訳あり物件との闘い
第1章 狭いニッポン、犬も歩けば訳ありに当たる! ?
第2章 「告示事項あり」物件、それぞれの事情
第3章 「訳あり物件」徹底回避術
第4章 自宅がまさかの訳あり! ? 勝てる訳、負ける訳
終章 訳あり物件と生きる道

著者

南野 真宏
1971年、大阪府東大阪市生まれ。宅建資格を取得。大学卒業後は勤務先にて小売店舗の物件開発に従事するも、公私で訳あり物件に遭遇。訳あり物件の解約に必要な「事前ワード」などの大切さを痛感。仲介業者でない立場から訳あり物件の知識と経験を伝える活動を始める。

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