2秒で理解! 初詣も近いし、お寺と神社の違いについて考えてみた

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「さて初詣に行くか……。あれ、でも、初詣に行くのって、そもそもお寺だっけ、それとも神社だっけ?」という方(ボク)のために、お寺と神社の違いについて解説します。


日本の歴史(神道と仏教)

そもそも日本に仏教が伝来したのは飛鳥時代のこととされています。それまでの日本では、複数の神様を信仰の対象とする「神道」が一般的でした。

神道とは、自然現象や霊を「」として崇め、信仰あるいは畏怖の対象とするものです。「八百万(やおよろず)の神」という言葉もあるとおり、それだけたくさんの神がいるとされていました。

ジブリ映画には、この神道にもとづく神がよく登場します。「日本の神話(神道)を意識している映画」と言えるかもしれません。

一方で仏教は、日本伝来後、推古天皇の摂政であった聖徳太子や豪族の蘇我氏らの支持をうけ、広まりました。その裏には、政治的な思惑もあったようです。

その後、仏教は、紆余曲折を経て、現代の日本にも根付いているわけです。では、そういった歴史をふまえて、「お寺」と「神社」の違いについてみていきましょう。

お寺とは

お寺は「仏教」に由来します。寺院、寺、仏閣も同様に仏教です。その他、院、庵、坊、大師、などとも呼ばれることがあります。格式の違いは「寺格」と称されます。

お寺での参拝の作法

1)軽く頭を下げ、鐘を付き、賽銭を入れる
2)合掌して祈願する
3)再度、軽く頭を下げる

神社とは

神社は「神道」に由来します。神宮、宮、大社なども同様に神道です。とくに神宮は、皇室とつながりが深いのが特徴です。格式の違いは「社格」と称されます。

神社での参拝の作法

1)軽く頭を下げ、鈴を2、3回鳴らし、賽銭を入れる
2)深く2回お辞儀をする(二礼)
3)拍手を2回打つ(二拍手)
4)合掌し祈願する
5)再度、深くお辞儀をする(一礼)

初詣をする際の注意事項

初詣は、お寺でも神社でも問題ないようです。ただし、上記のとおり、参拝方法に違いがあるので注意が必要です。また、除夜の鐘は「お寺」年越しの大祓いは「神社」という違いもあります。

ちなみに、巫女さんは神社にしかいないと思われがちですが、正月であればお寺にも、非常勤の巫女さんが派遣されているそうですよ(成田山など)。

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