副業解禁時代、「何を学ぶか」で差がつく
会社員の副業解禁が広がり、個人が「複数の収入源」を持つ時代が到来しました。YouTube、ブログ、ライター業、オンライン講師、動画編集、ECショップ運営など、選択肢は豊富。でも、選択肢が多すぎて「結局なにから始めれば?」と立ち止まってしまう人も多いはずです。
そんなときこそ、人生や働き方の軸を整えてくれるのが「ビジネス書」です。成功する副業者は、例外なく良質な本に支えられています。本で得た知見をベースに、自分なりのスタイルをつくり上げていくのです。
今回は、スキルアップ・マインドセット・時間術・お金の教養など、副業に役立つ要素を網羅した「読むべきビジネス書10選」を厳選しました。
選書の基準は「即実践×視野拡張」
本記事で紹介するビジネス書は、以下の基準で選びました。
- 副業初心者〜中級者が実践しやすい内容
- 思考法・行動力・お金・時間など“副業力”に直結
- 読みやすく、学びを日常に活かしやすい構成
- 本業とのバランスや、人生設計の視野も広がる内容
いずれも「読んでよかった」と思える名著ばかり。ひとつでも心に響く本があれば、ぜひ手に取ってみてください。
ビジネス書①:『転職2.0』(村上臣)
副業はキャリアの「実験場」です。本書は“会社に依存せず生きる”ための考え方と行動のヒントが詰まった一冊。
SNS発信や副業を通じて、自分の「市場価値」を上げることの重要性が語られています。転職に限らず、「選ばれる人になる」ためのキャリア設計書としてもおすすめです。
ビジネス書②:『時間術大全』(ジェイク・ナップ、ジョン・ゼラツキー)
副業最大のハードル、それは「時間のなさ」。本書はGoogle出身の著者による、科学的かつ実践的な時間活用術を紹介しています。
“スマホを見ない時間”をどうつくるか、SNSの誘惑からどう脱するか。副業を継続するために必読の一冊です。
ビジネス書③:『アウトプット大全』(樺沢紫苑)
「読んでも、やらなきゃ意味がない」。本書はその“やる力”=アウトプットに特化した名著。
ブログを書く、誰かに話す、行動に移す――このプロセスが副業者の成長を支えます。インプット依存から脱したい人に。
ビジネス書④:『お金の大学』(両学長)
副業で得たお金を「守る・増やす・使う」ための基礎知識を、圧倒的にわかりやすく学べる本。
税金、保険、投資、家計管理など「人生の金融リテラシー」がギュッと詰まっています。カラー図解も多く、副業ビギナーにも安心です。
ビジネス書⑤:『LIFE SHIFT』(リンダ・グラットン)
「定年まで働いて、老後は年金生活」という前提が崩れた今。副業や学び直しが当たり前になる時代に備えるには?
本書は100年ライフを前提にした“長期キャリア設計”の地図帳。未来の働き方に不安を抱えている人ほど、読む価値あり。
ビジネス書⑥:『1分で話せ』(伊藤羊一)
副業でも「プレゼン力」「伝える力」が問われる場面は多くあります。SNS、営業、交渉、動画配信――すべてに共通するのが「伝え方」。
本書は、“まず結論”“話の設計図”といったノウハウを明快に教えてくれます。話すのが苦手な人ほど効果絶大です。
ビジネス書⑦:『フリーランス&副業で働く!完全ガイド』
手続き・確定申告・営業・価格設定など、「リアルな副業の現場」で役立つ知識がまとまった実務本。
制度や法律もカバーされているので、安心して副業をスタートしたい人のバイブルになる一冊です。
ビジネス書⑧:『Think clearly』(ロルフ・ドベリ)
情報過多の現代において、冷静な「思考力」は副業成功のカギ。
本書は「思い込み」「無意識のバイアス」「他人の意見」に流されず、自分で考えるためのエッセイ集。副業だけでなく、人生を整えるための思考の武器が得られます。
ビジネス書⑨:『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』(森岡毅)
マーケティングに興味がある、副業で売上を伸ばしたい、という人に超おすすめ。USJ再建というリアルな挑戦を通して、「戦略思考」の本質が語られます。
個人でも「ブランド」や「ポジショニング」が重要な時代。感情を揺さぶるストーリー仕立てで、学びが深まります。
ビジネス書⑩:『多動力』(堀江貴文)
ひとつの肩書きや職種にしがみつく時代は、もう終わり。副業・複業・プロジェクト型の働き方を肯定し、「自分の時間を生きろ」と背中を押してくれる一冊です。
思い切りのよさやスピード感を得たいときに読みたい本。
まとめ|1冊の本が、副業人生を変える
副業は「才能」ではなく「設計と継続」です。そして継続には、正しい知識とマインドの“土台”が欠かせません。
今回紹介した10冊は、それぞれの切り口から「副業力」を育ててくれる本ばかりです。気になる本があれば、ぜひ今すぐ読んでみてください。1冊があなたの働き方、ひいては人生を変えることもあります。