固定費削減・クオリティUP!企業の担当者がフリーライターに仕事を依頼する方法(依頼用ひな型つき)

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 社内で文章を作成しなければならないシーンはたくさんあります。それが企画書や提案書などのいわゆる「社内文書」ならまだしも、フライヤー、パンフレット、顧客事例など、ビジネスの成否に直結する文章の場合、社内のリソースだけで対応するのは得策ではありません

 また、新しく人材を雇用するというのも考えものです。経験者であれば高額な給料を支払わなければなりませんし、新人を育てるには時間も費用もかかります。もちろん、そうこうしているあいだに市場も変化しています。文章作成への対応はまったなしなのです。

 そこでオススメなのが、外部リソースの活用です。文章であれば、やはりフリーライターに依頼するのがいちばんでしょう。経験の豊富なフリーライターに依頼すれば、良質な記事を書いてもらえるだけでなく、新しいビジネスアイデアも生まれるかもしれません。

 ただ、どうやってフリーライターに依頼すればいいのか、わからない企業担当者も多いことでしょう。そこで今回は、フリーライターへの依頼方法から、良いライターの見極め方まで、ていねいにご説明いたします。

 依頼用のひな型もありますので、ぜひ参考にしてみてください。

フリーライターを活用するメリット

 冒頭でもご紹介しましたが、フリーライターに仕事を依頼するメリットには、次のようなものが挙げられます。

  • 納期が明確になる
  • コスト管理がしやすい
  • 専門的な対応が期待できる
  • 新しいアイデアが生まれる
  • 使える人脈が広がる

 そして、特筆するべきなのはやはり、「使いたいときに、使いたいだけ、使うことができる」ということでしょう。正社員やパート・アルバイトでは、そうもいきません。

 その点、フリーライターであれば、会社にとって都合の良いときだけ、依頼することができるのです。

優良なフリーライターの見極め方

 ただし、上記のようなメリットを得られるのは、あくまでも“優良なフリーライター”に依頼した場合のみです。なかには、「納期を守らない」「時間に遅れる」「あいさつをしない」など、プロ意識どころか基本がなっていないフリーライターがいるのも事実。

 企業の担当者としては、こういったフリーライターに依頼してトラブルにならないよう、優良なフリーライターを見極めなければなりません。では。どうすればいいのか。もっとも手っ取り早いのは、「ポートフォリオ」をチェックすることです。

 フリーライターが提示しているポートフォリオには、これまでどのような仕事をしてきたのかや、どんな企業と取引があるのかが記載されています。そのうえで、信用力があるかどうかを見極めるといいでしょう。

 ポートフォリオをつくり込んでいないフリーライターは危険です。

※参考:フリーライター山中勇樹のポートフォリオ

 その他には、次の点に留意しておきましょう。

  • レスポンスは早いか
  • 電話やメールの対応は適切か
  • 面談に快く応じてくれるか
  • 身だしなみはきちんとしているか
  • その他、活動内容など

どうやってフリーライターを見つけるか

 では、どうやってフリーライターを探せばいいのでしょうか。かつては紹介や事務所経由などに限られていましたが、現在ではインターネットがあります。

 とくに、案件とライターとをつなぐ役割をはたしているクラウドソーシングサイトなら、さまざまな種類のフリーライターと出会うことができます。

 代表的なクラウドソーシングサイトは次のとおりです。直接ライターを探すこともできますし、案件を掲載してライターを募集することも可能です。トラブルへの対応など、運営側のサポートも手厚いのが特徴です。

【クラウドワークス】

日本最大級のクラウドソーシングサイト。会員数は50万人を突破し、ライターの豊富さが魅力。2014年にはマザーズ市場に上場し、さらに規模を拡大しているサービス。

ランサーズ

クラウドワークスに匹敵する会員数・案件数を誇るのがこちら。レベルの高い業務を発注したい&フリーライターを見つけたいなら、【クラウドワークス】ランサーズは必須です。

シュフティ

上記2つのサービスと比較すると、単価が低めで、副業ライターが多いサイト。在宅でもできる仕事を依頼したい場合や、カンタンな仕事を募集する際に活用したい。

ココナラ

文章作成、イラスト作成、Webサポート、占いなど、ワンコイン(500円)から自分の好きなサービスを販売できるサイト。ライターやフリーランスも活用している。

フリーライターへの依頼文「ひな型」

 最後に、フリーライターへの依頼に際して、必ず盛り込んでおきたい内容をご紹介しましょう。クラウドソーシングサイトに掲載する際にも、直接、電話やメールで依頼する際にも活用できます。

 文面を変えるだけで、ひな型として何度でも使いまわせますので、ぜひ有効活用してみてください。

1.概要:作成する文章の詳細について(目的、背景、担当者など)
2.発生業務:執筆、取材、インタビュー、写真撮影etc
3.ターゲット:想定読者について
4.文字数の目安:書籍や雑誌の場合ページ数
5.納期の目安:初稿提出から完成までの納期について
6.ご予算:予算に応じてできることが異なります
7.類似媒体:目指す媒体や記事などあれば
8.その他、参考資料:関係書類、書籍、Webサイトなど

 わたしの場合には、上記に加えて、運用している媒体やマーケティング戦略についてもおうかがいすることがあります。文章は読まれて、伝わって、行動してもらってはじめて意味のあるものです。

 マーケティングの要素も取り入れて、より価値のある文章を作成できればと考えております。

まとめ

 社内の人員とは異なり、フリーライターに依頼すれば、面倒な指導や教育は必要ありません。むしろ、さまざまな観点からアドバイスしてもらえることもあるので、御社のビジネスにとってプラスになることも多いはずです。

 さまざまなサービスを活用し、ぜひ、御社にとって最適なフリーライターを見つけてみてください。外部リソースを自由自在に活用できるようになれば、あなたの仕事力も大きく向上することでしょう。昇進や昇格にもつながるかもしれません。

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