ランチは10分、でも17時にはビル全館消灯。ノルウェーの働き方|HUFF POST
自由という飴と、プレッシャーというムチ。
ランチタイムは無駄
「満足のいく仕事ができるなら、別に会社に来なくてもいい」。これほど自由でプレッシャーを与えられる言葉も少いだろう。自由なだけに責任がともなう。恐らく、自由を謳歌できるのは最初のうちだけで、いずれ仕事中心にシフトしていくだろう。
しかも17時~18時ごろには、全館消灯があるとのこと。なおさらゆっくりなどしていられない。とくに、ようやく仕事に勢いがでてくるお昼時の時間は無駄にできない。ランチタイムをたっぷり1時間もとるぐらいなら、仕事しながら食べたほうが能率が上がる。
就業時間も無駄
就業時間ではなく、全館消灯というのも面白い。「仕事をしてはいけない」とは言っていない。電気が消えるだけなのだ。だから物理的に仕事が不可能になる。
締め切りが迫ると恐ろしいほどの集中力が得られるように、ケツが定まっているのはプラスだ。誰しも家に仕事を持ち帰りたくはないだろう。自発的に必死になるのもうなずける。
成果の可視化
報酬という部分でのやりがいもあるだろうが、「成果の可視化」があるとより頑張れる。頑張るというよりも、成果が目に見えるから仕事に意義が生まれるし、だから自然と「やりたく」なる。
ランチタイムの削減、締め切り効果、家族との時間。シンプルだが効果は抜群のようだ。
朝日新聞出版 (2014-01-21)
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コメント
『定時で業務を終えるのが当然』と皆が思っている社会は率直に言って羨ましくなりますね。
ただ1人でも作業が詰まってしまうと全体の決定も遅くなってしまうので、各個人に強烈なノルマとプレッシャーがかかってきそうではあります。どんな社会でもそうですが、馴染む人と馴染めない人が出そうですね。