採用活動を有利に進めるうえで効果的な情報発信。そのなかでも、とくにオススメしたいのが「社内インタビュー」です。多くの優良企業も実施しており、その効果のほどがうかがえます。(詳しくはコチラ)
では、実際にどのようにして社内インタビューを行えばいいのでしょうか。こちらの記事では、インタビューのやり方について、具体的な手順や方法をご紹介いたします。
インタビューとは
そもそもインタビューとは、質問者(インタビュイー)が回答者(インタビュアー)に対して質問をし、その回答を得るものです。役割分担がなされている点において、面談や面会と異なります。
通常であれば、インタビュイーは記者やライターがつとめ、インタビュアーは著名人や時の人がつとめます。なかには「書けないけど、話ならできる」という人のために行ったり、カウンセリングを目的に行ったりすることもあります。
一般的なインタビューであれば、雑誌やWeb媒体などに掲載されるため、インタビュー内容を起こしたものに、編集を加えて仕上げます。さらに、編集チェックや校正作業が入ることもあります。
インタビューの流れ
Lego interview / Matt From London
インタビューの流れは、おおむね次のとおりです。
- インタビュー企画立案
- 担当者の人選
- 質問事項・実施日決定
- インタビュー実施
- テープ起こし・編集・校正作業
- 最終確認
- 完成
インタビュー企画立案
何のために、どのようなインタビューをするのか、企画意図も含めて検討します。外部の人材を登用する場合も考慮して、具体的に説明できるようにしておくことが大切です。
担当者の人選
インタビューを受ける人、およびインタビューをする人を選びます。社内インタビューの場合には、スキルや経験、役職などから選ぶのが一般的です。
質問事項・実施日決定
質問事項に加えて、インタビューを実施する日を決定します。外注する場合には、早めにアポイントをとっておくことが大切です。
インタビュー実施
インタビュー当日。音声を録音するので、公共の場はなるべく避け、静かな場所で実施します。会議室や応接室がベストです。写真を撮る場合には、背景にも注意します。
テープ起こし・編集・校正作業
インタビュー後、担当者がテープ起こし、編集、校正作業を行います。利用するシーンを想定して、適切な編集が求められます。
最終確認
関係者が最終確認をします。会社であれば広報および役員が確認する場合もあります。誤字脱字など、校正ミスなども確認しておきます。
完成
上記の工程を経て、完成です。任意の場所に掲載します。
社内インタビューを実施するには
Business Meeting / thetaxhaven
上記のとおり、インタビューにはさまざまな工程があります。また、インタビュー当日だけでなく、質問事項の作成や編集作業など、社内で完結するのは難しい場合も少なくありません。とくに、クオリティを高めたい場合にはなおさらです。
そこで、ある程度の予算を確保できるのであれば、プロのライターに依頼することをオススメします。とくにライターのなかでも、“ビジネス系に強い”ライターを探すべきです。
有名な雑誌で連載しているライターのなかにも、取引先に連れて行けないタイプの人は存在します。いわゆるビジネスに不向きのライターです(優秀かそうではないかは問題でありません)。依頼する際には注意してください。
プロのライターへの依頼方法
Governor is Interviewed by Gus Prager / MDGovpics
プロのライターへ依頼する方法は次のとおりです。
・探し方
現状では、ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトで探すのがもっとも手っ取り早いです。登録から発注までカンタンにできますので、まずは登録だけでもしておくことをオススメします。各サイトとも、マニュアルが完備されているので安心です。
・価格相場
文量にもよりますが、インタビューから記事作成までの価格相場は、3〜5万円ほどになります。なかには安く請け負ってくれる人もいますが、あまりに安価なのは危険です。相場から大きく逸脱しない価格帯で作成するほうが、スムーズに進むかと思います。
・見極めるポイント
ライターを見極めるポイントは、「ポートフォリオ(経歴)」と「返信の早さ」です。とくに社内インタビューを行うのであれば、ビジネス系の記事作成経験は必須となります。あわせて、営業経験などがあれば申し分ありません。写真撮影に対応できるかも確認しておきましょう。
まとめ
社内インタビューは、採用活動の大きな武器になります。新卒の採用はもちろんのこと、通年の採用活動にも利用できることもあり、多くの企業が取り入れています。広告や採用媒体にまかせてしまうのではなく、今年からは、積極的に社内インタビューを敢行してみてはいかがでしょうか。