2016年1月某日。今回は「『お水とり』とやらで本当に開運できるのか?」を企画・調査する。
※「お水とり」とは:指定された神社に行き、そこの水を汲んで飲む開運方法。(詳しくはコチラ)
調査ルートは以下のとおり。
①白子神社 千葉県長生郡白子町関5364
②玉前神社 千葉県長生郡一宮町一宮3048
(後編)
③遠見岬神社 千葉県勝浦市浜勝浦11
④出世観音 千葉県市原市戸面401
⑤久留里神社 千葉県君津市浦田14-1
⑥姉崎神社 千葉県市原市姉崎2278
⑦大宮神社 千葉県市原市五井1597番地
いきなりレンタカーでトラブル発生
当日、予約しておいたニコニコ(であってほしい)レンタカーのある
幕張本郷駅到着。
ところが、用意された車は、
禁煙車で申込をしたはずが喫煙車両だった。ドアを開けるなりものすごい臭気。
店員の木で鼻をくくったような態度の対応に、出だし早々不快感MAXだったが、時間の都合上取り替える手間も面倒で、仕方なく“窓全開+吐き気の込み上げるエアコン温風”という最悪な環境でのスタートとなった。
1泊2日利用で9,240円支払ったわけだが、
結果、今回もニコニコなレンタカーには乗ることができなかった。
いい加減、安かろう、悪かろうを学習すべきか。
他のレンタカー利用を本気で検討することを決意する。
①白子神社
悪臭にもだんだん慣れてきたころ、
ルート設定「①白子神社」到着。
なにか特定の圧力押しつけ系宗教などにすがりつくような活動・嗜好は一切持ちあわせてない(むしろ嫌悪)が、こういう場所に足を踏み込むと厳かな気持ちになるのは日本人特有のものなのか。不思議である。
入り口の手洗いで清め、
日頃の感謝の気持ちを述べる。境内の一角に「御力石」という3つの石が並んでいる。
こころを込めてなでると願いが叶うらしいそうだ。
目のつく場所に、お水とりができるスペースが見当たらなかったのだが、白子神社では、裏口にまわるか、神主さんに直接交渉していただくのかもしれない。
②玉前神社
日暮れが差し迫る中、「②玉前神社」到着。街中にあって入り口が狭いが、境内に10台弱の駐車スペース有り。到着した駐車場目の前に、御神水スペース発見。
まずは、本殿にごあいさつ……ということで、大きな“萱の輪”を通って、本殿へ。いまひとつくぐり方がわからないので、この時は直進してしまったが、後に正しいくぐり方を知ったので改めてご紹介する。
龍の口から流れ出る水で手を清め、
この小さな場所が神様がいる本殿。
帰りに500㎜ペットボトルに蛇口をひねってお水をいただく。飲んでみると、鉄の味が強い。
ラベルは信州安曇野だが、中身は玉前神社御神水。
宿に到着(初日はここまで)
日が完全に落ち、予約していた宿に到着。ところが、ここでも先のレンタカー店員と変わらぬ対応+wifiが使えないという。wifiが使えて当然と思いこんでいた調査員のミスである。宿は、サイトのイメージだけで決めず、事前の下調べが必須だと改めて学習する。
部屋に案内される。窓を開けると、
目の前が海。夜の真っ黒な海は恐怖感を感じるのは調査員だけだろうか。(しかも編集して今気がついたが、しっかりオーブとやらも映っていた)
とりあえず風呂に入る。コーヒー色のような湯で、肌がつるつるしてくる。ようやくホッとひといきつけたと思ったが……
調査員の髪質と合わなかったのか、シャンプーしたはずなのに指通りせずごわごわ、「リンス(コンディショナー)」がシャンプーのように泡立ったのには、使うボトルを間違えたのかと思い、再確認したが、間違いはなく、泡でモコモコする液体を洗い流す。
割と気にしないでいられるタイプだが、数十年生きて来て、シャンプーのように泡立つコンディショナーを使ったのは初めてだ。気になる人は使いきりタイプのシャンプー剤持参をおすすめする。
玄関口の迫力あるリアル鎧。宿の先代さんが骨董が趣味だったそうだ。
はたして、今回の調査は本当に開運とつながるのだろうか。
スマホだけが命綱となった部屋で、波の音だけならまだいいが、奇妙で意味不明な
カツン!
ゴトン!
カサカサ!
ススス……(ひきずるような)
という音で、明け方近くでようやく眠れた身体をひきずって、後半戦に挑むこととなる。乞うご期待。
(後編はコチラ)
日本文芸社
売り上げランキング: 373,896