説明力がアップする6つのフレームワーク｜『頭がよくなる「図解思考」の技術』

図解で説明力アップ！すぐ使える6つのフレームワークと活用例【図解思考の技術】

読書・レビュー

2015.04.232025.07.23

「説明がうまい人」は、たいてい図で伝えるのがうまい人です。

図を描くことで、複雑な情報もパッと直感的に伝えられますし、頭の中の整理にもなります。

本記事では、ビジネス書『頭がよくなる「図解思考」の技術』をもとに、初心者でもすぐ使える図解の6大フレームワークを紹介します。

「図解なんて難しそう…」と思っている方でも大丈夫。シンプルかつ実践的なパターンを知れば、誰でも“図解上手”に近づけます。

図解で使える「6つのフレームワーク」

『頭がよくなる「図解思考」の技術』は図解入門者に対して、その使い方を楽しくやさしく解説しています。以下の6つのフレームワークは、本書P122~133からの抜粋です。詳しくは本書をご覧ください。

別名「ロジックツリー」や「ピラミッドストラクチャー」とも呼ばれます。モレなくダブりなく問題点を把握したり、原因の追及にも役立ちます。『考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則』や『入門　考える技術・書く技術』で紹介されているように、論理的な文章を書くために活用することも可能です。

マトリックス型は「SWOT分析」などで使われる2軸を組み合わせたタイプの図解です。メリット・デメリットを把握したい場合や、個々の商品における優劣を明確にしたい場合に使います。

簡単な作業工程や全体の業務プロセスを可視化するための図がフロー型と呼ばれるものです。マトリックス型と組み合わせることで「バリューチェーン分析」などに応用できます。

サテライト型は、複数の要素からとくに重要な要素を個数を決めてピックアップするときに使える図解テクニックです。多いのは3つや5つなど、奇数でバランスが取りやすい個数ですね。

サテライト型と似ているサイクル型ですが、それぞれの結びつきではなく、とくに循環性や動きを表現したい場合に活用します。フロー型とは違って、一連の動作を繰り返す性質を持っています。「PDCAサイクル」などはまさにサイクル型ですね。

最後はおなじみのグラフ型です。Excelを使用して丁寧に作成する場合もありますが、右肩上がりを表現したい場合や、それぞれの指標の相関を簡単に示す場合にはフリーハンドでも十分効果的です。

図解思考に興味を持った方へ、最後に筆者の視点から「これは役立った！」と感じた3冊をご紹介します。どれも実用的かつ再現性のある内容ばかりなので、図解の引き出しを増やしたい方におすすめです。

「そもそも、なぜ図解なのか？」という本質的な問いに答えてくれる一冊。デザイン初心者でも楽しめる内容で、図解の“考え方”を養ううえで最適です。

プレゼンや営業など、ビジネス現場で「伝える力」を図解でどう高めるか。海外の図解思考が知りたい人にもおすすめです。

とにかく実践的！テンプレート感覚で図解が学べるので、「実際にどう描けばいいか分からない…」という人の最初の一冊にぴったりです。

posted with amazlet at 14.07.20

アンドリュー・J・サター
インデックス・コミュニケーションズ
売り上げランキング: 182,312