「”お願い文章”で相手を意のままに動かそう!」
人生において人にお願いすることはたくさんある。「仕事の依頼」「雑用の指示」「無理な契約の詰め」「就職活動」「プレゼン」「良心や友達へ」etc…
それらのお願いは、自分を有利にするものだ。その成否によって、あなたのその後の展開は大きく変わる。ときには人生を左右することも。
だからこそ、お願い文章をマスターして成功率を高めよう。お願いを成就させるための文章は、ポイントを押さえれば誰にでも書ける。
以下にその秘訣を網羅した。
お願いの成否をギャンブルにしない!
形式的に文章を作成している以上、お願いの成否はギャンブルと同じだ。お願いの内容、相手の機嫌やタイミング、相手との関係などがその成否を左右する。つまり状況によって、相手の返事は「イエス」にもなれば「ノー」にもなる。
- 「明日お伺いしてもよろしいでしょうか?」
- 「システムを今日中に組み上げてくれないか?」
- 「御社に入社させて下さい!」
- 「週末にデートしませんか?」
- 「結婚しよう!」
しかし、”お願い文章”の作り方を知れば、成功確率はグッと上がる。人生をギャンブルの連続にしないために、ぜひマスターしておこう。
お願い文章を書くための5つのポイント
1.言葉をそのまま文書にしない
形式的な文章を使用したり、思ったことをそのまま文章にしていると、その成否は相手次第になる。ストレートに伝えることは時に強力だが、結果はギャンブルと変わらない。
あなたにも、何も考えずにお願いした結果、失敗したことがあるだろう。言葉はそのまま使うのではなく、加工する必要があるのだ。これからは、相手からイエスを貰うための文章は「技術」によるものだと認識し、テクニックを駆使しよう。
そのためには、今までのように、言葉をそのまま文章にしないことが大切だ。
2.相手の気持ちを想像する
お願いを成功させるためには、相手からイエスを得なければならない。相手のイエスは、相手の心情と大きく関係している。
「自分なら、どうお願いされたら了承するだろうか?」 そのように、文章を作成する前に相手の気持ちを想像するクセを付けるのだ。過去、ついつい了承してしまったことがあれば、そのテクニックを真似するのも手だ。
状況は無数にある。 使える技を日々量産させていこう。
3.相手の思考を先回りする
相手が何を望んでいるのか考えてから文章を作成すると、成功率はグッと高まる。
- 「この契約によって御社の業績が◯%upします」
- 「この仕事であなたの知名度はさらに上がります」
- 「購入することで◯◯な未来が待っています」
- 「あなたが好きな◯◯に今度行きませんか?」
書面でもメールでも、相手のメリットをよりわかりやすく伝えることが望ましい。ポイントは『相手の思考を良い方向に変える』こと。
メリットには、相手にお願いをお願いと感じさせない効果がある。また、相手の嫌いなことやマイナス因子を排除する文面も、同様に効果的だ。
4.相手の功績を十分に認める
相手への配慮は当然の礼儀だが、それ以上に「相手の功績を認める」必要がある。とくに正当な評価を受けていない人に対しては効果的だ。誰しも人から認められたいという欲求がある。
- 「あなたにしかできない」
- 「あなたの技術力が必要だ」
- 「あなたはもっと評価されるべきだ」
- 「あなたのやり方は間違っていない」
- 「過去のこういった功績は称賛に値する」
これらの言葉を文章に盛り込めば、お願いは相手のココロに刺さる。相手の自尊心をくすぐりながら、適度に盛り込んでいこう。
5.感謝の気持ちを強調する
形式的な感謝の言葉ではなく、心のこもった感謝の言葉は強力だ。とくに、先に感謝されてしまうと、お願いを断ることは相手にとって心苦しい。
あなたも次の文章を見たことがあるだろう。「いつもキレイに使っていただいてありがとうございます」 。これはコンビニのトイレなどに使われている文面だ。最初に感謝されることで「汚してはいけない」と思ってしまう。
この文例は、通り一遍の感謝ではあるが、それでも効果はてきめんだ。心のこもった感謝なら、効果はどうであろう。その効果の程は想像に難くない。
まとめ
- お願いの成否をギャンブルにしない!
- お願い文章を書くための5つのポイント
- 言葉をそのまま文書にしない
- 相手の気持ちを想像する
- 相手の思考を先回りする
- 相手の功績を十分に認める
- 相手の功績を十分に認める
いかがだろうか。”お願い文章”の書き方は決して難しくない。 相手にフォーカスすることによって、よりその成功率は上がっていく。
お願いの成否をギャンブルにしないためにも、ぜひ参考にしていただきたい。
コジゲン一言メモ
”お願い”と”懇願”は違うよ! 相手にとって価値があるから、喜んで引き受けてもらえるんだ!
参考
オススメ書籍