新卒はベンチャー企業へ行きなさい AI共存時代の「稼ぐ力」の磨き方 (幻冬舎単行本)
現状、優秀な学生の多くが、大企業への就職を希望しているようです。現代のように、若くして起業する人が増えている中でも、状況はあまり変わっていません。
その点、本書『新卒はベンチャー企業へ行きなさい』の著者である清水宏氏は、新卒のうちからベンチャー企業へ行くことを進めています。
では、なぜ新卒のうちからベンチャー企業に就職するのが良いのでしょうか。そして、その背景にはどのような想いがあるのでしょうか。
新卒がベンチャー企業に就職する意義
本書『新卒はベンチャー企業へ行きなさい』で紹介されているのは、時代が大きく変わっていること、そしてベンチャー企業こそ多くのチャンスを含んでいることが主張されています。
たしかに、インターネットの普及により、社会全体のパワーバランスは大きく変わりました。それは日本も例外ではなく、これから先、さらに社会は変遷していきます。
とくに注目すべきなのは、“個々人の働き方”についてです。少子高齢化が進展する社会においては、私たち一人ひとりが、生産性を上げていかなければなりません。
そのために必要なのは、これまでの働き方を抜本的に変え、新しい仕事のあり方を問い続けていくことです。その答えのひとつとして、ベンチャー企業への就職があるのです。
もちろん、ベンチャー企業は万能ではありません。成長性やポテンシャルがあるぶん、不安定な業績や見通せない将来性など、不確定要素も多いのが実情です。
しかし、そういったマイナス面を差し引いても、若いうちにベンチャー企業で仕事をすることは、将来のキャリア形成に大きなプラスの効果をもたらすのです。
たとえば、会社全体を俯瞰できたり(鷹の目)、0を1にする体験やリーンスタートアップについても実体験をもとに学ぶことができたりなど、さまざまな利点があります。
本書『新卒はベンチャー企業へ行きなさい』では、そういったベンチャー企業で働く意義が数多く紹介されています。
これから就職する方、あるいは現状に不満がある方はぜひ、一読してみてはいかがでしょうか?