今月からはじまった新企画【「ミスターXが行く!」取材シリーズ】。
記念すべき第一回は、当サイトにふさわしいテーマの「フリーランス交流会」。
場所は都内の「人形町駅周辺」です。
一体、どんな内容だったのでしょうか。
(取材担当のミスターXは男女混合の取材チームです。編集・山中)
交流会とは名ばかりのマンツーマン
会場の「カフェ・ド・クリエ」までは、人形町駅から徒歩10秒。アクセスらくらく。
開始5分前に会場に到着。まずはカフェ・ド・クリエの写真撮影。客はまばらだったそう。
電話するように言われていたので、主催者に電話。二階にいたようなので、電話で「降りてくる」と言われ、しばし待つ。
当初、5~6人ぐらいでわいわい語り合うのかと思ったけど、実際には、なんと、主催者(おじさん)とのマンツーマンだった。これはツライ……(汗)
怪しさMAXの経歴
主催者の方は、もともとアパレルに勤めていたとのこと。ただ、仕事をがんばればがんばるほど家族との時間は減り、健康も害するようになってしまったそうだ。
そこで考えたのが「収入の質を変える」というもの。抽象的な表現だが、つまりは不動産とかセミナービジネスといった、「雇われないで稼ぐ」こと。
見たところ、50代後半の男性。アパレル出身ということで、見た目は小奇麗。中肉中背。
ただ、経歴を聞いているかぎり、怪しさMAXです……。
人をオトす3つのテクニック その裏側を大胆予想
しばらく話を聞いていると、交流会とは名ばかりに、内容はいわゆるコンサルティングだったようです。手順は以下のとおり。
1.ノートに名前を書かされる
これはおそらく、「相手が素直な人かどうかをみるもの」だと思われます。つまり、騙しやすいかそうでないかを判断するテクニック。
「名前を書くか書かないか」「字は丁寧か汚いか」「右利きか左利きか」などから、相手の情報を収集して、その後のトークに生かすのでしょう。
2.お互いの自己紹介
自分の自己紹介は、あくまでも「権威づけ」。こんなに稼いだ、こんなにスゴいことをした、こんな有名人と知り合いだ。そうやって、いかに自分が権威なのかをアピールするテクニック。
もちろん、こちらの情報を収集するのは、営業トークやクロージングへの布石です。
3.収入は三つに分散するべし(①本業 ②不労所得 ③投資収入)
よくある話。ロバートキヨサキの『金持ち父さん貧乏父さん』 やその他の読書の話も再三、されたそう。あとは高所得者の集まりに参加すべき、だとか。
これのどこが「フリーランス交流会」なのか。。情報商材を売りつけられなかっただけ、まだマシでしょうけど。
最終的にはトークも高圧的になり「あなたは自分で選択してここに来たのです!」と言われたそうです。やれやれ。
あとに残ったいくつかの謎を検証する
取材を担当したミスターXは、レポートに次のような疑問をあげていました。その答えについて、仮説をたてて検証してみましょう。
・なぜ最初に名前を書かされたのか?
→上記のとおり。相手のことを探るテクニック。
・なぜ名刺をくれなかったのか?
→単純に忘れたのかもしれないが、勘ぐれば「目の逃げ場をなくす」テクニックだったのかもしれない。会話中、ずっと目を見てきたそうなので、名刺などの目の逃げ場をなくしていたと予想できる。
・なぜプレゼン資料がなかったのか?
→名刺と同様。プレゼン資料ではなく、こちらの目を見てもらうことで洗脳しやすくしたのでは。
・なぜクロージングされなかったのか?
→今回、取材を担当したミスターXは、少し勝ち気の人。だからこそ、あえてクロージングせずに、そのまま帰したのではないかと思われる。
所感
「ロバートキヨサキ『金持ち父さん貧乏父さん』」「読書をしろ」「①本業②不労所得③投資収入」などは、いわゆるそっち系の人が好きな話ですよね。ボクが行かなくて良かった……。
最後にひとこと。フリーランスなめんじゃねぇ!!(金太郎風に)