イケダハヤト氏が著した『武器としての書く技術―30万人に届けて月50万円稼ぐ!新しい(秘)文章術 』を読んだ。 あなたは、イケダハヤト氏をご存知だろうか? 彼は若干26歳のプロブロガーだ。
その他にも、ジャーナリストやコンサルタントという肩書きももつ。 何冊か本も出版されているみたいだが、一番新しいのがこの『武器としての書く技術―30万人に届けて月50万円稼ぐ!新しい(秘)文章術 』だ。
さすがはプロブロガー。素直に、示唆に富んだ内容だったと思う。 実際にこれからの世の中を文章で戦っていくために使える技術は、別途まとめるとして、とくに感銘をうけたこと。 まさに、この本から得た”たったひとつの武器”。 それは「遠慮しない」ということだ。
武器とは何か?
そもそも、武器とは何か? それは戦うための道具だ。 私たちが今生活しているところは戦場ではないから、剣や槍、銃をもっても仕方がない。 むしろ法治国家においては犯罪者扱いされかねない。
だから、現代の日本において武器というのは「稼ぐための術」と言い換えていいだろう。 そして著者は、書く技術の中に、それを見出そうと言っているのだ。 「剣を捨ててペンをとれ」 端的に言うと、そういうことだ。
遠慮していては勝てない
会社勤めしている方は、あまりピンとこないかもしれないが、文章力はそれだけで武器となる。 私も若輩ながら文章で生きている人間として、そのことを強く実感する。 なぜ文章力が武器となるのかについては、こちらに記事があるので参考にしてほしい。
そして、ここからが本題。 今回、この本から私が学んだことは「遠慮しない」ということ。 単純にこう考えてもいい。 「誰が媚びたり、へつらったり、圧力に屈している文章を読みたいと思うだろうか?」ということだ。 無意味に気を使っている文章、怖気づいている文章も同様である。
人は、通り一遍の文章など求めていない。 ・心に刺さる言葉 ・斬新な発想 ・どこよりも新しい情報 ・胸に響く文章 ・脳を揺さぶる着想 を求めている。 それは遠慮していては到底書けない文章だ。
覚悟を決めること
あなたが「影響力がある」と思うのは、どんな人だろうか? 鳥合し、他人と同じ事をして、同じ事を言い、同じ文章を書く人だろうか。 違うだろう。
影響力があるのは、ときに嫌われ、ときに敵を増やし、ときに反発されながらも、実直なメッセージを発信する人だ。 政治家では維新の橋本代表、実業家のホリエモン、スポーツ選手では本田、タレントではビートたけしなどなど。
彼らは誰かに媚びているだろうか? 武器としての文章力を身に付けたいのなら、遠慮してはいけない。 媚びて、気を使って、誰にも読まれない文章に、価値はないのだ。
KADOKAWA
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