なぜあなたの書評はつまらないのか?

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人を動かす文章術  なぜあなたの書評はつまらないのでしょうか。答えは簡単です。それは、「面白い書評を書くために本を読んでいない」から。

誰も教えてくれない人を動かす文章術 

 自分で食べるだけなら、インスタントラーメンでも良いでしょう。でも、お客さんに提供するならそうはいきません。とくに、せわしないネットユーザーに提供する文章ならなおさらです。マスターベーションは読者を満足させないのです。


1.「凡庸さは恥である」

文章においては、凡庸さは恥です。結果としての凡庸さはある程度しかたがないとしても、せめて「凡庸さは恥」だということを肝に銘じておきたい。(齋藤,2010:184)

 かなり辛辣な言葉です。「私の凡庸さは恥だったのか」と、卒倒してしまう方もいるかもしれません。でもご安心を。「文章においては」というまくら言葉があります。

 では、もしあなたがライターだったら。つまり、文章をご飯を食べている方だったら。卒倒しましょう。いえ、あるいは奮起しても構いません。とにかく、何かを変えなければならないでしょう。

 ポテトチップスだって、ウーロン茶だって、レトルトカレーだって、インスタントラーメンだって……。みんな差別化しています。文章家も、売る媒体が減っていると嘆く前に、差別化しましょう。

 凡庸さが恥だってことを肝に銘じておけば、それほど難しいことではないはずです。

2.アウトプット優先の読書を

アウトプット優先でなければ、インプットも濃厚になりません。[……]そもそも私は、読書を「縁」だと思っています。「縁」という考え方で読書をすると、読むことと書くことの距離がぐーんと縮まるのです。(齋藤,2010:194ff.)

 ことあなたの書評に問題がある(つまり“つまらない”)のであれば、本の読み方のせいにしてしまいましょう。場合によっては著者のせいにしてもいい。

 「つまらない書評しか書けない本なんか出しやがって!」 ひとしきり悪態をついたところで、本棚から別の本を出しましょう。もちろん、買いに行っても良い。Amazon ならワンクリックです。

 さて、気を取り直して、今までとは違った本の選び方、つまりは「縁」を感じる本を選びましょう。もちろん、面白い書評を書く前提で選ぶのです。

 「この件については、ちょっと言いたいことがあるぜ!」 そんな感じでOKです。もうその本とも、その著者とも他人ではありません。共感にしろ批判にしろ、そこにはすでに「縁」があるのですから。

3.「つまらないオリジナル」より「述べて作らず」

かつで孔子は、「述べて作らず」、つまり「自分は創作はしない」という言葉を残しました。孔子は、自分自身の感覚とは九割以上が過去のものの継承なんだ、ということを知っていたのです。(齋藤,2010:33)

 他人と同じ意見、あるいは同じ視点から書かれた文章はつまらない。烏合している人が注目されないのはそういった理由からです。

 ただ、まったくのオリジナルな文章を書こうと思えば、それは難しい。「完全なオリジナルの文章が書けた!」と思ったら、すでに誰かが発表していた、というのが普通です。

 だったら、無理に創作しようとするのをやめましょう。パッチワークのように、過去の偉人たちが残した文章を切り貼りして、もっともらしい文章にすれば良いのです。

 そのうちに、「あれ? この人とこの人の意見を組み合わせると、まったく新しい理論になる」ということがあるかもしれません。そこにあなたの意見を合わせると……。

「読書エッセイ」を書こう!

 「引用だけではつまらない!」「剽窃まがいは嫌いだ!」 そう思う方は、「読書エッセイ」に挑戦してみてください。読書エッセイの書き方は次のとおりです。

【読書エッセイの書き方】

  1. 読書をしながらネタ出し(ふせんやペンでマーキング)
  2. グループ分け(ネタを3つくらいのグループに分ける)
  3. ゴールを決める(最後の文章を考える)
  4. タイトルを決める(つかみが大事、疑問文のかたちで)
  5. 通過地点を設定する(①「えー!」②「へぇ」③「ほぅ」)
  6. 書く作業へ

(齋藤,2010:41)

 あとは、いかに“自分らしい”文章が書けるかの勝負です。読書で得たものと、自分がもっているものを合わせれば、必ずオリジナルの読書エッセイが書けるようになるでしょう。

誰も教えてくれない人を動かす文章術 (講談社現代新書)

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