起業とはなにか|起業を知るためのオススメ本厳選15冊

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「起業」「独立」「開業」。「自分で事業をはじめること」を表す言葉はいろいろとあります。ただ、それぞれの違いについてはあまり言及されていません。たとえば、「ベンチャー」と「スタートアップ」は何がどう違うのでしょうか。実は、微妙に違うのです。

本記事では、大きいくくりとしての起業について知るための基礎知識と、さらに深く知るためのオススメ本について紹介しています。

起業とは

そもそも起業とは、「あたらしく事業を起こすこと」です。その意味で、独立も開業も変わりません。ただ、上場するまでに成長する企業もあれば、家族経営の企業もあり、店舗を運営している事業者もいれば、フリーランスで活躍している人もいます。

つまり、それぞれ違いがあるのです。ここでは、言葉の意味を整理するために、起業、独立、開業について分類してみましょう。(ただし、厳密な言葉の定義ではなく、あくまでも巷で使われている言葉のイメージごとに区分けしています。)

起業の種類とそれぞれの性質

起業、独立、開業を言葉の意味ごとに分類すると、次のようになります。まず、起業は大きく「ミドル・ビッグビジネス」「スモールビジネス」に分かれます。

ミドル・ビッグビジネス

ミドル・ビッグビジネスとは、いわゆる法人格としての営利企業をつくり、運営することです。法人の種類には、「株式会社」「合同会社」「合名会社」「合資会社」などがあります。ミドル・ビッグビジネスでもっともポピュラーなのは株式会社です。

かつては「有限会社」というくくりもありました。しかし、2006年の会社法施行以降は新設付加となっています。当時、株式会社を設立するには1,000万円以上の資本金が必要であったために(現在では1円以上)、有限会社という形態が多くの企業で採用されていたのです。

いわゆる起業と言った場合、多くのシーンでは、このミドル・ビッグビジネスのことを指します。とくに「ベンチャー企業」とは新しくできた小さな企業の総称(いわゆる中小企業)で、「スタートアップ」とはこれまでに無いイノベーションを目指す企業のことです。

具体的に言うと、「イノベーション」「急成長」「短期でのEXIT(エクジット)」を実現しようとするミドル・ビッグビジネスタイプの起業がスタートアップです。短期的な勢いはありますが、中長期的な持久力に乏しいのが特徴です。

ベンチャー企業の多くが、継続して会社を経営する「オーナー経営」を実施しているのに対し、スタートアップは「IPO(Initial Public Offering:新規上場)」「事業売却」を目指します。いわゆる「EXIT(エクジット)」です。

そのため、成功すれば巨額を手にすることもできますし、経営者としての地位を他の人に譲れば、次のスタートアップをあらたに始めることもできます。このような生態系のなかで生まれたのが「連続起業家(シリアルアントレプレナー)」です。

スモールビジネス

次に、スモールビジネスついてみていきましょう。スモールビジネスとは、個人や少数で事業を行う形態のことです。基本的には法人格を得ないまま、あるいは法人格を得ていたとして正社員を雇わないなど、規模が小さいという特徴があります。

いわゆる「フリーランス」「個人事業主」「ひとり社長」は、こちらに分類されます。フリーランスのライターやデザイナー、SEはもちろんのこと、個人経営の弁護士や司法書士などの士業、変わったところで言えばスポーツ選手もこちらに該当します。

ちなみに、スポーツ選手のような高額所得者は、個人事業主ではなく個人会社を設立していることが多いようです。理由は税金。個人の所得税は課税所得金額が4,000万円を超えると45%にもなるため、法人税の方が安上がりになるのですね(その他、経費計上などのうまみも)。

さて、起業と同義で扱われている「独立」や「開業」という言葉の定義ですが、どうやらスモールビジネスを指していることが多いと考えられます。とくに「フリーランスになるのが“独立”」「お店を開くのが“開業”」、といったイメージになります。

それぞれの違い

では、ミドル・ビッグビジネスとスモールビジネスの違いはどこにあるのでしょうか。それは、「利害関係者(ステークホルダー)の有無(あるいは多寡)」に尽きます。

たとえば、個人投資家やVC(venture capital)などの株主、借入れ先としての金融機関、働き手としての従業員(とくに正社員)などのステークホルダーと密接な関係にあるのは、ミドル・ビッグビジネスの方です。

もちろん、なかにはどこからも借入れをしない無借金経営の企業もあります。ただ、そのようなタイプは特殊です。なぜなら、所有と経営の分離を実践できる株式会社という形態は、法人と個人のリスクがある程度は分断されているため、資金調達をしてレバレッジをかけるのが普通だからです。

レバレッジとは、資金や人材を糧にした「規模の拡大」「営業力・集客力の増強」「影響力・認知度の最大化」などですね。つまり、他人の資本(ヒト・モノ・カネ・情報)を借りて、自らのビジネスを成長させ、企業の価値を高めるということです。

ステークホルダーの有無がもたらすもの

そもそも、なぜステークホルダーは企業に協力するのでしょうか。答えはカンタンです。「そこにメリットがあるから」に他なりません。投資家であればIPOによるキャピタルゲイン、金融機であれば利息、従業員であれば雇用や給料、やりがいなどです。

一方でスモールビジネスの場合、規模や業務の内容から考えても、直接的な利益を享受できるのは事業者本人のみとなります。そのため、基本的にはステークホルダーを必要としません。使用したとしても小規模なものがほとんどです。

いずれにしても、起業がビジネスである以上、そこに「利益」と「その利益を享受する人」が存在していることは間違いありません。だからこそ、利益が発生しない起業は、ビジネスにはなり得ないのです。そのうえで、規模や目指す方向性によって分類されているのが実情です。

ミドル・ビッグビジネスを理解するためのオススメ本

起業のなかでも、とくに「ミドル・ビッグビジネス」をより深く理解するためのオススメ本は、次のとおりです。

起業ナビゲーター
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菅野 健一 淵邊 善彦
東洋経済新報社
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起業家とつくった 起業の教科書
トーマツ ベンチャーサポート
日経BP社
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スタートアップ・バイブル シリコンバレー流・ベンチャー企業のつくりかた
アニス・ウッザマン
講談社
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起業のファイナンス 増補改訂版 ベンチャーにとって一番大切なこと
磯崎 哲也
日本実業出版社
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ベンチャー企業の法務AtoZ
中央経済社
売り上げランキング: 23,458

とくに、ミドル・ビッグビジネスに関しては、体系的に学べる書籍がオススメです。その点、上記で紹介しているものは、総論から各論まで、網羅的に知ることができます

スモールビジネスを理解するためのオススメ本

起業のなかでも、とくに「スモールビジネス」をより深く理解するためのオススメ本は、次のとおりです。

1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法
飛鳥新社 (2014-01-17)
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はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術
マイケル・E. ガーバー
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ひとり社長の経理の基本
井ノ上 陽一
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起業家のように考える。―ゼロからはじめるビジネス成功の方程式
田原 総一朗
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スモールビジネスの場合は、方法論の理解もさることながら「マインド」が大事です。ですので、自らを鼓舞し、行動をうながす上記の書籍がオススメです。

すべての起業家にオススメの本

最後に、すべての起業家にオススメの本を紹介します。

マキアヴェッリ語録 (新潮文庫)
塩野 七生
新潮社
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人を動かす 完全版
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D・カーネギー
新潮社
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[新装版] 企業参謀 戦略的思考とは何か
プレジデント社 (2013-02-04)
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確率思考の戦略論  USJでも実証された数学マーケティングの力
森岡 毅 今西 聖貴
KADOKAWA/角川書店 (2016-06-02)
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何でも見てやろう (講談社文庫)
小田 実
講談社
売り上げランキング: 7,504

人、数字、モラル、多様性、そして教養。起業家には幅広い知見が求められます。

まとめ

起業にはビジョンが必要です。とくに、掲げるべきビジョンのもとになる原体験は、辛く苦しい起業家人生を乗り越えるための、心強い武器になります。ただし、ビジョンだけでは起業を成功させることはできません。情熱とともに知識もまた必要なのです

失敗してから再起するのもひとつの方法ですが、場合によっては、再起不能に陥ってしまうこともあります。できることなら、あらかじめ落とし穴の場所を把握しておき、かしこく失敗する方がいいと思います。マキアヴェリの言葉にも次のようなものがあります。

天国へ行くのに最も有効な方法は、地獄へ行く道を熟知することである。

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