いつでも結果を出せる人というのは、必ず自分なりの「パターン」をもっているものだ。 そのパターンを日々踏襲することで、連続して結果を出し続けている。
分かりやすい例で言えば、イチローだろう。 彼は、起きてから寝るまでのパターンを習慣化している。 だからこそ、継続して結果を出し続けることができるのだ。
例えば、一般的な社会人では、どのようなパターンを作ると良いのだろうか。 「要領がいい」と言われる人の、仕事と勉強を両立させる時間術には、次のようなポイントが掲載されている。
目次
時間に対するコスト意識
「時は金なり」という言葉があるが、時間に対するコスト意識というのは、まさにそれを表している。 つまりは、時間は金のように、いや、金以上に大切に扱うべきということだ。
なにせ、時間は、一度失ってしまったら取り戻すことができない。 「ちょっと今日だけ」 「たまには少しだけ」 といった甘えの積み重ねが、大きな損失となってしまうのだ。
金は大切にしても、時間を浪費してしまっている人は、ぜひ注意されたし。 どれくらい残っているか分からないだけに、危機感を持とう。
一日のパターンを作る
冒頭の話でも出てきた「パターン」のことだ。 自分が一番パフォーマンスを発揮できるパターンを持っていれば、あとはそれを実行すれば良い。
もちろん、適時、微調整は加えていくべきだろう。 続けていくうちに、どうも調子が悪いと感じれば、修正すればよいのだ。 ただし、大きな改変はなるべくすべきではない。
パターンの中には、最初のうちは苦痛を伴うものもあるだろう。 だからこそ、耐えなくてはならないし、耐えることで結果が生まれることもあるのだ。ローマは一日にして成らずという諺の通り、パターンを確立していこう。
「面倒くさい」を我慢する
誰しも「面倒くさい」と思うことがあるはずだ。 私など、毎日何回も思う。
しかし、その面倒くさいの先には、自分にとって重要な結果をもたらしてくれる何かがあることが多い。 だからこそ、この「面倒くさい」を我慢する必要があるのだ。
手順はこうだ。
- 「面倒くさい」と言いそうになったら…
- グッと我慢して、一呼吸
- 姿勢を正し、気合を入れる
今すぐできるだろう。
嫌なことほど習慣化
面倒くさいに似ているが、嫌なことほど習慣化することも大切だ。私たちは、ついつい、嫌なことから逃げようとしてしまう。
ただ、どんなに嫌なことでも、習慣化してしまえば気にならなくなる。 私も昔タバコを吸っていて、止めるのに大変苦労したが、止めてしまえばなんてことはない。
結局は、習慣化して、耐えればよいのだ。 その後、得られる心地よさのほうが、何倍も大きい。
目的と期限
何かを始めようと思った時に、そこに「目的」と「期限」の設定がなければ、なかなか長続きしない。目的とは、やる気や集中力を与えてくれるエネルギー源だ。 そして期限には、締め切り効果がある。
なぜか、何をやっても三日坊主になってしまう人は、この目的と期限に着目してみよう。自分がなぜ、それを始めようと思ったのか。 期限までに目標を達成するには、今日、何をしなければいけないのか。明日は。
そうやって、やるべきことを明確にしていこう。
効率→やる気・集中力→欲・危機感
結果を残すためには、効率を上げなくてはならない。 そして、効率を上げるためには、やる気や集中力を向上させなくてはならない。そのやる気や集中力の源となるのが、「欲」と「危機感」だ。
どうしても、叶えたい目標がある。 どうしても、手に入れたいものがある。 もし、その目標を叶えることができたら、自分はどんな気持になるだろうか。
自分が考えうる、最悪の出来事とはなんだろうか。 もしこのままの自分だったら、将来どのようになるだろうか。 そして、そうなってしまった場合、自分はどんな気持になるだろうか。
欲と危機感を上手に活用して、やる気と集中力を向上させ、効率を上げよう。
まとめ
その他にも
- 想像力の大切さ
- 飲む食うでストレス解消しない
- 情報収集しすぎない
- 日々の反省
など、結果を出すための重要なポイントが多数掲載されている。 気になる方は、ぜひ本書を手にとってもらいたい。