- なんとなくプログラミンは使えそうな気がする!
- これから身につけるスキルはプログラミングがいいのかな……
- で、結局プログラミングってなんなの?
そんな方にオススメの書籍が『教養としてのプログラミング講座 (中公新書ラクレ)』だ。
プログラミングは楽しい
本書は主に、プログラミングに接したことのない文系読者のための本である。しかし、その内容はプログラミングの世界にガッツリ使っている理系プログラマーでも楽しめるから不思議だ。
特徴的なのは、プログラミングについて「実際のプログラミングを例に挙げずに」説明しているところになる。なんとも禅問答のような話だが、つまりはプログラミングを「体系的に分解して分かりやすく説明した」内容となっているのだ。
私が本書を読んで端的に思ったことは
「プログラミングって面白そう!」
である。
オススメポイント
1.プログラミングが理解できる
実は私も、何度もプログラミングの勉強をして、その度に挫折している。しかし、この本を読んでプログラミングが体系的に理解できた。プログラマーについての理解も深まったと思う。他人を理解するには、その人が携わっているものについて知ることだ。
2.新しい思考法が手に入る
プログラミングはとても論理的な思考のもとに行われている。最小の手間で正確な仕事を行いたいと思っている方は、ぜひプログラミングの考え方について学んでほしい。頭の中でプログラムしながら文章を書いたり話したりすれば、より伝わるようになるだろう。
3.筆者が目指しているのは「誰にでもできるプログラミング」
著者の経歴は以下のとおりだ。
清水 亮
株式会社ユビキタスエンターテインメント代表取締役社長兼CEO。1976年新潟県生まれ。高校在学中には雑誌でプログラミングについての連載ページを持つ。電気通信大学在学中、米Microsoft Corpにて家庭用ゲーム機開発や技術動向の研究・教育に携わった。文部科学省の委託事業などを経た後、98年にドワンゴ入社。エグゼクティブゲームディレクターとして携帯電話事業を立ち上げ、2002年に退社。CEDEC(ゲーム開発者向け技術交流会)設立などにかかわり、03年より現職。
4.もうプログラミングは恐くない!
分からないままプログラミングを敬遠していたあなたも、本書読了後は、無意味に恐れる必要はなくなる。むしろ、プログラミングの世界をもっと知りたいと思うことだろう。
今こそプログラミングを学ぼう!
Chapter4で紹介されている『MOON Block』は、直感的にプログラミングを体験するツールとして最適である。ゲーム感覚で体験できるので、楽しみながら理解を深めることができるだろう。
プログラミングを将来の小学校教育に取り入れようとする動きもある。海外でも、子供にプログラミングを学ばせる傾向は顕著だ。今のうちに学んでおいて損はない。
まとめ
本書を読めば
- プログラミングが理解できる!
- プログラミングは楽しいものだと分かる!
- コンピュータの歴史が学べる!
- ちょっとした小ネタで世間話が盛りあがる!
お付き合いありがとうございました。多謝。
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